常念が見える部屋から

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大寒 小寒 山から小僧が飛んできた

2012年12月11日 | 季節の便り

マンサクの花芽

ラジオからクリスマスソングが流れている。

裸木となった街路樹の間から、雪雲に覆われた山脈がみえる。

車のダッシュボードでは外気温度がー5℃を表示していた。

温暖化ガスの減量を心がけて暖気運転をやめた車内も同じ温度だろう。

5キロ程の道程が、ラッシュ時には20分程かかる、温かい風が吹く出す頃下車する事になる。

いつもの道を川に沿って下り、右に折れると視界が開け、天気が良ければ、雪の鹿島槍がみえる。

強い冬型の気圧配置が本州を包み込む日は寒く、山は大荒れが続く。

葉が吹き落されたマンサクに、小さな生き物のような花芽を見つけた。

寒さの底に沈みこんでゆくような、こんな季節には嬉しい発見である。

 

 

 

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