常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

虹色の雲

2012年06月21日 | 季節の便り

 

 

 

 台風が過ぎた朝 遠くの景色が近く見えた。

手前の鍋底状の山を鍋冠と呼ぶ、左手には薄雲をまとった常念がぼんやり見える。

朝方 鍋冠の向う側の谷間に淡い虹が出た。

虹は台風が置き忘れた薄い雲に架かって、風と共にオーロラのように動くようでもあった。

七色の光は虹に違いないのだが、忙しく濃淡が変わって、やがて灰色雲に同化した。

朝の虹は気持ちが高揚する、良いことがあったわけではないが、悪いこともなかった、だから朝の虹は吉兆である。

コメント (3)
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