自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

シロツメクサとアリと,ヤマトシジミ(?)の幼虫と(続々々)

2016-07-12 | ヤマトシジミ

発見後9日目。昼。胴と翅の区分が明瞭になり,頭部の先と背がうっすらと黒くなってきました。


同日夕刻。どんどん変化していきます。色が付くべきところがどんどん濃くなってきたという感じです。黒色ではなく,藍色です。もうこれは,写真でしかお伝えできません。

 
日付けが変わった,発見後10日目。午前1時。寝る前に撮影。殻とからだの間に空気層ができて,白くなっています。いつ羽化するかわかりませんが,起きたときに羽化していたら止む無し,と思って撮っておきました。結局,これが蛹としての最終コマになりました。記念すべきコマです。

  

 


ヒラタアブの囲蛹(続々)

2016-07-12 | ヒラタアブ

発見後3日目の早朝。とうとう大変化が起こりました。

午前5時33分。いかにも,羽化しそうな感じが漂っています。


とりあえず,からだの向きを変えて撮影。脚らしいものが見えます。 


きっちり収まっているなあという感じ。 


腹部の黒い線紋様が見えます。 


午前5時41分撮影。 

 
午前6時53分撮影。出終わって,カプセルが残されていました。蓋がぽっかり開いています。

 
出たばかりの成虫がコップの中にいました。歩いて縁に行きました。翅がすでに拡がっています。腹部の中が透き通っています。


無事に誕生! どうやらキタヒメヒラタアブのようです。 

 
誕生の瞬間は観察できませんでしたが,一刻も目を放さずにチャンスを待つというのはじつに忍耐のいる話です。今回は,ミヤコグサにあった囲蛹の正体がわかってよかったなあと感じています。

ただ気がかりなのは,6月14日付け記事で取り上げた囲蛹の変化と一致しないことです。