常念が見える部屋から

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季節の移ろいに写真を添えて発信します。

チャンメロ

2016年02月17日 | 日々のこと

 先日の異常な暖かさ(暑さ)で、降り固まった積雪があっけなく消えた。

人の力では、到底成し遂げることのできない、神業である。

雪の消えた草地に蕗のトウが膨らんでいたので摘んできた。

現在はフキノトウが一般になっているけれど、子供のころは「フキボコ」と可愛く呼んでいた。

近くに親しみを込めて「フキッタマ」と呼ぶ地方もあり、北信濃の「チャンメロ」はアニメの世界だ。

みちのく山形等では「バンケ」と呼ぶらしい、語源を知りたいものだ。

 

みちのくの緑は蕗のトウよりぞ (福田廖汀)

 外にマンサクを写しに出たら、急に雪が舞い始めた。

この雪は降るのではなく舞うのである、フワフワといつまでも空を漂っているように見えるけれど、

写真に写してみると間違いなく下方に移動している。

中国では、金縷梅というらしい、金箔をまとった梅である、惨めなのか高貴なのか解らないが見るほどに美しい花だ。

秋以来、ようやく室内で咲いたハイビスに勝るとも決して劣らない。

マンサク(金縷梅)

 赤い花が途絶えていた空間に君臨して、通常一日花だが、二日間頑張って咲き続けた。

コメント (1)
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