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アイスバーン

2012年12月31日 | 季節の便り

光る路面

畑の隅にある小さなビニールハウスを野菜の貯蔵庫に使っている。

ケットラに乗って越年用の根菜を取りに、坂道をハウスに向かった。

雪は昨日の雨であらかた消えて、だれかの輪立ちが一本だけ延びていた。

四駆ケットラの登攀力は力強い、凍りついた輪立ちをバリバリ音を立てて砕きながら進む。

さて 荷台に積み込んで帰る段になって、下りのアイスバーンの怖さを改めて感じた。

それは車を止めることができない恐怖である。

四輪が完全に止まっているのに、車は橇のように氷上を滑りながら動いて行く。

ハンドル操作もできず、ブレーキ踏んでも無意味である、最善はブレーキから足を離せばよいのだが、それができない。

輪立ちの凍った角にタイヤを引っかけながら何とか10米程の急坂を下りきった。

そんなこともあったが、恙無く年越し準備が進んだ。

一夜明ければ新年 どこがどう変わっているのだろう。

 

 

 

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