自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

アゲハの卵と寄生バチ“キイロタマゴバチ”

2019-05-31 | アゲハ(ナミアゲハ)

アゲハの卵を観察していると,ときに異変を目にすることがあります。真っ黒になったまま孵化を迎えない例,変色したまま孵化しない例,幼虫の姿が見えているのに孵化しないままに終わる例,小さな穴が開いて何者かが出て行ったような例,こじ開けたような穴の開いた例,などが挙げられます。

これは無残な姿です。

 

 

内部奥に黄色い殻のようなものが見えます。何者かがかかわったはずです。

 

外敵や病気も含め,卵に降りかかった災難はたくさんあるでしょう。卵の段階でも,いのちが奪われる例はかなりの率で発生しているにちがいありません。そんな中から,本記事では初めて撮影に成功した例をご紹介しましょう。

卵の中に,細長いボール状のものが数個見られます。幼虫なのかもしれません。いかにもハチに寄生されている感じです。

 

 

数日後。まん丸い穴が一つ開いていました。そして,褐色の液体はわずかに付着。

 

しばらく見ていると,中でしきりに動き回るものが確認できました。穴のところにやって来ると,はっきり。しかし,この時点では正体はまったくわかりません。

 

これが間もなく出て来ました。正体はキイロタマゴバチでした。その様子は次回記事にします。

 

 


長崎の旅(3)~ハウステンボスの午後~

2019-05-31 | 旅行

二日目の,もう一つの目玉はハウステンボス。こうしたテーマ・パークにはとくべつな関心はありませんが,わたしの周りの人,とくに子どもたちは関心があるようです。修学旅行で行くという話題も耳にします。「だったら,どんなところなのか,しっかり見て来よう」。そんな感じでこのときを迎えました。

 

高さ105mのシンボルタワー(ドムトールン)。地上80mに展望室があって,夜行くことに。

 

まずは運河を運行する船に乗って水上から風景を眺めました。そのあと,ローズガーデンへ。

 

そして,ハウステンボス歌劇を観劇。歌劇のローカル版とはいえ,出演者のエネルギーがひしひしと伝わって来ました。それが終わると,通りを歩いてヨーロッパの雰囲気を匂いました。

 

 

どこからでもタワーが見えます。

 

 

こんなふうに石畳の道で散策をたのしみました。

 


長崎の旅(2)~九十九島~

2019-05-30 | 旅行

二日目は佐世保。旅の目玉の一つが,この日の九十九島クルージング。修学旅行では遠くの弓張岳から遠望したのでしたが,今回は島巡り。「小さな島が点在して,みごとな風景!」と感じた記憶がよみがえります。

穏やかな海面のあちこちに浮かぶ島。海と空と島々が醸し出す雰囲気は,なかなかすてき。

 

いくら小さくてもりっぱな島。島の数は208とのこと。

 

穏やかな海面を船は進みます。 

 

 

入江に入って,Uターン。この操船技術がクルージングの山場とか。

 

 

島は砂岩からできています。色も,浸食の表情も,まさに砂岩のそれ。でも,船内の案内放送では地質につながる解説はありませんでした。惜しい,惜しい。一緒に行った知人曰く「どんなふうにしてこの地形ができたんだろう」。 

 

 

50分のクルージングでした。目には見応えのあるひとときでした。 

 


チューリップの採種,再チャレンジ(またまたまた)

2019-05-30 | 植物

熟して来た実を収穫。まずは三つです。

 

茎を引っ張ると,まったく力がいらずスポッと抜けました。

 

充実度はわかりません。

詰まっている種子の数を数えたいのですが,時間がなくてそこまでは至らず。いずれ数えようと思っています。

 

 

まだ膨らんでいる実が七つあります。収穫はまだまだ。

 


’19 ジャガイモ採種に向けて(6)~花をめぐる虫たちの物語①~

2019-05-29 | ジャガイモ

ホッカイコガネの花で見かけた虫の第一号はハナグモ。下写真がそれです。花の下方に実が薄っすらと写っています。

 

このハナグモはなにか昆虫を捕えています。

 

小さなカメムシのように見えます。

 

別の花にもハナグモがいました。葯に小さな昆虫がいます。

 

「はりまる」の花で見かけたのはハナバエ。ここにいるのはやはり花に関係があるからでしょう。

 


長崎の旅(1)~博多から祐徳稲荷神社まで~

2019-05-29 | 旅行

修学旅行以来の北九州の旅。ずいぶん年月が経ちました。当時の記憶は,鮮やかでなくてもそれ相当に脳裏に刻まれ続けています。あれこれ思い出しながら,旅をたのしみました。

新幹線「のぞみ」で博多駅へ。到着してバスに乗車。晴れた真夏日でしたが,もやが薄っすらとかかったような妙な空模様でした。車中から見える太陽の周りには暈が見えました。

 

 

高速道のサービスエリアで撮ったのが下写真です。

 

車窓の両側には麦畑が広がっていました。麦はコムギ・オオムギです。

 

最初に訪れたのは佐賀県にある祐徳稲荷神社。ここは日本三大稲荷の一つとのこと。奥の院まで足を延ばしました。一気に登ったので汗ブルブル。そこからは諫早湾が遠望できました。

 

建物の基礎に使われていた石が目にとまりました。もしかするとサヌカイトではないかと思い写真に。安山岩質であることはまちがいないでしょう。

 

参拝後は,近くの酒蔵へ。これで一日目が終了。 

 


チューリップの採種,再チャレンジ(またまた)

2019-05-28 | 植物

結実した実の今を書いておきます。

まず,実より下の方がすっかり枯れたものです。実だけが緑。茎が折れ曲がり,実が垂れ下がっています。

 

一つの実は,果皮が縦方向に裂けています。種子が膨らんだ結果です。小さな実なので,種子の充実度はわかりません。

 

次は,全体が緑で,まだ実が膨らみつつあるものです。葉で養分をつくって,実を充実させようとしているのです。結実に至らなかったものと比べると,段違いの差です。

 

さて,再チャレンジという点で成果につながればよいのですが。

 


正体不明,カラムシの産付卵

2019-05-27 | 昆虫

アカタテハの卵を探しているときのこと。探し求めている卵が産付された葉に,妙な卵が一つ。

ルーペで確認すると,確かに卵です。写真に撮ると,透明感のある,見たことのない卵です。直径0.5mm。表面の凸凹模様がユニークです。突起が見えます。

 

外観から見る限り,産付されて間がない様子。

 

真上から見た卵です。周辺を見ると,確かに突起があります。

 

たぶん,なにかのガが産み付けたものでしょう。観察するには値打ちがあります。正体を突きとめようと思っています。

 


ヤマトシジミ,葉表の産付卵(3)

2019-05-27 | ヤマトシジミ

もう一つの卵の変化を気にしていると,同じ日に孵化しました。

頭部が薄っすら見えます。

 

蓋に穴を開け始めました。

 

休まずに蓋をくり抜いていきます。

 

頭を上げ,出始めました。葉のちょうど裏側にも卵が産み付けられています。

 

からだを起こして出て来ます。単側眼がくっきり。

 

無事誕生!

 

葉表の卵はやはり観察しよいですね。ラッキーな撮影になりました。

 


ブタナとアゲハ

2019-05-26 | 昆虫と花

ブタナの花にとまっていたのはアゲハ。もっと近くだとよかったのに。それでも,口吻が伸びているのがわかります。

 

 

別の花に移りましたが,やっぱり向こうの方の花にとまりました。

 

 

近づいて来るとよいのになあと思っていたら,パッと舞い上がって向こうに行ってしまいました。