10月12日(土)。
10月にアゲハの孵化を撮影するのは久しぶりです。産付日は不明なのが惜しいのですが。下写真は朝の撮影です。
夜,孵化が始まりました。
あれよあれよという間に穴が広くなっていきます。目が離せません。
もう出始めました。
頭を上方向から撮るのはめったになかったこと。
さっさと出て来ました。ピント合わせがたいへん。
無事誕生!
誕生の瞬間を見逃さず,ほっ。
10月12日(土)。
10月にアゲハの孵化を撮影するのは久しぶりです。産付日は不明なのが惜しいのですが。下写真は朝の撮影です。
夜,孵化が始まりました。
あれよあれよという間に穴が広くなっていきます。目が離せません。
もう出始めました。
頭を上方向から撮るのはめったになかったこと。
さっさと出て来ました。ピント合わせがたいへん。
無事誕生!
誕生の瞬間を見逃さず,ほっ。
畑を囲う,有害獣侵入防止ネット。道沿い個所にたまたまアゲハの前蛹を発見。近くにスダチの木があるので,そこから幼虫が歩いて来たのでしょう。
さて,こんなところで無事に羽化まで行き着くでしょうか。
見守っていようと思います。
我が家の温室は,名ばかりでボイラーを撤去しているため,雨風よけのガラス張り小屋といった感じです。その中でアゲハが翅をパタパタさせていました。春一番の羽化です。でも,そこにアゲハの蛹があったなんて思ってもみませんでした。
せっかくなので,顔写真を撮らせてもらいました。
反対側からも。
うんとアップで撮りました。個眼がなんとも行儀よく並んでいます。
真正面から見ると,いかにもアゲハという印象。なんだか澄ましているような。
吻を除いて両眼が入るぎりぎりで撮りました。
超接写の世界を覗くと,わくわく感が増幅します。
畑にて。
畝を耕す前に,畝の上に堆肥をたっぷりおいています。畝の脇に大きなスダチの木があるのが功を奏したのか,アゲハが二頭堆肥に舞い降りて吸蜜しているのを目撃しました。
アゲハ一頭なら見たことがありますが,二頭は初めてです。このチャンスをきちんと撮っておこうと思い,家から一眼レフカメラを持ち出してきました。ありがたいことに,アゲハはまだそこにいます。
その場所を歩き回ります。
ときどき一頭がと舞い上がるものの,また元の場所に戻って来ます。
懸命に吸水します。
とにかく一心なのです。
お蔭さまで,ゆっくり撮影できました。
考えてみると,チョウの吸水行動はかなり観察できます。共通して,ミネラル成分を補給しているのです。それもオスが。繁殖行動の一環です。
畑にて。
レモンの若葉にアゲハの卵が一つ。探すと,まだありました。
写真に収めていると,なんとなんとそこにアゲハが現れました。わたしがいることがわかっているらしく,すこしだけ周りを飛んでいて,すぐに若葉に降りました。レンズから30cmほどの距離です。警戒心以上に産卵意欲が勝っているとでもいうような光景です。翅をパタパタとさせながら腹端を葉にくっ付けました。
アゲハのからだが揺れ,向きが多少変わりました。幸い,産卵時の格好がもっとわかりやすくなりました。これは記念すべき一コマになるでしょう。
隣りにあるレモンの木でも産卵しました。直後に撮ったのが下写真です。やはり若葉に産み付けています。成虫はちゃんと心得ています。
カメラは自然を友とする道具です。自然のあるがままの姿を覗き見る,わたしの友です。
アゲハの終齢幼虫がスダチの木にいました。近寄ってみると,寄生バチらしいものが一匹とまっていました。
さらに近寄って正体を確かめました。うーん,何をしているのでしょう。腹の大きさを見ると,産卵に関係あるのかもしれません。
トリミングしました。口で何かしている様子です。
移動しました。
やっぱり口先で何かしています。
からだに動いていきました。幼虫は気持ちがよくないのか,時折ブルブルッと震えて上体を起こしたり戻したり。やっぱり口による刺激が影響しているのです。
このハチの正体は不明。このあと,幼虫を枝ごとネットで覆いました。何らかの異変が起こるかもしれません。注目です。
春のこと。畑のレモンの木にアゲハの終齢幼虫が一匹。のんびりとした風景です。
草が伸びる前の季節で,農家の人が作業に精を出しています。幼虫は移動していました。
西日が山際に傾いています。まだ同じところにいました。撮影中,左前方から車が走って来たのでシャッターを切りました。
間もなく,遠景はすっかり変わるでしょう。
4月27日(水)。庭のキンカンの木にアゲハの卵はないか,そう思って探してみることに。そうしたら,きっちり見つかりました。それも数個。
様子から判断すると,産付されてから時間はあまり経っていないようです。卵の大きさは直径1.3mm,高さ1.17mm。
こんなふうにあちこちに。
4月30日(土)。変化があるようには見えません。
5月2日(月)。上写真の卵です。色の濃淡が窺われます。
別の卵です。なにか異変が起こっているような。
これはハチに寄生されているのでしょうか。
観察を続けます。
10月11日(月)。いつの間にか終齢幼虫になっています。今日脱皮しました。肝心なキイロタマゴバチのことですが,幼虫の体内で育っているのかどうか不明です。変化が見え始めるかどうか,見守るほかありません。
10月18日(月)。終齢幼虫が大きくなりました。ところで,キイロタマゴバチによる影響・異変はさっぱり現れていません。
10月23日(土)。前蛹になりました。異常なし。
10月24日(日)。そのまま変色。
この日のうちに蛹化。しかし,異常なし。
今後キイロタマゴバチの何らかの兆候が現れたら記事にします。とりあえず,本シリーズは今回で終了にします。
10月8日(金)。赤っぽい部分はやはり複眼ではないでしょうか。時折動きが観察できます。寄生バチが順調に育っているようです。
自然光下で撮りました。ぼんやりながら、かたちがわかる程度に写っています。
中央やや左に見えるのは触角です。はっきりした動きはありませんが、ほんのわずか動くのが確認できました。
10月9日(土)。朝。見ると,もう羽化済み!
午後。もう一つの卵で動きが盛んに。ところが,出かけなくてはならない用ができ,外出。対策としてインターバル撮影をセット。案の定,不在の時にアオムシコバチが羽化。インターバル間隔が長すぎて,穴から出る瞬間は撮れていませんでした。
穴が開き始めました。
複眼を出そうとしています。
どうやら三匹目が出終わったようです。
やはり半身を出した瞬間がいいなあと思います。その場で観察しながら撮影できたら最高なのですが。来季のたのしみにとっておきます。