自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

常滑の旅 ~散策編(前)~

2023-06-30 | 旅行

散策していると,焼き物のまちらしく,庭先のプランターが焼き物。こういうのを見ると,焼き物が生活に息づいているなあと感じます。

 

建物の基礎にも。

 

側壁にも。単にコンクリートでないのがここらしさ。

 

散歩道でいちばんの見ものは,やはりこれ。道の脇の斜面に埋め込まれた焼き物がずっと続く風景でしょう。焼き物は焼酎瓶であったり土管であったり。それは見ごたえがあります。

ふつうの撮り方をしたのでは印象が薄れるようなので,魚露目レンズで覗くことに。焼き物の目線で周りを眺めたら,そんな感じです。

 

瓶がドッカーンと居座って見事。

 

ここは土管坂。足元も焼き物。

 

ここを歩くとたのしさ満タン。

 

生活に溶け込んだ焼き物っていう感じがズバーッとしてきます。

 

すてきな散歩道です。

 


常滑の旅 ~自然編~

2023-06-29 | 旅行

焼き物のまち常滑を訪れました。こころに残った風景をいくつかご紹介します。目についたのは,やっぱり,いつものように生きもののいる風景です。

陶器屋さんの看板で休むシオカラトンボです。もっと近寄ろうとしたら,パッといなくなりました。

 

オウムの愛好家を見かけました。オウムは肩にとまっているのです。写真撮影OKということで,撮らせていただきました。

 

レンズを気にして,オウムはしきりに口をこちらに向けて開けようとしました。

 

底に水のたまった大きな甕でトンボを見かけました。小さなビオトープです。たぶん,ここで羽化したのでしょう。

 

水をたたえた甕にメダカが。のどかな風景です。

 

帰路,名古屋駅のホームから見かけたキリン。工事現場の遊び心です。

 

ちょっと目についた風景あれこれにおもしろさを感じました。

 


マツカレハが!

2023-06-28 | 昆虫

前栽のマツを剪定していたら,マツカレハの繭がありました。

 

作業を続けていると,またありました。

 

さらに作業を続けていると,今度は幼虫が出てきました。毒をもつ幼虫です。触るのは禁物です。

 

せっかくなので,繭を採取。指でつかむと中の蛹がごそごそと動きました。これはおもしろいと思い,繭を繭を切り開いてみました。こうして中を見たのは初めてです。

 

成虫を見たことがないので,このまま飼育ケースに入れておくことにしました。

 


"魚露目"で見たナナフシ

2023-06-27 | 昆虫

山道にて。

道に向かって伸びる雑木の一つにアカメガシワがあります。大きな葉にナナフシがとまっていました。幼虫です。この山道で見かけたのは二度目。

 

さっそく魚露目で撮ることに。向こうはコンビニの駐車場です。梅雨なのでどんよりと曇っています。

 

そのうちにナナフシは歩いて移動。

 

この山道はやっぱりおもしろい。むらの中にあるので,気軽に行けるのが利点です。

 


"魚露目"で見たコオニヤンマ

2023-06-26 | 昆虫

山道にて。

山道にもたれかかるように倒れてきている雑木で昆虫の生態を撮影していたら,足元の路上面にコオニヤンマがとまりました。コオニヤンマの虫の目写真を撮るのはとても困難です。理由は簡単。撮影者が近づくとすぐに察知されます。そしたら、パッと舞い上がってしまうからです。これまでわたしは,まともに撮ったためしがありません。

それで,どうなろうと試してやろうという気持ちになって,やや後ろ側から回り込んで近づいて行きました。撮影しながら少しずつ近づくのが,こういうときの鉄則です。とりあえず,この一枚が撮れました。向こうに停まっているのはわたしの自動車です。

 

さらに近づいて行きます。おやおや,どうしたことか,逃げようとしません。それで全身を最大サイズに入れて撮りました。撮影,成功! カメラのボディーは路面に触れています。ワーキングディスタンスは5cmもないでしょう。この角度から至近距離で撮ったのは初めてです。

 

そこに向こうから自動車がやって来ました。もちろん,それでトンボは去って行きました。もっと撮りたかったのですが,惜しくもこれでおしまいとなりました。

 


'23 昆虫の頭・顔 ~オニヤンマ~

2023-06-25 | 昆虫

自宅脇の路上でオニヤンマを見かけました。オニヤンマの顔写真はたいそう特徴があって,トンボの王様らしい風貌なので,これは絶対に顔写真だと思いました。それで,一時捕獲。

 

思ったとおりすごい! 生きたトンボを撮るのはたいへん。被せた容器を,そっと持ち上げ,できた隙間から撮るのです。それでも,動いたら台無し。

 

うれしいことに,このオニヤンマはわたしの気持ちをすっかりわかってくれたように静かにしていました。

 

感謝,です。

 


"魚露目"で見たクサカゲロウの卵

2023-06-24 | 昆虫

この度見つけたクサカゲロウの卵を"虫の目"で見てみました。葉はエノキのそれなのですが,卵が小さいのでおもしろさはありません。ただ,卵のある環境は伝わってくるでしょう。

 

葉の真裏から見ました。もし晴れた日なら,色はずっと鮮やかだと思います。

 

孵化までに晴れた日があれば取り直しです。ただ,孵化がいつかわからないのでどうなることか。

 


久しぶり,優曇華の花(クサカゲロウの卵)

2023-06-23 | 昆虫

優曇華(うどんげ)の花とはクサカゲロウの卵の別名です。今日,むらの山道脇に生えるエノキの葉で見つけました。久しぶりです。それも,三つの葉にあったのです。

 

この山道の脇には山の急斜面が迫っていて,およそ50mばかりの距離なのですが、雑木がせり出してきています。よく観察していくと、葉には意外にたくさんの昆虫がいることがわかります。今日はこのエノキで,テントウムシの卵,テングチョウの幼虫も見かけました。

 

さて,このクサカゲロウの卵の観察をここ二年やっていないので,幼虫が生まれるまで見届けたいなあと思っています。

 

どうなることか。

 


キツネノロウソク,たくさん

2023-06-22 | 植物

近所にある知人の畑にて。

畑の隅に籾殻がどっさり積んであります。そこからにょきにょきとキツネノロウソクが出てきていました。こういう光景を見るのは初めてだったので,新鮮な感じがしました。

 

旬が過ぎていたので,枯れかかっているものも相当数ありました。

 

このキノコは腐葉土が積もったところに群生するようです。実際,籾殻の下は腐った葉がどっさりあります。知人の話では,カブトムシがやって来て産卵し幼虫がたくさんいるとか。

 

先端部分はねばっとしています。そこから放たれる臭いで,ハエたちが訪れます。その臭いはわたしたちにはとんでもないものなのですが,昆虫の種によっては歓迎すべき臭いのようです。ラフレシアの花を思い浮かべてしまいます。

 


"魚露目"で見たヤマキマダラヒカゲ

2023-06-21 | 昆虫

わんだぁの森にて。

クヌギの木が林立しています。木の下は日陰で,そうした環境のすきな昆虫たちがいくらでもいます。このヤマキマダラヒカゲも一つ。近づいても、簡単には遠ざかりません。それはふしぎなほど。ぐーっと近づいて撮りました。樹皮と翅脈の凸凹感がおもしろいなあと思います。

 

見上げながら撮影。頭上高くに太陽があります。

 

そのうちに移動。さらに追っていきます。近くのクヌギにとまりました。できるだけ環境が入るようにして、できるだけ大きく写し込みました。地面には小径が見えます。

 

時間が経つのを忘れて撮影に集中できました。人影はまったく見かけませんでした。昆虫がのびのびくらすすてきな空間です。