自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

'24夏 虫の目レンズは友 ~(続)ハネナガイナゴ~

2024-08-31 | 昆虫

公園にて。ここは前回とは別の公園です。

小橋のたもとにハネナガイナゴが一匹いました。外敵がいないのでしょう,じつにのんびりした様子です。

 

反対側,つまり端の方から撮りました。

 

すこしばかりわたしの方が移動。そこにもハネナガイナゴがいました。近頃は,こういう昆虫を見かけたら必ず真正面から撮るように努めています。

 

イナゴはすぐ傍に生えた,背の高い草に取りつきました。こういう姿を見ると,体色が葉に似ている理由が理解できそうです。

 

同じ種類の昆虫でも,場面が変わればいろんな表情が見えて来て,撮影に飽きることはありません。昆虫にたのしませてもらっています。

 


'24夏 虫の目レンズは友 ~褐色型クビキリギス~

2024-08-30 | 昆虫

公園にて。

今度は褐色型のクビキリギスです。クビキリギスは落ち着いた行動をとるバッタです。慌てたりしません。

 

褐色のからだは枯れた葉に似せているのでしょうか。緑の葉の間にも枯れた葉があちこち。それに似ているのはやっぱり身の安全を守る術のようです。

 

逆立ちはクビキリギスの得意技です。葉の一部に溶け込んでいるつもりなのでしょう。

 

昆虫の行動を考えてみるのは愉快はものです。

 


'24夏 虫の目レンズは友 ~緑色型クビキリギス~

2024-08-29 | 昆虫

公園にて。

草むらで昆虫を探していると,クビキリギスが目に留まりました。緑型のメスです。葉に擬態しているつもりなのか,慌てる様子がありません。

 

びっくりさせてみると,芝地に移動。そこで葉に化けたつもりなのか,頭を下にしてじっとしています。

 

歩いてすこし移動。

 

やっぱり落ち着いたもの。それを前方向から撮りました。

 

どこまでも頭を下方向に向けたまま。

 

バッタそれぞれに,それぞれの特徴あり,というところです。

 

おもしろくって,自然から学ぶこと多し,です。

 


'24夏 虫の目レンズは友 ~ハネナガイナゴ~

2024-08-28 | 昆虫

ここはヒマワリでよく知られた公園です。ヒマワリの足元には適当に雑草が生え,昆虫たちがいきいきとくらしています。そこを訪れると,必ず何らかの発見があって,撮影がたのしくなります。

この日は初めてハネナガイナゴを見かけました。足元から飛び立って,ヒマワリの葉に着地。長い間そこにいたので,ゆっくり写すことができました。

初めは葉裏にいました.その後葉表に移動。

 

そして葉柄へ。

 

やがて花に移って行きました。

 

その間,カメラ位置を変えて撮りました。からだを起こし気味です。

 

花弁にいるところです。このコマを撮った直後,パッと飛び去りました。

 

ハネナガイナゴにはきっと居心地のよい環境なのでしょう。

 


'24夏 虫の目レンズは友 ~褐色型クルマバッタモドキ(求愛)~

2024-08-27 | 昆虫

公園にて。

遊歩道に出て来ていたのがこのクルマバッタモドキ。褐色型のメスです。

 

近くに小柄のオスがいました。草などの障害物がないので,なかま同士すぐ視野に入ります。オスがするするっとメスに近づいて……。背に乗りかけました。求愛行動です。この瞬間,「しめたっ!」とわたしは思いました。ところが……。

 

メスはまったく関心を示しません。すぐにオスは離れました。がっかりしているでしょう。

 

恋が成就すると思っただけに,わたしにはとても惜しい結果になりました。

 


'24 昆虫の頭・顔 ~クルマバッタモドキ~

2024-08-26 | 昆虫

クルマバッタモドキの顔写真です。バッタ類は口元が多少なりともしきりに動くので,撮りにくい相手です。

草の色,土の色,そうした色が入り混じった体色です。すむ環境に溶け込む鎧です。

 

反対側からも撮りました。

 

複眼の模様は見逃せません。ここまでモザイク状にデザインされているのは見事。

 

もっと倍率を上げて撮りました。個眼の奥行きが見えているところがあります。

 

おしまいは真正面から。精悍な表情に見えますが……。

 

撮影に協力してもらえたバッタに感謝。

 


'24夏 虫の目レンズは友 ~緑色型クルマバッタモドキ~

2024-08-25 | 昆虫

公園にて。

これは明らかにクルマバッタモドキです。胸の背部にXの模様があるのを確認しました。このクルマバッタモドキが裸になった草地にいました。こういうときは,わたしなりの接近作戦で近づいていきます。100%うまくいくわけではありませんが,このときはこのバッタ,まったく気づいていないようでした。3mほど先に草引き作業をする方がありました。このバッタ,褐色型に見えますが,じっさいは緑色型です。

 

バッタは歩いて,すぐ傍に生えた雑草のところに移動。

 

何をするのやらと思って見ていると,動きがありました。草を食べ始めたのです。

 

ここは狭い一角なのですが,結構バッタのなかまが生息しています。まだまだ訪れることになるでしょう。

 


'24 昆虫の頭・顔 ~ジャノメチョウ~

2024-08-24 | 昆虫

8月23日(金)公園にてジャノメチョウを捕獲。体色はすんでいる環境に合わせてとても地味。それを持ち帰って顔写真を撮影しました。

撮影方法を簡単に書くと以下のとおりです。①ジャノメチョウをプラ容器に入れ,それをひっくり返して台に載せる。

 

②ジャノメチョウの動きが収まるまで待つ(このとき,容器から離れて台上にチョウが位置しないとダメ)。③動きが止まったら静かに容器を上げる(レンズの視野に入らない程度に。上げ過ぎると,チョウが飛んでしまう恐れがある)。

 

④台を動かして,チョウを撮る方向を変える。

この写真は深度合成によっているので,複数のコマを撮るのに一定時間がかかります。万一チョウがすこしでも動いたら失敗。チョウが動かないようにほんとうに慎重に撮影します。慎重であっても,チョウの都合で動くことがあります。したがって,相当辛抱強くやらなくてはなりません。標本を相手にするのとはまったく次元が異なるといってよいでしょう。

下写真は90枚の画像を合成しています。

 

両複眼が写り込む位置で撮りました。これは連写した170コマを合成しました。チョウは2分以上じっとしていたことになります。

 

これは真正面から撮ったもの。頭部をくっきり出したくて,他をぼかしています。83コマの合成です。トリミングなしです。複眼表面に毛が生えていないところが観察ポイントです。

 

このようにして顔写真を撮ることはわたしの撮影テーマのひとつです。

 


'24夏 虫の目レンズは友 ~緑色型ショウリョウバッタ(また)~

2024-08-23 | 昆虫

公園にて。

またショウリョウバッタの登場です。脱皮間もないメスがコンクリート製のベンチにちょこんといました。前は池です。

 

ゆっくり歩いて移動するので,後を狙ってシャッターを切りました。大きな後脚が入りました。中景・遠景が手に取るようにわかります。池には睡蓮が浮かんでいます。

 

こちらを向いたのでシャッターを切りました。

 

人影はまるでなし。撮影は,暑い中でも暢気にできました。

 


'24夏 虫の目レンズは友 ~コカマキリ~

2024-08-22 | 昆虫

8月22日(木)。朝。庭にコカマキリがいました。今季見たのは初めてです。

身だしなみに気を遣っている様子です。

 

朝日の方を向いています。翅の大きさを見ると幼虫だとわかります。

 

小さいながら堂々としたすがたです。急いで逃げる気配はまったくなし。

 

捕獲しておいて,昼,撮りなおしました。場所は自宅前の道路端です。期待どおりすっきりした色が出ました。

 

カマキリは,そのスタイルが目を引き付けます。だから,お気に入りのモデル。これからも度々登場するかもしれません。