自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

シロツメクサとアリと,ヤマトシジミ(?)の幼虫と(完結編)

2016-07-13 | ヤマトシジミ

幼虫発見後10日目の早朝。起きて確認すると,すでに羽化を終えていました。「やっぱり,見逃したか!」という感じです。

正体はどうやらツバメシジミのようです。翅の表側は紺色に見えました。オスです。その成虫は飼育箱で舞い上がりました。翅が乾いて,もう飛べるようになっていたのです。


わたしが就寝した後,ほんの4,5時間の間に羽化していたことになります。もしかすると,1時間後ぐらいだったのかもしれません。

翅の紋様や色は,ヤマトシジミのそれとはまったく異なっていました。色をなんとか写せるようにと思い,箱底にティッシュペーパーを敷いて撮りました。いつ舞い上がるかわからず,ドキドキ。


結局,一瞬の隙に,容器と蓋の間から舞い上がって行きました。それでも,じっとしている間になんとか撮るだけは撮れました。

あとには,殻が残されていました。

 
したがって,最終的にヤマトシジミではなく,ツバメシジミらしいことが判明しました。“らしい”というのは,「どうもそのようで……」というあいまい表現です。でも,まず間違いないでしょう。

疑問を持ちつつ観察してきた結果,新しい知見を得ました。自然に感謝。

 


キタキチョウの成長(4)

2016-07-13 | 昆虫

6月30日(木)。翡翠のような透明感をもったからだです。見事です。腹部が形成されつつあるようです。


7月1日(金)。確かに腹部に変化が現れています。光を味方につければ,体内がなんとなく想像できてしまいそう。帯糸が命綱になっていることがよく理解できます。


虫の目レンズで撮りました。体色が周りの環境に溶け込んでいます。外敵の目に触れるのを防いでいるのでしょう。こういうことを考えられるのは,虫の目レンズのお蔭です。


これからどのような経過をたどっていくのか,ますますたのしみです。