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本堂の床下に生息した獣たち

2011年08月14日 | 季節の便り

草アジサイ

昨日は迎え盆 住職がスクーターに乗って檀家を訪問し仏前で読経し回向する。

限られた時間内に回る檀家は多い、冷たい麦茶で喉をうるおす間も惜しんでの訪問である。

しかし 今年は寺の床下に棲む獣の話で、住職の喉を潤す時間がちょっぴり長引いた。

住職は云った「以前 庫裏の床補修で縁の下に入った棟梁から、床下に巣食う多数の小動物の報告を受けた。

ほっておくと建造物に重大な被害が生じる可能性があり、現に庫裏の床が著しく傾斜しているという。

専門家に依頼して捕獲のための檻をセットした、すると1年間にハクビシン、アナグマあわせて15頭が捕獲された。」

聞き手の私共夫婦は身を乗り出して「捕まえた動物はどうされたのですか?」

「捕獲した専門家に「決して手荒なことはしないでくれ」と因果を含め、「寺に棲んだ動物に手荒な事が出来るわけありません、どうか安心してお任せ下さい」と業者は真剣な顔で胸を叩いた。」

住職曰く 「今日にいたる迄 捕まえた獣をどうしたのか業者に問いただしたことはない」

そこで私は思った、先日カメラに写ったアナグマは、菩提寺に生息した獣の末裔ではないかと。

 

 

 

 

 

 

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