自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ツマグロヒョウモン,10月の産卵(続々々)

2024-11-11 | ツマグロヒョウモン

11月4日(月)。以下はもう一つの卵の経過を追った記録です。先の卵と同様に食草以外の雑草に産み付けられています。産付後4日が経ちました。この茎を紙コップに挿して撮影していきます。

 

ところが,ところが。接写をしました。「えっ⁉ 変だ!!」。殻しかないように見えます。空っぽ? それに色も変。本来の膨らみを持った卵が妙に変形しています。産付直後に採取したので,外敵に襲われたとは思えません。ということは受精しない不完全な卵だったようにみえます。

 

とりあえず推移を見ていきますが,期待する変化がなければこのシリーズは本記事で完結とします。

 


ツマグロヒョウモン,10月の産卵(続々)

2024-11-10 | ツマグロヒョウモン

11月3日(日)。孵化予想日を迎えました。

午前8時30分。これはいよいよ孵化近し,という雰囲気です。

 

この日はボランティア活動で外出。それで,このまま容器に入れて持って出かけました。とはいえ,孵化瞬間を撮影できたとしても,コンデジでの撮影となるので画質は期待できません。

午前10時。まだ孵化せず。

 

いつ孵化してもおかしくない状態。

 

正午過ぎ。孵化を終えて,卵殻を食べてしまっていました。2時間の間に孵化を終え,卵殻を食べていたのです。たった2時間!

 

こんな感じです。

 

持ち帰ってスミレの葉の上においてやりました。この個体の卵期間は9日22時間でした。あと一つ卵があるので,それについても観察を続けます。

 


ツマグロヒョウモン,10月の産卵(続)

2024-11-09 | ツマグロヒョウモン

11月1日(金)。朝。頭部の影がかなりしっかり見え出しました。

 

夜。ほとんど変化なし。

 

11月2日(土)。午前7時撮影。口部分が赤っぽく見えています。

 

午後4時30分撮影。今日の午後1時40分で,産付後まるまる9日間が経過したことになります。卵の頂部が黒くなってきました。頭部が完成に近づいています。

 

この分だと,明日には孵化すると思われます。なお,卵の向きが違っているのは,台になっているカタバミの葉が開閉運動をする影響によります。

 


ツマグロヒョウモン,10月の産卵

2024-11-08 | ツマグロヒョウモン

10月24日(木)。午後1時40分。わが家の隣りにある更地でツマグロヒョウモンが産卵するのを確認。直後探すと,カタバミの葉裏に産付されていました。この更地には食草のスミレがたくさん生えているので,このように近くに生えた雑草に産み付ける例が意外と多いのです。

 

産卵の日時がはっきりわかっているので,今頃の卵が孵化するのにどれだけの日数を要するか,確かめることができます。もちろん記録していくことにします。

10月28日(月)。4日が経ちました。全体が黄色みを帯びています。

 

さらに倍率を上げて撮影。卵サイズは高さ0.85mm,直径0.75mm。

 

こうしてみてみると,産付日時がわかっていることはとても価値があるように思います。

10月31日(木)。産卵して一週間が経ちます。午前10時に撮影した写真が下のものです。画像は180度回転しています。頂部に頭が薄っすらと見えかけました。

 

正午。同じ更地でまた産付するのを目撃。直後卵を探すと,スミレの横に生えた雑草に産み付けられていました。もちろん,この卵の変化についても追ってみます。

 


ねぐらのツマグロヒョウモン

2024-06-30 | ツマグロヒョウモン

畑脇の草地にて。

夕方,そこでツマグロヒョウモンのメスを見かけました。辺りは暗くなりかけています。チョウは葉にぶら下がってじっとしています。チョウにとってここは一晩のねぐらなのです。

 

できるだけ近寄って撮りました。

 

翌朝,雨が降っていました。どうしているか確かめに行くと,まだじっとしました。その状態が10時まで続きました。

チョウのねぐらはファジーなので,どこを宿にするか,まったく予測がつきません。結局,あちこちに目を向けているうちに偶然目に付くというほかありません。

 


ツマグロヒョウモン,産卵と孵化(4)~孵化後~

2024-05-29 | ツマグロヒョウモン

孵化直後,ツマグロヒョウモンは特異な動きをします。いずれの個体でも観察できる行動です。見ていると,まるでそれがおどけたしぐさのようにさえ見えるのです。

 

からだをくねくね。

 

向きを変えてくねくね。

 

ひょうきん者といった感じ。

 

誕生の歓喜でしょうか。ウォーミングアップなのでしょうか。

 

とにかく特異な動きなのです。特筆しておきたい事実です。

 


ツマグロヒョウモン,産卵と孵化(3)~孵化!~

2024-05-28 | ツマグロヒョウモン

孵化はとにかくさっさと進んで行きます。目を離すと,「もう出てしまっている!」とびっくりすることがよくあります。観察と撮影にゆとりはありません。

 

出てくるときは,やはりカメラ位置を変える方がよいと思い,この撮り方をしました。実際は葉裏にあるのです。つまり逆さ状態です。

 

頭がすっぽり出ました。超接写ではピント合わせがむずかしくなります。側単眼にピントを合わせます。動く被写体の場合はたいへん。

 

ぐうっと出てきました。

 

これが孵化の瞬間です。

 

ツマグロヒョウモンの孵化兆候はまるでわかりません。ずっと気にかけていてやっと,卵殻が破られかけた瞬間をキャッチするという頼りないものなのです。気長さが肝要です。

 


ツマグロヒョウモン,産卵と孵化(2)~孵化前~

2024-05-27 | ツマグロヒョウモン

5月25日(土),午後5時。産卵後8日が経過。

卵の頂部が黒いのは幼虫の頭部が透けて見えるからです。

 

毛も見えます。ときに動くことがあります。目が離せない状態です。この日の夜は万一に備えてインターバル撮影にして寝ました。

 

カメラ位置を変えて撮りました。

 

5月26日(日)。朝起きて確認。ありがたいことにまだ孵化していません。きっとすぐにも孵化するのではとの思いで,頻繁に確認。すると,まったくタイミングのよいことに殻が破られかけたのです。

 

時刻は午前8時。

 


ツマグロヒョウモン,産卵と孵化(1)~産卵~

2024-05-26 | ツマグロヒョウモン

5月17日(金),午後2時。玄関先のプランターで。

このプランターにはビオラを植栽しています。よくそこにツマグロヒョプモンが産卵に訪れます。産卵を見たくてプランターを置いていて,期待通りその場面を目撃できているという感じです。

この日も偶然ここでツマグロヒョウモンを見かけました。翅を盛んにこすり合わせる姿が見られました。これは卵を産みたくてしかたない行動です。こういうときは,じっと観察を続けるのがいちばん。観察者の姿に気づいていても,脅かさない限り産卵に至るまでの様子を目撃できます。ただ,すこしばかりの辛抱が必要です。

葉にとまったらしめたもの。

 

このときは,株の中に入って行きました。わずかな隙間から産卵を確認しなくてはなりません。しばらくすると,案の定産卵行動が! 腹部を葉に触れています。

 

チョウが去ったあと,葉を確かめました。葉裏に一粒。真っ白な卵です。産卵時刻は午後2時。

    

 

目印として茎にビニル紐をくくっておきました。

孵化までの経過を観察して,孵化場面を撮影したいと思います。一週間後が目安です。  

                                


'23 チョウの卵 ~ツマグロヒョウモン~

2023-10-30 | ツマグロヒョウモン

「できるだけ深度を深くして昆虫の卵を撮りたい」。そう思いながら,なかなかその試みを実行に移せないまま今日まで来ました。ようやく,それを試みる環境が整ってきたので,少しずつやってみようかなと挑戦開始。今回がこのシリーズの一回目です。

ただ,孵化までの卵の変化に応じて撮影を続けることが大事なのですが,今はその余裕なし,です。とりあえず,見かけた卵を撮ることにします。

近頃,ツマグロヒョウモンが産卵を繰り返しています。いよいよ冬を迎える準備といった風景に見えます。卵を採取して撮影。

これは雑草に産み付けられています。ふつうは食草のスミレ類に産付されるのですが,稀にこういう例があります。産付された瞬間を目撃しました。そのときから二日経った卵です。表面は内側への窪みが縦状に規則正しく並んでいます。20列近くあるでしょうか。窪みは明らかに表面の強度を高めるのに役立っているはず。孵化は頂部が破られることで始まります。基部は一部だけ葉に接着されていて,大きく傾いています。もし接着面が離れるような事態が起これば,孵化時に幼虫は脱出に難儀します。出られないことさえあります。いくらもがいても卵殻自体が動くだけなのです。これは観察済みの事実です。したがって,接着面にしっかり固定されているということがとても大事になってきます。

 

これを上方向から撮りました。真上から見たときの直径は0.75mmです。

 

この卵は枯草に産み付けられています。これも食草以外への産付という例外例です。同じときに産付されました。

 

なお卵のサイズは,直径は上述したように0.75mm,高さ0.85mmです。