昨日大粒な銀杏を実らせてくれたイチョウを伐採した。
切り倒してその大きさに驚いた、根元の直径は40センチを優に越えて成長していた。
このイチョウは銀杏からの実生である、切り株の年輪はざっと40年を数えた。
夏に茂る厚い葉が暑さをさえぎり、火災時に類焼から家を守ると聞いた、寺社にイチョウが多いのはそのためだという。
晩秋 まばゆいばかりの黄葉が遠くから我が家の存在を誇示し、グーグルアースでもその雄姿を確認できた。
味の良い大粒な銀杏は我が家ばかりか近隣の食卓までを広く賑わした。
しかし 最近になって際限なく成長し続ける生命力に不安を感じ始めた、隣家への落葉洪水と雨樋への堆積である。
落葉期には清掃範囲が格段に広がった。
その上、伸び放題の枝が生活圏への侵略を開始し、枝下ろしが毎年の行事となり、高齢者の個人管理の範疇を越えた。
今年は銀杏が不作だったこともあり、家族と相談してついに決断した。
一抹の寂しさは残る。
思い出の銀杏、さぞ寂しく残念なことでしょう。
業者さんに頼まれたのでしょうね。
我が家にも、高さが2階の屋根の倍、目測20メートルを超えるキリの大木があります。測ったら直径で60cmほどもありました。
ほかに、ホウノキや思わぬところに、桑や榎が恐ろしいほど早く成長しています。
木に責任はないし、もはや、業者に頼んでも大変なことと、心配しています。
おかげであまり大きくならずにすみそう
今秋は暖地ながら紅葉がまあまあとなり、だいぶ色づいてきました
実生から育ち(育て?)、人生に同伴してくれた命なら、
植物とはいえ感慨はひとしおでしょう
これからは切り株に腰かけたりで、新たな季節に偲ぶわけですね
出入りの庭師さんから伐採の名人を連れてきて貰いました。
私は立ち会えませんでしたが、上から少しずつ切り詰めて来たようです。
切り倒した後はその部分に大きな穴が開いたようで明るくなりました。
南部桐は貴重な用材と聞いたことがあります。
拙宅では数年前に伐採した桐から和ダンスを作りました。
どちらも風雪に耐えて木目が美しいと聞きました。
糸魚川静岡構造線内部はエネルギーが臨界に達して、いつ地震が発生するかわからないといわれています。
身近に大木がないと安心できるような気がいたします。
しばらく 切り株から芽生えるであろうヒコバエと付き合います。
母の嫁入りの会津桐箪笥、もう20年も前でしたが、2棹削り直しで150万と・・・。
でも、今は伐採を頼むと3~40万とは。どうしましょう、困っています。
将来、息子に任せるしかありません。