柿の木を覆い尽くした葛に高貴な花が咲いた。
昔は農家にとって飼料、繊維、薬用として有用な植物であった。
栄養価の高い葉を家畜は好ん食べたし、強靭でしなやかな蔓は農作業ばかりでなく、伝統行事ののあらゆる場面で使用され、また根から精製される良質な澱粉は「くず粉」と呼んで珍重されていた。
今は手におえない有害雑草である。
昔は農家にとって飼料、繊維、薬用として有用な植物であった。
栄養価の高い葉を家畜は好ん食べたし、強靭でしなやかな蔓は農作業ばかりでなく、伝統行事ののあらゆる場面で使用され、また根から精製される良質な澱粉は「くず粉」と呼んで珍重されていた。
今は手におえない有害雑草である。
葛さんゴメンナサイ。
マメ科の花はどれも色や形が可憐ですね。
有害雑草と言われているのに、天然のくず粉は貴重品扱いですが、製品となるまでに相当の手間暇がかかるのでしょうか。
あらゆるところに蔓を伸ばして、よい植物を駆逐する勢いがあるのですね。
でも野山でこの花に出会ったらほっとする気がします。