自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

’19 秋,虫の目写真シリーズ(50)~ナツアカネ(さらにさらにさらに)~

2019-10-31 | 昆虫

この,マンサクの枝先はよほど魅力のある場所のよう。今日もまたまたナツアカネがいました。しかし,もしかするとアキアカネかもしれませんが,このままナツアカネとして話を進めていきます。真っ青な空に照らされ,なんとも気持ちよさそう。

 

捕獲対象の昆虫が縄張りに入って来る度に,発進。複眼のはたらきは大したもの。 

 

間もなく,近くの葉に着地。「今度はこちら側を見ているところを撮ろう」と思い,そっとそっと近寄って行ってパチリ。

 

この枝先は,これから先まだまだたのしい出合いをつくってくれそうな。 

 


’19 秋,虫の目写真シリーズ(49)~アオムシ~

2019-10-30 | モンシロチョウ

アオムシはモンシロチョウの幼虫。野菜づくりには厄介な害虫です。家庭菜園のあり方としては,ネットで野菜を覆って産卵できないようにするのがいちばん。でも,今秋はまだそこまでしていません。

結果,あちこちにモンシロチョウが産卵。キャベツ・ブロッコリーはもちろん,葉ボタン,ダイコン,カブといったように,至るところに卵を産み付けています。それで,アオムシがあちこちで発生。葉が食べられて穴が開いたり,葉脈だけになったり。

もうすぐ対策を講じようと思っています。

その前に,朝日を浴びるアオムシを撮影しておきました。からだには朝露が付着しています。葉はカブ。あちこちに食痕があります。

 

 

反対側からアオムシを撮りました。葉はこんなに食べられています。

 

すこし向きを変えて撮りました。朝日が当たっています。

 

 


’19 秋,接写をたのしむ ~ケイトウの花と昆虫(2)~

2019-10-30 | 昆虫と花

こんなところでクサカゲロウの幼虫を見かけました。ちゃんと鎧を作りかけています。やっぱり大好物のアブラムシがいるんですね。

 

大きな顎が光ります。

 

お馴染みのツマグロキンバエがここにも。

 

口吻を撮りました。蜜を舐めているようです。 

 

 

アリがありこちにいるのにはびっくり。頭を花の中に突っ込んでいます。

 

ケイトウにはたくさんの昆虫が訪れていることがわかります。次回もこのつづきをどうぞ。 

 


’19 秋,虫の目写真シリーズ(48)~オンブバッタ,また~

2019-10-29 | 昆虫

朝露の付いた野菜が朝日に輝きます。秋の深まりを感じます。

カブの葉にオンブバッタが一匹。オスのようでもあり,メスのようでもある大きさ。たぶんオスでしょう。

 

動きが鈍いので,レンズを近づけても大丈夫。気温が低いとバッタは活動できないのです。

 

反対側からも撮影。触角が直線状に伸びています。

 

これも野菜を食する昆虫ですが,数は少ないのでもちろんそのままにしておきます。適当に野菜を餌にして生き延びればいいでしょう。 

 

 


’19 秋,接写をたのしむ ~ケイトウの花と昆虫(1)~

2019-10-29 | 昆虫と花

ケイトウの花でヒメヒラタアブを見かけたのがきっかけで,どんな昆虫が来るのか確めたくなりました。曇りの日でしたが,意外にも昆虫があれこれ訪れていることがわかりました。

ヤマトシジミが口吻をぐーんと伸ばしています。

 

クチナガハリバエがいました。

 

ナナホシテントウも。アブラムシでも探しているのでしょうか。

 

ヒメヒラタアブです。

 

吻を伸ばしてごちそうをたっぷり口にしています。 

 

昆虫が夢中で事をなしているとき,カメラを近づけても気がついていないようです。お蔭で撮影がすいすい。 

 


’19 秋,接写をたのしむ ~ケイトウの花とヒメヒラタアブ~

2019-10-28 | ヒラタアブ

ここは花時計のある公園。時計の縁取りに矮性のケイトウが植わっています。

 

見ると,ぴったりそこにヒメヒラタアブがとまっていて,なんと産卵ポーズに入ったのです。一瞬の出来事だったので,びっくりしました。ケイトウの花には,どうやら幼虫の餌になるアブラムシがいるようなのです。

惜しくも産卵の様子を撮影することはできませんでしたが,脳裏にくっきり焼き付けました。

ヒアタアブが去ったあと,卵があるか調べました。花の間に卵が一つポツンと産み付けられていました。長さは1mmといったところ。

 

アブラムシがいるかどうか調べました。しかし,近くには見当たりませんでした。たぶん,ヒラタアブの感知能力に間違いないでしょうから,どこかにいるはず。

翌日に撮った卵の写真です。

 

 


’19 秋,接写をたのしむ ~ムシヒキ~

2019-10-27 | 昆虫

ムシヒキのなかまなのですが,わたしには同定できません。目立たない小さな体型なので,もしかするとヒサマツムシヒキかもしれません。つい先日,コンクリートの上で見かけました。

 

この時期見掛けるのはたいへんめずらしいので,その行動をじっくり観察することに。ムシヒキはときどき飛び立って獲物を追いかけ,再び戻って来ました。その繰り返しを数度。

 

そのうちに獲物を捕獲。どうやらカのなかまのようです。吻を突き刺しています。これだけ小さな昆虫を目敏く見つけて,捕獲する能力は大したもの。

 

ぐっと近寄って撮りました。

 

カに動きはなし。こんな強力な外敵に捕まってはどうしようもありません。「食べる」「食べられる」,この関係がくっきり見える瞬間でした。

 

 


’19 秋,虫の目写真シリーズ(47)~ナツアカネ(さらにさらに)~

2019-10-26 | 昆虫

前栽のマンサクの木はトンボにこよなく歓迎されているようです。入れ替わり立ち替わり,違うトンボがとまって獲物を待ちます。そういえば,庭を見渡しても見晴らしのいい,こんな枝先はわたしの目には付きません。

今度来たのはナツアカネの真っ赤な個体。オスです。堂々とした姿は大したもので,レンズが翅に触れても平気。太陽は写真中左の白い部分です。真逆光から撮っています。できるだけ前方向から撮りたいというのがわたしの願い。なんとかうまくいった例です。

 

反対側から撮りました。隣家との間に秋の青空が広がります。赤と青がくっきり。 

 

時間が経過。やや前方に動いて,頭部が写り込むようにして撮りました。手持ち撮影なので画像がぼけないよう注意を払います。トンボが翅をわずかに上げた瞬間,シャッターを切りました。

 

トンボを前方向から撮るのはむずかしいのですが,ラッキーなチャンスに恵まれました。感謝。 

 


福井・石川・岐阜の旅(5)~白川郷~

2019-10-26 | 旅行

庄川を渡って白川村へ。

 

 

水田と昔ながらの佇まいがよく似合います。外国人観光客のなんと多いこと。その流れはよいことなのでしょうが,一部の人が集団で迷惑行為をするのを目にして,「"観光日本"を唱えるだけでよいのだろうか」とついつい考え込んでしまいました。 目に余るそうしたマナー違反を“観光公害”というのだそうですね。

 

 

広場に立てられたかかしです。観光客の目を引き付けるためにつくられたのでしょう。こういう景色は好きではありませんが,とりあえずパチリ。生活の匂いがしないところが惜しい!

 

 

人影がないと,落ち着いた雰囲気が漂います。曲がった畔が村の古さを物語っています。

 

ごくふつうの山村の風景です。こういうところがいいですね。

 

廃屋になった合掌造りがありました。現実は厳しい!

 

観光と生活が同居するってたいへん,たいへん。 

 


高齢者サポートボランティアで出石へ

2019-10-25 | 日記

10月24日(木)。曇りのち雨。高齢者のバス旅行に,地域ボランティアとして参加。行先は但馬の出石。伝統のある城下町で,静かな佇まいが人のこころを引き付けるまちです。

わたしはこの地域に昆虫の撮影も含めて,何回も訪れました。昨日は朝から雨が降り続くあいにくの空模様。

 

まち風景のスナップ写真を少しだけご紹介します。

通りの様子は趣きいっぱい。落ち着いたまち並みです。

 

そっちも。まちの代表的な味覚は皿蕎麦。店が並びます。

 

足元も。時計台“辰鼓楼”はまちのシンボル。

 

季節の味覚が並ぶ店頭風景です。この国の秋をシンボリックに語っているような。

 

近畿地方では歴史がいちばん古い芝居小屋「永楽館」。明治34年に開館とのこと。地元の方による落語を聴いたあと,館内の見学。伝統を残し続けようとする土地のかたちが伝わってきました。

 

参加された皆さん,雨にもかかわらずとても満足気でなにより。よかった,よかった。