今年という年が間もなく終わります。振り返ればいろいろありました。 いろいろやりました。生活の充実度はそれなりに高い方かなと思います。そうでなくては,支えてもらった家族にも申し訳ありません。
今の年齢に達すると,いい加減な過ごし方をするのはとても勿体ないことだと思います。何事においても自分が生きている証しを感じられる時間をもつ,自分の関心事に精一杯目を向けてそれを深めていく,地域で過ごしているのだから地域にかかわっていく,そんなことを考えてしまいます。
なかでも,昆虫のいのちに目を向けることはほんとうにたのしいことだと実感しています。今年の収穫はたくさん! アカタテハやルリタテハの卵と出合い,孵化を撮影できたのは,もう最高だったなあと思っています。場面をあげるとキリがないぐらい,驚きの出合いが重なってきました。
虫の目レンズをかなり使った実感があります。偶然の構図に出合って,特ダネレベルの画像をものにできたことが何度か。自然とかいのちとか,いろいろ思うことがありますが,やはり生きているというスゴサ,小宇宙のダイナミックさ,そんな人智を超えた世界を垣間見ては圧倒され続けてきました。
それらの一部を,写真展でご紹介できたこともこころに残ります。四回開催しました(四回目は1月8日まで開催中)。来年2月には,次の写真展が控えています。タイトルは『早春。昆虫の小宇宙』。
そうそう,ジャガイモの実生種子の播種観察も大きな取組でした。研究者のほかはほとんどやらないと思われる試みです。それを個人レベルで,内容はあいまいさを残したものの,やれたというのはでっかい成果でした。本ブログでも一部を報告しました。ついで話ですが,来春,誌上で報告する場をいただき,この程原稿をまとめ終えました。読む人にとって,大きな刺激になればいいなと願っています。
あれやこれやがあって,夢中になって駆け抜けた一年でした。改めて,健康であること,家族の理解・支えがあることに,深謝。
(注) 写真は,それぞれ本日現在のマンサク及びロウバイ(我が家の前栽で撮影)。