自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

"魚露目"で見たモミジ

2022-11-30 | 植物

ここはわたしの住むまちの寺院です。紅葉でよく知られ,毎年多くの人が訪れます。

10日も前の午後のこと。その日はよく晴れていました。紅葉の様子を見てみようと思い,行ってみました。そしたら,なんとたくさんの人。人,人。びっくり!

 

落ち葉を拾う人があちこちに。

 

紅葉を背景にして撮影する姿。これが絶えません。

 

すてきな記念写真になるでしょう。

 

モミジ葉は大喜びしているにちがいありません。

 

白壁に沿って積もった落ち葉が鮮やかです。

 

溝に積もった葉は,けっして踏まれることはありません。ふわっと積もって,いつまでもさらさらっとしています。

 

晴れた日でも午後になると日が傾くので,空の色が今一つ。いずれ午前中に撮影しようと思いました。

 


'22秋 虫の目レンズは友 ~メタセコイヤ並木の朝~

2022-11-29 | 植物

前夜は激しい模様でした。その名残で朝は雲が空を覆っていたものの,時間が経つにつれて晴れ渡りました。

紅葉した木々が水気を含んで鮮やかです。葉を落とした枝に雫があちこちに。雫にはメタセコイヤ並木がぎゅうぎゅう詰めに写り込んでいます。並木が二つ,というところでしょうか。

 

朝夕に犬と散歩をしていらっしゃるFさんが,この朝も通りかかられました。「気持ちのよい朝やなあ。昨夜はえらい雨やったわ」。そう言いながら。

 

今年の紅葉・黄葉はほんとうに長い間見られます。勿体ないばかりです。

 


'22秋 虫の目レンズは友 ~モミジバフウ並木(続々)~

2022-11-28 | 植物

すっかり秋が深まり,モミジバフウが葉を落としています。完全に枝を残して立つ幹があります。初冬の寒さを感じます。

 

人の営みを入れた構図を狙いました。

 

ゆっくりと走って来る自動車。

 

自動車が走ると,落ち葉がわぁーっと舞い上がります。そうして,また路面に落ちます,

 

ウォーキングする人を見かけました。

 

風が吹くとさらさら―っと乾いた音を立てて,葉が落ちて行きます。周りの環境,営みを葉が見ているような錯覚に陥ります。

 

ほんとうに静かな環境です。

 

まだまだこの道を撮りたいと思っています。

 


'22秋 虫の目レンズは友 ~オオカマキリ(もっともっと)~

2022-11-27 | 昆虫

自宅近くで,人影のほとんどない池の畔です。堤のノイバラにオオカマキリがいました。

 

後を追っていると,池が見渡せる位置に移動しました。

 

ここは同じ池の,草が生える堤。そこでオオカマキリに出くわしました。

 

カマキリは獰猛ゆえに,たくましく生き残る昆虫です。秋が終わる頃にも,結構出会える昆虫です。

 


'22秋 虫の目レンズは友 ~ツチイナゴ(続) ~

2022-11-26 | 昆虫

草むらにツチイナゴがいました。ツチイナゴは成虫越冬なので,これからもよく見かけるでしょう。

 

写真に収めているうちに,移動。

 

さらに移動。ここでしばらくじっとしていました。枯れた草にいるときは,たぶん,それとわからないでしょう。冬の草に擬態しているのです。

 

ここは,近頃初めて訪れたところ。自宅から5分程のところ。こういうところを観察・撮影スポットにするのはよいことだと思います。身近な自然を見つめるのに好材料になります。

 


'22秋 虫の目レンズは友 ~ナツアカネ(続々々)~

2022-11-25 | 昆虫

ナツアカネはまだがんばって活動中。池畔の砂利道にとまっていました。そっと寄って行って,一枚パチリ。

 

すぐに舞い上がって,近くの小石に降りました。向こうの自動車は釣り人のもの。

 

できるだけ近寄りました。ナツアカネはまったくわたしに気づいていないようです。翅先はレンズに軽く触れています。

 

トンボに近寄るのは緊張感がいるし,うまくいけばおもしろい構図が得られるし,なかなか魅力的なモデルです。

 


'22秋 虫の目レンズは友 ~メタセコイヤ並木の夕暮れ~

2022-11-24 | 日記

公園の夕暮れは静かです。まことに穏やかです。静寂そのものといってよいでしょう。そんな散歩する人がちらほら。歩く人はこころがすっきりしてくるでしょう。公園のシンボルであるメタセコイヤ並木がシルエットとなって浮かび上がります。木の間に陽が落ちて行きます。

 

犬を連れたお年寄りが戻って来られました。「いくらでもモデルになるで」。そう言ってくださったので,そこことばに甘えてパチリ。犬は何を見ているのでしょう。空の雲が雰囲気を一層和らげているよう。

 

しばらく話し込みました。

 

静かで,穏やかな雰囲気はいつも心地よい限り。

 


'22秋 虫の目レンズは友 ~ナツアカネ(続々)~

2022-11-23 | 昆虫

公園のメタセコイヤがぐっと褐色味を帯びて来ました。遠くの空には,ちぎられた綿のような雲が浮かびます。ナツアカネが静かに休んでいました。しかし,じっさいは常に周囲に目を配っていて,縄張りを守る行動や獲物捕獲の発進を繰り返しているのです。

 

ここはまたすこし離れたところ。しばらくとまっていたので,見上げるようにして撮りました。からだの姿勢を保ちながら,カメラを保持するのに苦労して撮ったコマです。

 

こんどはもっと見上げて撮りました。「天高く……」が実感できる景色です。

 

トンボには,撮るたのしさを感じさせてもらっています。

 


'22秋 虫の目レンズは友 ~古刹の紅葉~

2022-11-22 | 植物

モミジのきれいな古刹はあちこちにあります。ここもまた,この地方ではよく知られたところです。遠くから訪れる人もあり,人が絶えることがありません。この日の紅葉は惜しいかな,見頃を過ぎていました。

ヒノキやスギの大木に囲まれた境内は昼間も薄暗く,それによりモミジはとても落ち着いた趣きがあります。中央奥に山門が見えます。

 

見応えのあるところでは撮影者が次々に入れ替わります。

 

写真というものは,そこから物語が見えるとか,この撮影者ならではのまなざしが伝わってくる,そんな深さがなくてはならないと,わたしは常々思って来ました。

 

緑のモミジ葉,色づいたモミジ葉,それらが多彩に入り混じって秋を彩ります。

 

写真の左奥にヒトとイヌ。落ち葉が光に輝きます。

 

色を愛でるヒトが絶えません。イチョウはヒトに踏まれてぺしゃんこ。落ち葉はこうして自然に戻って行きます。

 

秋がどんどん深まっていきます。

 


わが町,遠望

2022-11-21 | 自然一般

濃霧注意報が出たこの日,霧が薄っすらとしてきた頃,裏山に上りました。そこから見えるわが町を撮るためです。

転落防止のためにフェンスと階段が付いています。これは下に国道と市道が走っていて,危険なためです。久しぶりに登って息切れがしました。霧がわずかにかかっています。その上に突き出した山は三角点が設置されています。川は右奥に流れています。

 

人工物ができるだけ写り込まないように草の中に入りました。ススキと枯れ葉が見え,晩秋の陽射しが感じられます。遠望する自然の風景はこころを癒してくれます。

 

斜面手摺りの下にアザミが。総苞が鐘形なので,ノハラアザミと同定できます。分布は本州で中部地方以北らしいので,とてもめずらしいといえます。

 

体力は年齢と共に衰えて行きます。すこしでも歩いて,すこしでも登って,心地よくからだに負担をかけたいと強く思いました。