燃え盛る三九郎
火祭が終わって1週間が過ぎ、大寒に入るという時に、突然思い出したことがある。
子供のころ三九朗の燃え盛る火柱を囲んで歌った囃子である。
火祭の炎で、記憶の底から、時間を掛けて、炙り出されたのだろう
親方の音頭で、声が嗄れるまで、意味もわからずに、声を張り上げた、囃子歌の言葉は一部欠落してしまったが、ほぼ覚えている。
三九郎三九郎大黒様という人は
一に 俵をふんまえて
二に にっこり笑って
三に 盃手に持って
四ツ 世の中良いように
五ツ 泉が涌くように
六つ ***
七つ 何事ないように
八つ 社をおし立てて
九つ ***
トウは とうとう***