ヒガンバナの群落で撮影していると,そこにクロアゲハがやって来ました。なんともラッキーな。目の前で懸命に吸蜜し始めました。大急ぎで撮影開始。翅をパタパタ,ヒラヒラするので,シャープな画像は得られませんでした。
しばらく吸蜜していたので,数枚撮れました。
舞い上がったときは,やっぱりピントが合いません。
反対側から撮りました。中央に蕊が一本。これがなかったらさらによかったのですが。
とっさの撮影ってむずかしい!
ヒガンバナの群落で撮影していると,そこにクロアゲハがやって来ました。なんともラッキーな。目の前で懸命に吸蜜し始めました。大急ぎで撮影開始。翅をパタパタ,ヒラヒラするので,シャープな画像は得られませんでした。
しばらく吸蜜していたので,数枚撮れました。
舞い上がったときは,やっぱりピントが合いません。
反対側から撮りました。中央に蕊が一本。これがなかったらさらによかったのですが。
とっさの撮影ってむずかしい!
畑に植えている巣立ちの木に,実がたくさん。木が古くて大きいので,葉が茂っています。アゲハが関心を持って度々飛来。クロアゲハもやって来ます。クロアゲハはアゲハと違って,どうやらヒカゲに産卵するのを好むようです。
先日も日陰になっているた葉に産卵するのを目撃。それとは別に,同じようなところでクロアゲハの卵を見かけました。それがまあ,孵化近し,といった卵なのです。その枝を切って,観察をすることに。孵化を撮影するのです。
その日の夜。今か今かと気にしていると,孵化が始まりました。
穴はどんどん広がります。
こんな広さでも出てくるのかと驚くほどなのに,出始めます。
さっさと出てきます。
誕生!
タイミングがよいときは,こんなふうに記録できます。ふしぎなほどです。
晴れたこの日,突然雨が降って来ました。雨らしい雨はまったくない日が続いていたので,びっくり。
自宅脇の道路を歩いて車庫に向かっていたら,クロアゲハが吸水ところに出くわしました。路面が湿っているので吸水のために舞い降りたのです。それで大急ぎで家から望遠レンズを持ち出してそこに行きました。どうかまだいてほしい,そう願って。ありがたいことに,願いどおり吸水中でした。
なんとか一枚撮影。
向きを変えて給水。
しばらくして,舞い上がりました。
とっさのことで,やれやれ。ほっ。
キンカンの葉に産み付けられたクロアゲハの卵を観察して来ました。
その卵が途中から異変を生じ,孵化に向かわないまま,固まったようになってしまいました。そして,そのまま数日が経過。
今日(8月7日),卵を見ると,なんとアリに襲われているのです。それも最多で3匹の時がありました。
どんどん中身が減っていく感じです。
塊りを運び出す動きも観察できました。
それにしても,アリのすごさというか,卵の受難というか,なんとも容赦のない場面でした。
我が家にて。
スダチの木で成長したクロアゲハの幼虫が,すぐ脇の車庫で蛹化。それが羽化しました。たまたまそれを発見したので,もちろん顔写真を撮ることに。
吻を曲げたり伸ばしたり。この写真のみ光源は自然光です。
アゲハが動かないうちにさっさと撮影しなくてはなりません。
真正面からも。吻が伸びているのがいいなあと思います。先になるほど赤みがあります。
すこし近づきました。
もっと近づいて複眼を収めるようにして撮りました。
斜めからも。
ぐっと近づいて。
微妙に動くので何枚も失敗。以上の写真はそんな中で残ったコマから選んだものです。
四つ目も孵化するだろうと思って気にしていたら,やっぱり! 今度は穴の開くところから見ることができました。卵は細い新芽に付いています。
穴は見る見るうちに大きくなります。
「出るな」と思っていると,あっさり出て来ます。
着地点を探るような動きをしながら。
ぐうーっとからだを伸ばしながら。
誕生!
卵殻を食べると,ほんとうに貪り食うという表現ぴったりの食欲!
どんどん食べて行きます。このあとも食べ尽くして,卵の跡形だけが残りました。母の贈りものは偉大!
すべての卵について撮影ができました。こういうことは稀です。短時間に孵化が集中した結果です。孵化日がはっきりしています。せっかくなので,これからの成長の経過を観察してみようかなと思っています。できれば羽化まで。
続いて三つ目で孵化が。ほんとうに続いてです。同じ成虫が産み付けたので,このように続くのでしょう。
若芽の葉柄です。
狭いところに降りなくてはなりません。なにか探っているような感じです。
安全な足場を探っているのでしょうか。
無事着地。
真っ直ぐに進むほかありません。
しばらくして方向転換。そして習性どおりの行動が始まります。
三つ目の孵化も記録できました。
しばらくして,葉の表の卵で孵化が始まりました。見ると,もう出てこようとするときでした。「間に合ったー!」。
今度は横方向から撮りました。頭をぐうーっと伸ばすようにしながら出ます。
こんなからだがどう収まっていたのかとふしぎなほどの風景です。
束になった毛が立ち上がります。
着地!
初々しさが伝わって来ます。
小さいながら堂々としたスタイルです。二つ目の撮影もできました。「ほっ!」。
一つ目の孵化は葉裏のもの。出方はさっさとしています。程々の穴が開くと,じつにすばやく出て来ます。
そのタイミングに合わせて,シャッターを切ります。小さなものを写す場合は,ピント合わせはマニュアルフォーカスにしているので,わずかなズレを気にしておかなくてはなりません。
上から撮るのはめったにないこと。
こうして見ると,幼虫の特徴がよくわかります。とくに頭部傍に生え揃った毛は,長さといい束の太さといい,からだの大きさと比べて貫禄十分。
出終わりました。あとには穴がぽっかり。
幼虫はしばらく休んでいます。時間が経ってから180度向きを変えます。もちろん,卵殻を食べるために。
一つ目の孵化を見逃さずに撮れました。それにしても,発見から孵化まで短時間でした。
7月13日(火)。朝。
いずれの卵とも同じようにからだが見えかけています。もうすぐ孵化しそう。見逃さないよう注意しなくちゃ。
新芽に付いた二つです。
若葉に付いた二つです。
1時間も経たないのに,見ると,そのうち一つの卵に穴が開いています。若葉の裏側にあった卵です。もう孵化が始まったのです。大急ぎで撮影準備。間に合ったー!
以下,孵化直前まではご覧のとおりです。どんどん穴が広がっていきます。
口元右にある機械感覚毛が出ています。こえで穴の大きさを測定しているのでしょうか。このぐらいの大きさになると,もう出て来ます。
続きは次回に……。