自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

'22秋 虫の目レンズは友 ~コバネイナゴ(続) ~

2022-10-31 | 昆虫

我が家の畑にて。

国道沿いにこの畑はあります。国道と田に挟まれているので,適当に草が生えます。というか,放っておけばどっさり草が茂ります。そんな場所なので,イナゴがかなり生息しています。

このコバネイナゴは葉ボタンの葉でじっとしていました。

 

日が西に傾いたときでした。撮っているときに,イナゴは向きを変えました。

 

畑にはクラカケマメを栽培しています。イナゴは昔からマメと組になった印象がわたしにはあります。

 

イナゴの季節が間もなく終わります。静かに,静かに。

 

 


'22秋 虫の目レンズは友 ~コカマキリ(また)~

2022-10-31 | 昆虫

このコカマキリがアゲハの庭園にフジバカマに居着いてから,もう3週間は経ちます。度々撮影してきましたが,一向に迷惑がる様子はなし。ありがたいばかり。

これまで捕食行動を見かけたのは二度。一回はヤマトシジミを食べていました。もう一回キンケハラナガツチバチを勇敢にも襲おうとして,さっと前脚を伸ばしたのでした。そのときは狩りに失敗。

 

じっと獲物を待つのは辛抱のいる話です。移動もせずに待つのは実際辛抱を必要とするでしょう。我慢,我慢ですから。

 

カマキリはかなりの期間餌を口にしなくても,耐えられるからだのようです。

 

わたし,このコカマキリとすっかりなかよしになった気持ちでいます。

 


'22秋 虫の目レンズは友 ~アキアカネ ~

2022-10-30 | 昆虫

アゲハの庭園にて。

アキアカネが獲物を狙っていました。ナツアカネと同じように,盛んに発着を繰り返しています。

 

わたしが見ている限りでは,狩りに成功しませんでした。

 

空も庭も,そしてここを訪れる昆虫も,すっかり秋色です。

 

秋の色合いはゆたかです。そしてその色がなんとも静かです。落ち着いた趣きがこころを和ませてくれます。

 


"魚露目"で見たナツアカネ

2022-10-30 | 昆虫

H公園にて。

いくぶん肌寒くて,晴れ渡った午後。トンボを撮りに出かけました。ナツアカネがちらほら。

 

なにを思ったか,わたしの右腕ジャンパーにとまりました。大慌てで左手でその瞬間を撮りました。

 

ロープに数匹がとまっていました。後ろから撮るのは比較的容易なのですが,前からはかなりたいへん。

 

コーンポストの先にとまっていました。

 

倍率を上げて撮りました。

 

杭にもとまっていました。

 

トンボを至近距離から撮るのは確かにたいへんなのですが,チャンスをものにできれば撮れます。ただ,そのための試行錯誤を覚悟のうえで根気よくトンボを追うことです。トンボは元の位置に戻ることが多いのでじっと,そしてじっくり構えることがたいせつです。

 


'22秋 虫の目レンズは友 ~オオカマキリ(続)~

2022-10-29 | 昆虫

草地を歩いていると,オオカマキリがひょくり登場。カマキリはわたしの出現に驚いたでしょう。

 

傾きかけた陽を浴びて,鎌をぐうっと持ち上げました。脅しのポーズでしょう。

 

物静かにこちらを凝視。なんだかすまし顔に見えますが。

 

晴れた日は空と同様,いのちが輝いて見えます。

 


'22秋 虫の目レンズは友 ~クルマバッタモドキ(茶色地)~

2022-10-29 | 昆虫

H公園にて。

ここは芝地。すぐ隣りに草むらがあります。そこからバッタたちが飛び出して来ています。人気がほとんどないときは,バッタも安心。わたしがカメラを寄せて行くと,それでも敏感に察知することが多く,察知したらからだをピクンとさせます。下写真は茶色地のクルマバッタモドキです。

 

草むらは斜面になっています。そこではバッタたちが生き生きくらしています。クルマバッタモドキが葉の上にとまっていました。「これはしめた!」。こういう場面にはめったに巡り合えません。注意深くレンズを寄せて行きます。このときはレンズにまったく気づいていませんでした。

 

草の間に露出した地面。ここにもいました。からだと地面は色が溶け合っています。

 

撮影者にとっては,このように昆虫が躍動する空間・環境があるというのがありがたいです。えてして公園は整備され過ぎたようなところが多いものです。そこにはこうした昆虫の姿はほとんど見かけることができません。その点,この公園は程々に昆虫がいて,まあ安全で,ひとときを過ごすのによいところです。ただ,整備ができていないと感じる人もいるでしょうけど。

 


'22秋 虫の目レンズは友 ~オオカマキリ~

2022-10-28 | 昆虫

堤防にオオカマキリがいました。

 

せっかくなので,後を追いながら撮影することに。

 

レンズをつかもうとしました。

 

わたしは堤防の下側にいて,カマキリを見上げるようにして撮りました。

 

カマキリはのっそりと動きかけました。

 

そのうちにまた堤防の上に。草に溶け込む体色はなかなかのものです。こんな短い草丈でも,見失う瞬間がありました。

 

カマキリはこころを引き付ける昆虫です。

 


'22秋 虫の目レンズは友 ~コカマキリ(続々々)~

2022-10-28 | 昆虫

午前。

晴れて,鱗雲が空を覆って,申し分のない秋模様です。こんなときこそ,コカマキリを撮っておかなくては。そう思ってアゲハの庭園に行くと,ありがたいことにまだいました。いかにも秋という風情が漂います。

 

大きな腹部はメスの証拠。

 

撮っているうちに,頭部を下方向に向けました。

 

カマキリには,やはり鎌がお似合いです。

 

やや時間が経って,雲の鱗が変わっていきました。

 

秋のカマキリはなんだか静かです。夏と比べるとはっきりちがいます。動きがまるで緩慢なのです。カマキリに季節感が出て来るのはおもしろいものです。

 


'22秋 虫の目レンズは友 ~コカマキリ(続々)~

2022-10-27 | 昆虫

カラッと晴れ渡った日。

コカマキリを撮りました。早く開花した白花のフジバカマを撤去したので,空が青々と見えます。

 

なかなか獲物が来てくれそうもないのに,じっと待ち続けます。

 

多少は動きます。

 

撮っていると,隣家の人が。カマキリは葉の下に隠れて獲物を待ちます。

 

ほんとうに気持ちのよい昼間です。

 


ウスキツバメエダシャクの卵

2022-10-27 | 昆虫

撮影のためにウスキツバメエダシャクをシャーレに入れて一時置いていたところ,なんとその場に卵が産付されていました。

この卵は産卵後数日経ってから撮影しました。当初は青みを帯びていました。右の4つの卵にその名残りがあります。

 

なんだか孵化に向かって変化が進んでいるようです。

 

色が微妙に異なっています。

 

卵の大きさを測るためにクラックスケールを置きました。中央上の黒い棒はその目盛りで,幅が0.60mmです。

 

できれば孵化を見届けたいのですが。それができたら,もちろん結果をお知らせします。