自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

エビガラスズメの幼虫(2)

2016-07-18 | 昆虫

あまりにも迫力ある姿なので,虫の目写真に撮りました。筋肉もりもりです。

 


こんなにからだが柔らかいのです。大きなからだを支えているのは腹脚と尾脚です。 


翌日は晴れました。ジャガイモの葉はずいぶん食べられてしまいました。 

 


その日のうちに,幼虫を1匹飼育箱に入れました。どうやら蛹化が間近になって来た予感がしたのです。夕方には,ジャガイモから幼虫の姿がすっかり消えました。 うち1匹がブロックに取り付いてじっとしているのを発見。

 


コンクリート上には糞と柔らかい排泄物がありました。ここで身軽になって蛹にでもなるつもりなのでしょうか。と思って見ていると,頭部を大きく動かしてなにかの動作をし始めました。 

 

 
口から泡状の液体を出しました。非常に特徴的な行動です。


ふしぎなことに,移動する気配がなかったのに,翌朝見ると姿がなくなっていました。鳥にでも食べられたのかもしれません。

数日経つと,飼育箱の幼虫が蛹になりました。傍には脱ぎ捨てられた皮がありました。


さらにその翌日のこと。別の場所で蛹を発見。そこはコンクリート上で,やはり皮がありました。本来なら地中で蛹になりますから,めずらしい光景と思われます。