自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

'24春 虫の目レンズは友 ~ハクモクレン(続)~

2024-03-31 | 

3月27日(水)。公園のハクモクレンは,部分的には開花していますが下の枝はまだです。日当たりが関係しているのでしょうか。犬を連れたご夫婦が歩いて向こうへ。

 

メタセコイヤの影がきれいに地表に描かれています。冬から春への衣替えが地面にも表れています。

 

わたしの撮影は一枝主義です。定点撮影です。ここだと決めたらとことんこだわります。この枝はある程度の高さにあります。じつはそのために脚立を持って行って,それを使いながら撮影しました。

3月29日(金)。二日後。蕾は確かに膨らんでいます。

 

遠景は山なみと白い雲。

 

今度は花が大きく開いたときに撮るつもりです。あと数日です。

 


'24春 虫の目レンズは友 ~アマナ~

2024-03-30 | 野鳥

アマナの花が全開です。この花は毎年撮ってきました。ここはわたしが耕している畑の近くの土手。早春にふさわしい姿をしているように見えます。でも,これに目が向く人は稀でしょう。

 

青空に映えます。

 

ツクシと同居。ナズナの花もすっくと伸びています。向こうを自動車が走り抜けます。貨物便も写り込んでいます。

 

これで春を迎える気持ちがホッ。

 


'24春 虫の目レンズは友 ~ハクモクレン~

2024-03-29 | 

いろんな花の便りが届きます。春になったんだなあとうれしくなります。

ハクモクレンも便りの一つです。この花はわたしには特別の意味があります。毎年,近くの公園で観察・撮影を続けているからなのです。白い,大きな花はさすがといってよいほどに優雅さを感じさせます。春がどっと一気にやってきたという感じにさせてくれます。

久しぶりに晴れたこの日。電車を待ってシャッターを切りました。この風景は一年ぶりです。花はまだ開いていません。まもなく開きかけるでしょう。中央と右の蕾は,どうやら野鳥につつかれたようで,側面に穴が開いています。

 

電車が通過後,青空に飛行機雲が!

 

写真の中央に来て消えかかりました。

 

向こうの橋の上を,高校生の集団が歩いてやってきました。合宿中のようです。ほどほどに雲が浮かんで,青空を引き立てています。

 

青空と白い花弁。この組み合わせはすがすがしいと感じます。大きく花が開いたとき,花の中を電車が通り過ぎる構図を描いているのですが,さて。

 


シンメトリー風昆虫風貌 ~ナナホシテントウ~

2024-03-28 | 昆虫

畑でナナホシテントウを見かけました。体色を見ると,いかにもおもしろそうな画像が得られるかも。そう思ってチャレンジ。

 

申し訳ないのですが,ひっくり返して鏡面に。すると,起き上がろうともがきます。その一瞬を狙います。

 

なんだか押し相撲をしているように見えます。内側の翅のたたみ方がわかります。じつに丁寧に,うまくたたまれて収納されています。

 

一匹のテントウムシから,ふしぎなシンメトリーが広がります。

 

昆虫の数だけおもしろい画像が見えてきそう。なお,写真はまったく加工を施していません。どなたでも気軽にできる範囲の画像です。

 


'24春 虫の目レンズは友 ~フキノトウ~

2024-03-27 | 植物

山あいのむらにて。

家の裏手の草地にフキノトウがたくさん。食べられることなく薹が伸びています。

 

虫の目レンズで撮るとこんな様子に見えます。

 

春の味覚は苦みにあります。フキノトウはそれにふさわしいと思います。

 

ふしぎなことに,枯れた立木からフキノトウが一本ちょこんと出ていました。

 

花が熟して実ができ,その実の一つが綿毛で運ばれてここで発芽。そうして育ったのでしょう。

 

地面から離れたこんなところで見かけたのは初めてです。綿毛の力をついつい考えました。

 


'24春 虫の目レンズは友 ~リュウキンカ~

2024-03-26 | 

山里のあちこちで見かけたのがリュウキンカ。黄色い花弁が目を引き付けます。ミツバチが何匹も来ていました。惜しいかな,その場面は画像無しです。

里のすぐ裏。斜面が段々畑になって,果樹が植えられているその根元辺りです。花弁のように見える黄色い部分は萼片だそうです。この花は花弁を持たないとか。

 

里方面を見ると屋根が重なっています。ここにミツバチでもいればいうことなしなのですが。

 

場所を変えて進んで行くと,道路脇でも見かけました。

 

リュウキンカは春にふさわしい姿をしているように見えます。

 


'24春 虫の目レンズは友 ~ユキワリイチゲ~

2024-03-25 | 

晴れた日,大きく開花しているはずのユキワリイチゲを撮りに行ってきました。

着いて敷地の持ち主さんに声をかけ,群落のある斜面に向かいました。風は多少あるものの,よく晴れているので撮影条件としてはすこぶるよし。群落に着くと,花は満開。人影無し。うれしいですね。

 

さっそくミツバチを目撃。

 

ヒラタタブも来ていました。

 

ハナバチも。

 

浅春の風景はすがすがしいと感じます。色だって,風だって。

 

地元の方に別の群落を教えていただきました。ここは日陰です。

 

枯れ葉の間にまばらに生えています。

 

慌ただしくないのが何よりでした。人が訪れないこうした撮影地を見つけていきたいなあと思います。

 


'24冬 虫の目レンズは友 ~セツブンソウとニホンミツバチ~

2024-03-24 | 昆虫と花

過日,セツブンソウ群落を訪れたときの記事をアップしましたが,今回はそのときの続き話です。タイトルはですから“冬”です。

虫の目レンズで八重咲きの変種を撮っていたら,偶然ニホンミツバチがやって来ました。ラッキー! ミツバチの数はほんの数えるばかりなのに,ありがたいこと。

 

時間をおいて望遠レンズでミツバチを追っていると,その八重咲きにまた飛来。

 

セツブンソウは山里のこんなところでひっそり咲いています。

 

天気は晴れたり曇ったり。晴れたときは色がくっきり。

 

ニホンミツバチの軽快のよう。

 

ここは毎年訪れたくなる撮影し甲斐のある地です。

 


'24春 虫の目レンズは友 ~サクラ(またまた)~

2024-03-23 | 

鉄道沿いに咲く早咲きのサクラのことでは,ほんとうに何度も出かけました。天気のよい日がすくなく,よい日であっても風が強かったり先客が場所を占めていたり。先客については何度も! わたしは花に接近して撮影するので,先客には迷惑な存在になります。それで,後から行ったときは引き下がるほかありません。そんなわけで好機がなかなか得られないまま,天気予報で「晴れ間のあるひはこれはが最後」と判断した日の昼,撮影に出かけました。さいわい風はあってもなんとかカバーできる程度,先客なし。

時間をかけて準備を進めました。どの花を中心にすえるか,電車をどこに写し込むか,……,いろいろ試します。なにしろ,今季,このサクラの木では最後の撮影機会になりますから。枝はできるだけ少なめに整理します。

構図が決まりました。主役はサクラ。電車を待ちます。電車通過10分前。「遠景に雲が入ってほしい」。と思ったとき花にメジロの群れが訪れ,吸蜜を始めました。それも写したかったー!

 

「来た!」。フラッシュを使って単写。後で見ると,電車のヘッドライトとカラーがわかるのでやれやれ。ただ,雲がわずかなのが残念。

 

直後,雲が現れました。

 

それでもやっと納得のゆく一枚が撮れました。「ほっ」。

次のサクラはソメイヨシノです。

 


'24春 虫の目レンズは友 ~サクラ(また)~

2024-03-22 | 

雪の日,時間をずらして鉄道沿いのサクラを撮影に。

日陰なので,幸い雪がまだ残っていました。線路の脇にもうっすらと雪が。日陰なので全体は薄暗い感じです。こういう風景を撮るのはわたしには苦労です。花が主役なので,これまもうフラッシュを使うほかありません。

フラッシュを使うと連写では効果が出ません。電車が見え始めたとき,シャッターを切りました。したがって,このコマだけという貴重な画像になります。電車はヘッドライトでかろうじて確認できる程度です。

 

枝が多いと構図が整理しきれません。この場所ではしかたなし,そう思うほかありません。このチャンスに恵まれたことでは雪にはほんとうに感謝!