常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

寒冷地でのウコン花は珍しい

2007年09月20日 | 季節の便り
咲き初めたウコン これからどんな形に変化するのか楽しみだ。



今年は珍事が続く、今度はウコンに花が咲いた、早速中津川在住の親元に知らせたら、メールで下記の返事が届いた。
「まだ暑い夏が続いています。
チョット異常な事があれば、少し前までは「酸性雨」だったですが、
いまは「地球温暖化」のせいというと皆さん納得してくれます。
あのウコンは小笠原の母島のものだったと思います。
今年は暑いので、ふるさとを思い出したのではないでしょうか。
寒冷地でのウコンの花(特に秋ウコン)は珍しいようです」
なるほど 地球温暖化という言葉には妙に説得力がある。
今度は 厳寒期に人間の居住性を犠牲にして、高額な灯油を燃やし続けたことを、もっと強調しよう。親元といっても私の実弟である。


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ツリフネソウ

2007年09月19日 | 季節の便り


甲州街道を歩いた時、山道に入って何本もの胡桃の木の下を通った、沢山の実が転がっていたけれど誰も見向きもしない。
時間に余裕があれば、石を使って固い外皮を割り濃厚な脂身を食べるのだけれど、心を残して先を急いだ。
胡桃を石で割るのはコツがいる。うまく割れると効率よく食べることができるけれど、下手に割ると中身をつぶし、しかも固い殻の破片とミンチになって悔しい思いをする。
胡桃は沢に沿って林を形成し、実が落ちるころ、岸辺に群生したたツリフネソウに紅い花が山ほど咲いていた。

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鹿罠

2007年09月18日 | 季節の便り
鹿の跋扈に手を焼いて、ついに獣道に罠が仕掛けられた。
小さな檻の中に動物を誘い込むために、獣と人間の壮絶な知恵比べが展開するらしい。壮絶と言っても人間の生き死にに関わる話ではない、獣の生き死にである。
鉄の格子扉が閉じると、電波が発信されて罠管理者が駆けつける仕組みになっている。これは人間の知恵である。

罠全景 


罠の仕掛け、この枝に動物が触れると、前後の扉が閉まり生け捕られる。
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筋肉痛

2007年09月17日 | 季節の便り
ため息が漏れるほどの残暑、ミンミン蝉の声は一向に衰えを感じさせない。
来年の幼虫が、勘違いして這い出してきているようだ。
しかし 振り向けば、そこかしこに秋の気配は立ち込めている。
慣れない運動をして、普段楽をしている筋肉に激しいストレスが加わると、特定部位に筋肉痛が発生する。
負荷から筋肉痛が発症するまでの時間は、加齢とともに延長することが判った。
私の現在のラグタイムは約36時間である。
夢街道踏破後の筋肉痛を心配したけれど、今にいたるまでその兆候は皆無である。
ラグタイムが延長されたのか、歩行中ストレスに晒されなかったのか、とのかく次回に向けて第一関門は無事通過した。次回はいよいよ県境を越える。



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あずさ夢街道「長坂 韮崎路」

2007年09月16日 | 季節の便り
総勢20名は長坂駅に集結、記念集合写真を撮影し、10:30スタート、終着韮崎到着は15:00であった。
踏破距離は17.6k、歩数計は27,187歩を示していた。
韮崎駅で露結の雫が滴る生ビール飲み干して、ワイズの仲間と別れ一足先に普通電車で帰路に着く。
しばらくしてから電車の窓が開くことに気付いた。当たり前といえば、当たり前のことだけれど新しい発見であった。
窓から弾むように沿線の秋の空気が流れ込んできた、近くに他の乗客の姿は見えないから遠慮することは無い、窓から身を乗り出し、全身で秋を受け止めた。
こどものころ、汽車にはこんなスタイルで乗り、煤塵で眼をはらしたものだ。
飛行機も窓が開いたら楽しいだろうと思う。

沿線風景



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朝の常念と対面

2007年09月15日 | 季節の便り

ひさしぶりに朝の常念と対面した。
これからウォーキング甲州夢街道「長坂 韮崎」を踏破する。






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パソコン社会は頭でっかち

2007年09月14日 | 季節の便り
パソコンは便利だ、毎月発生する4万行ほどの販売データを、あらゆる切り口で、瞬時に、並べ替え、分類、分析してみせる。
だから問題点が山ほどあぶりだされる。
しかし パソコンは問題の解決まで気が回らない。
だから人間はいつもあくせくしている。
あくせくしている間に季節は秋になった。

ヤマボウシの実と始まった紅葉
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紫蘇の実漬け

2007年09月13日 | 季節の便り
紫蘇の花穂を下から上にしごくようにして収穫する。
収穫できた小さな小さな巾着型のガクを水洗いし、布袋に入れて自家製味噌ダルの底に埋める。
漬け込んでから半年もすると「紫蘇の実味噌漬」が熟成する。
出来上がった漬物は、黒い小さな昆虫の死骸を思わせる形状なので、食欲をそそられる人はまずいないだろう。
だが、暖かいご飯に載せると、紫蘇独特の香りが唾液の分泌を際限なく促す。
茶漬けもいい、特に種を噛む感触がいい、この食感は世界で最も高価な食材も遠く及ばないだろう。
パック入りの味噌を使うようになって、紫蘇の実漬けは幻である。

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茅葺屋根の変遷

2007年09月12日 | 季節の便り



今から何十年も以前のこと、その当時茅葺屋根が当たり前で、瓦葺はお大尽の家と決まっていた。
それが、暮らしにくい、防火上大変危険、材料の萱が入手困難、屋根葺職人がいなくなった、などの理由から茅葺屋根は姿を消した。
帽子を変えるように屋根だけを瓦などに換えたり、新築したりして田舎の原風景は短期間に消えてしまった。
 我が家もこの時期に屋根を瓦にかえた。
茅葺屋根を解体する時、三百年間たまりにたまった煤と埃が体に染込んで、1週間ほど異人種の態ですごしたことを覚えている。
 とにかく暮らしにくい家であった。
その後もあちこちを部分的に何度も改装して、何とか人が暮らせるようにしてきたけれど、家族が二人になったのを機会に、小さな別棟に移った。
 使わなくなった母屋の天井板で覆い隠されていた太い梁を、懐かしがり出したのは、かみさんである。
 そんなことで梁は明るい場所に出ることになった。
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紅い実を食べる

2007年09月11日 | 季節の便り


イチイの良く熟れた実は、蜜のように甘かった。
この赤い実を求めて秋になると庭のイチイの木によく登ったものだ。
口に入れ、固い種に触れないように注意深くつぶす、アイスコーヒーのシロップに似た上品な甘さが口の中に広がる。
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