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徳本峠(とくごうとうげ)のムササビ

2013年11月02日 | 季節の便り

朝霧が立ち込める山沿いの道(自宅付近)

以前 徳本峠(とくごうとうげ)は上高地への唯一の登山口であった、松本電鉄線終点島々で電車を降りると、後は自分の足に頼るしか方法はない。

ひたすら島々谷を上り詰める、途中の岩魚止めで谷川と別れ、九十九折れの峠を越えるコースである。今でも魅力に惹かれてこの峠を越える登山者は多い、かのウエストンもこの峠を感嘆したという。

隼人君は山岳部合宿訓練で、岩魚止め付近においてムササビの鳴き声を確かに聞いた。

低山に生息するというムササビが、高山域にも生息することに興味をそそられ、そのことを所属するムサササビ研究会に報告した。

グループ責任者から、「非常に意義深い報告だ、しかし鳴き声だけでは弱い、物的証拠(糞とか食物残滓)が必要である、もし何らかの証拠が発見されれば学会誌のトップを飾るニュースである」と激励された。

そんなことで隼人君の三連休は徳本で暮らすことになった。

 

 

 

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1 コメント

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毎回 (すぎさん)
2013-11-03 11:37:37
毎回楽しみにしています。
特に母は、画像を見ては喜んでいます。(ついこの間入山辺に行って来たばかりですが)
ちなみに、今回の画像を見せたところ、この先を行くと橋倉だ、などと言っておりました。

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