自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

アゲハ,10月の孵化

2024-11-04 | アゲハ(ナミアゲハ)

10月12日(土)。

10月にアゲハの孵化を撮影するのは久しぶりです。産付日は不明なのが惜しいのですが。下写真は朝の撮影です。

 

夜,孵化が始まりました。

 

あれよあれよという間に穴が広くなっていきます。目が離せません。

 

もう出始めました。

 

頭を上方向から撮るのはめったになかったこと。

 

さっさと出て来ました。ピント合わせがたいへん。

 

無事誕生!

 

誕生の瞬間を見逃さず,ほっ。

 


'23 昆虫の頭・顔 ~アゲハ~

2023-03-19 | アゲハ(ナミアゲハ)

我が家の温室は,名ばかりでボイラーを撤去しているため,雨風よけのガラス張り小屋といった感じです。その中でアゲハが翅をパタパタさせていました。春一番の羽化です。でも,そこにアゲハの蛹があったなんて思ってもみませんでした。

せっかくなので,顔写真を撮らせてもらいました。

 

反対側からも。

 

うんとアップで撮りました。個眼がなんとも行儀よく並んでいます。

 

真正面から見ると,いかにもアゲハという印象。なんだか澄ましているような。

 

吻を除いて両眼が入るぎりぎりで撮りました。

 

超接写の世界を覗くと,わくわく感が増幅します。

 


アゲハの吸水

2022-09-24 | アゲハ(ナミアゲハ)

畑にて。

畝を耕す前に,畝の上に堆肥をたっぷりおいています。畝の脇に大きなスダチの木があるのが功を奏したのか,アゲハが二頭堆肥に舞い降りて吸蜜しているのを目撃しました。

アゲハ一頭なら見たことがありますが,二頭は初めてです。このチャンスをきちんと撮っておこうと思い,家から一眼レフカメラを持ち出してきました。ありがたいことに,アゲハはまだそこにいます。

 

その場所を歩き回ります。

 

ときどき一頭がと舞い上がるものの,また元の場所に戻って来ます。

 

懸命に吸水します。

 

とにかく一心なのです。

 

お蔭さまで,ゆっくり撮影できました。

考えてみると,チョウの吸水行動はかなり観察できます。共通して,ミネラル成分を補給しているのです。それもオスが。繁殖行動の一環です。

 


"魚露目"で見たアゲハ(産卵,産付卵)

2022-09-15 | アゲハ(ナミアゲハ)

畑にて。

レモンの若葉にアゲハの卵が一つ。探すと,まだありました。

 

写真に収めていると,なんとなんとそこにアゲハが現れました。わたしがいることがわかっているらしく,すこしだけ周りを飛んでいて,すぐに若葉に降りました。レンズから30cmほどの距離です。警戒心以上に産卵意欲が勝っているとでもいうような光景です。翅をパタパタとさせながら腹端を葉にくっ付けました。

 

アゲハのからだが揺れ,向きが多少変わりました。幸い,産卵時の格好がもっとわかりやすくなりました。これは記念すべき一コマになるでしょう。

 

隣りにあるレモンの木でも産卵しました。直後に撮ったのが下写真です。やはり若葉に産み付けています。成虫はちゃんと心得ています。

 

カメラは自然を友とする道具です。自然のあるがままの姿を覗き見る,わたしの友です。

 


アゲハの終齢幼虫に寄生バチ?

2022-09-06 | アゲハ(ナミアゲハ)

アゲハの終齢幼虫がスダチの木にいました。近寄ってみると,寄生バチらしいものが一匹とまっていました。

 

さらに近寄って正体を確かめました。うーん,何をしているのでしょう。腹の大きさを見ると,産卵に関係あるのかもしれません。

 

トリミングしました。口で何かしている様子です。

 

移動しました。

 

やっぱり口先で何かしています。

 

からだに動いていきました。幼虫は気持ちがよくないのか,時折ブルブルッと震えて上体を起こしたり戻したり。やっぱり口による刺激が影響しているのです。

 

このハチの正体は不明。このあと,幼虫を枝ごとネットで覆いました。何らかの異変が起こるかもしれません。注目です。

 


'22春 虫の目レンズは友 ~アゲハ(幼虫) ~

2022-06-22 | アゲハ(ナミアゲハ)

春のこと。畑のレモンの木にアゲハの終齢幼虫が一匹。のんびりとした風景です。

 

草が伸びる前の季節で,農家の人が作業に精を出しています。幼虫は移動していました。

 

西日が山際に傾いています。まだ同じところにいました。撮影中,左前方から車が走って来たのでシャッターを切りました。

 

間もなく,遠景はすっかり変わるでしょう。

 


アゲハの孵化(1)

2022-05-03 | アゲハ(ナミアゲハ)

4月27日(水)。庭のキンカンの木にアゲハの卵はないか,そう思って探してみることに。そうしたら,きっちり見つかりました。それも数個。

 

様子から判断すると,産付されてから時間はあまり経っていないようです。卵の大きさは直径1.3mm,高さ1.17mm。

 

こんなふうにあちこちに。

 

4月30日(土)。変化があるようには見えません。

 

5月2日(月)。上写真の卵です。色の濃淡が窺われます。

 

別の卵です。なにか異変が起こっているような。

 

これはハチに寄生されているのでしょうか。

 

観察を続けます。

 


アゲハの卵とキイロタマゴバチ(3)

2021-11-05 | アゲハ(ナミアゲハ)

10月11日(月)。いつの間にか終齢幼虫になっています。今日脱皮しました。肝心なキイロタマゴバチのことですが,幼虫の体内で育っているのかどうか不明です。変化が見え始めるかどうか,見守るほかありません。

 

10月18日(月)。終齢幼虫が大きくなりました。ところで,キイロタマゴバチによる影響・異変はさっぱり現れていません。

 

10月23日(土)。前蛹になりました。異常なし。

 

10月24日(日)。そのまま変色。

 

この日のうちに蛹化。しかし,異常なし。

 

今後キイロタマゴバチの何らかの兆候が現れたら記事にします。とりあえず,本シリーズは今回で終了にします。

 


秋,アゲハの卵と寄生バチ(3)

2021-10-21 | アゲハ(ナミアゲハ)

10月8日(金)。赤っぽい部分はやはり複眼ではないでしょうか。時折動きが観察できます。寄生バチが順調に育っているようです。

 

自然光下で撮りました。ぼんやりながら、かたちがわかる程度に写っています。

 

中央やや左に見えるのは触角です。はっきりした動きはありませんが、ほんのわずか動くのが確認できました。

 

10月9日(土)。朝。見ると,もう羽化済み!

 

午後。もう一つの卵で動きが盛んに。ところが,出かけなくてはならない用ができ,外出。対策としてインターバル撮影をセット。案の定,不在の時にアオムシコバチが羽化。インターバル間隔が長すぎて,穴から出る瞬間は撮れていませんでした。

穴が開き始めました。

 

複眼を出そうとしています。

 

どうやら三匹目が出終わったようです。

 

やはり半身を出した瞬間がいいなあと思います。その場で観察しながら撮影できたら最高なのですが。来季のたのしみにとっておきます。