或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

バカラ マッセナ

2007-06-13 06:04:01 | 520 アンティーク
ちょっと前にあった国民的行事?らしい藤原紀香の結婚式。帰宅したらTVで放映していたので一応見ました。別に興味はなかったけど、まあ話のネタということで。場所が神戸にあるホテルオークラということで、やっぱりねと納得。ポートタワーとのツーショットはやはり絵になる。それにしてもこのホテルは、やたら中国・香港系の小金持ちの団体が多くてうるさいのがたまにキズ。

TVを見ていてビックリしたのは、新郎の陣内がピアノを弾いたこと。その時間帯で視聴率が最も高かったとか。何ヶ月か猛特訓したらしいけど。練習風景の運指を見たら空恐ろしくなって。こんな状態で、あれだけ人が集まって、しかもTVで全国放送される中で、こりゃ絶対に途中で止まるだろうなと。でも意外になんとか弾いてたなあ。何かちょっと仕掛けを感じたけど。

なんて世間話は置いといて、何日か後の朝の出勤前。その結婚式の引き出物がTVで紹介されていて。有名な和歌山の梅とか、地味だけどなかなかの品揃えと感心していたら、目玉として紹介されたのがバカラのグラス。ペアで記念のネーミング入り。たぶん花柄のセビーヌオールドファッション。好みじゃないけど。でも引き出物としてはアリ。将来お宝になるだろうし。

前置きがどうしようもなく長くなったけど、派手な結婚式の影響なのか?その夜になんとなく使ったグラスが、バカラつながりのマッセナ。ナポレオンに“勝利の女神の申し子”と呼ばれた陸軍元帥マッセナの名を冠したこのシリーズ。発表が1980年だから割と新しいモデル。デザインは典型的なモダンで、おそらく高級ホテルのバーなんかでは、一番よく使われているでしょうね。

それで思ったのが、自分にはこのグラスは似合わないってこと。元バンドマンだもの、あまりに対照的で。デビ婦人とか叶姉妹が持って高笑いでもしながら持ってりゃちょうどいい感じ。ということで、どうも冴えないオチになってしまってすいません。

セビーヌ     マッセナ

セイコー ロードマーベル

2007-04-06 06:14:48 | 520 アンティーク
今日はヤフオクで落札したアンティーク時計の第3弾。予算を使い果たしたからこれで当面は打ち止め。最後を飾るのは上の写真のセイコーのロードマーベル。1960年代製の手巻き。ムーブメントはCal.5740C。セイコー初の10振動、いわゆるハイビートと呼ばれる高精度モデル。10振動というのは1秒間あたりの振り子(テンプ)の振動数。通常が5、6振動だからその倍ぐらい。

気に入っているのは中のメカもだけど、何といっても”全数字”の文字盤。どうです?オシャレでしょ?当時はバーインデックスといって、英数字のハイフォン(-)みたいなやつが主流。それだけに珍しかったはず。最近はデザインが多彩だからそうでもないけど。

今回セイコーの腕時計の歴史を調べてみたら面白かった。この会社はいつも歴史の変化点に絡んでいて、国産初の機械式腕時計、世界初のクォーツ式腕時計、このどちらもがセイコー。後者は歴史上で最もインパクトが大きかった出来事。この製品は1967年に発売され1978年まで12年間製造されたロングセラーモデルで、言わばそのクォーツ式登場前の最後を飾る機械式。

-セイコー腕時計の歴史
1913(大正 2)年 国産初の腕時計ローレル発売
1956(昭和31)年 マーベル発売
1958(昭和33)年 初代ロードマーベル発売
1959(昭和34)年 クラウン発売
1960(昭和35)年 グランドセイコー発売
1961(昭和36)年 キングセイコー発売
1967(昭和42)年 国産初のハイビートモデル、ロードマーベル発売
1969(昭和44)年 世界初のクォーツ式腕時計発売
1980年代     クォーツの台頭により機械式生産中止
1998(平成10)年 機械式グランドセイコー復活

1967年と言えば、山本直純が「大きいことはいいことだ」で森永のエールチョコレートのTVCMを始めた、ラジオでオールナイトニッポンが始まった、ジャッキー吉川とブルー・コメッツがブルー・シャトーでレコード大賞を取った、TVの11PMで大橋巨泉が朝岡雪路を相手に”ボイン”と言い始め流行語になった、そしてジャズの神様であるジョン・コルトレーンが亡くなった年。

この時計はそんな時代に発売されたわけで、思いを馳せると自然に気持ちが和んできます。

Girard Perregaux

2007-02-03 05:28:17 | 520 アンティーク
今日は、またまたヤフオクで購入したアンティーク時計の話。IWCに続く第2弾が上の写真で、スイスにあるジラール・ペルゴ(Girard-Perregaux)社のスモールセコンド。1960年代製の手巻き。スモールセコンドというのは、文字盤の中にある小さな秒針のこと。ケースの装飾や文字盤に、お遊び感覚がムンムン。その洒落た雰囲気が気に入っています。

実はこの会社、IWCと同じく一般的にはそんなに知名度は高くないけれど、マニアには羨望の的。というのも時計の歴史を刻んできたスイスを代表する由緒ある会社だから。創業は1791年。200年以上も昔ですね。最も有名なのは、1880年に世界で初めて腕時計を開発したこと。つまり腕時計の生みの親。スゴイでしょ?当時のドイツ海軍将校用だったらしいけど。

この会社があるのが、フランスの国境に近い下の写真のラ=ショー=ド=フォン(La chaux de fond)という町。ここはスイスの時計産業の中心地。19世紀にはスイスの製品は世界の腕時計の9割を占め、その7割近くはここで生産されていた。

16世紀の宗教戦争で迫害を受け、南フランスからこの地に逃れてきたユグノー(プロテスタントの信徒)が興したのが時計産業。山間部という土地柄に、質素で厳格な宗教的精神がマッチし、必要とされる精密技術が育ったとか。1970年代に日本のクォーツが台頭し窮地に陥ったけど、”スウォッチ”で巻き返しを。実は”スウォッチ”の”ス”は、スイスの”ス”なんですよ。

土地つながりで言えば、ここの出身で有名なのが、20世紀が生んだ建築家ル・コルビュジエ(Le Corbusier)。モダニズム建築の生みの親。彼が設計したLCシリーズのソファーなんかも好きだけど、上野の国立西洋美術館にある本館の基本デザインを担当したという方が、自分にはピンとくる。ここは松方コレクションで有名。これも何故かフランスと関係が深いですね。

ということで、この続きはまた今度。今日は時計から絵画へと、ちょっと強引だったかも。


LC2 1P    LC2 2P

IWC オールドインター

2006-12-17 06:33:09 | 520 アンティーク
先週Yahoooオークションで購入したのが上の写真のアンティーク時計。1950年代のIWC製。オーバーホール済みで、文字盤もリダン(再塗装)されているので外観はとてもキレイ。コアなファンはオリジナルのままじゃないとダメっていう人が多いけど、自分はそんなにこだわらないタイプ。これをずっと前から欲しいと狙っていたので、喜びもひとしお。毎日が楽しくって。

IWCはロレックスのように一般的な知名度は高くないけど、マニアには人気のあるスイスの老舗ブランド。正式な社名は、International Watch Company。けっこうベタかも。米人の時計技師フロレンタイン・アリオスト・ジョーンズが本場に渡り、ドイツ国境に近いライン川沿いの都市、下の写真のシャフハウゼン(Schaffhausen)で1868年に創立。

この時計のウリは、ペラトン式ムーブメントCal.853。なんて言ってもチンプンカンプンかもしれないけど、機械式自動巻きの傑作。この時代はIWCと呼ばれる前で、いわゆる通称オールドインター。なんて言ってもケースの中の見えない話だけど。

特に気に入っているのがデザイン。3針式の当時の定番で、とにかくシンプル。にもかかわらず、ドルフィンハンドと呼ばれる長針と短針がレトロな雰囲気をしっかり醸し出している。基本に徹したモノづくりの精神が感じられて、なんとも言えず渋い。サイズもやや小ぶりで、腕の細い自分によく馴染む。いいですね。さりげない高級品。気品が漂っています。

今回良かったのは、信頼できそうな購入先だったこと。ここはサイトの中でも実績があって人気も高い。出品されている商品に共通して言えるのは、仕上げに職人の美学が感じられること。これまでは音楽CDとかファイヤーキングとかの安い商品ばかり、だけど今回のはちょいと高価。カミさんは心配していたけど、実際にモノを見たら安心したみたい。いい買い物でした。


ファイヤーキング(6)

2006-12-06 06:43:02 | 520 アンティーク
ネットオークション熱がようやく一息ついたと思ったら、それは音楽CDの話。実は他の分野へ興味が飛び火し始めて。それにしても対象範囲が広いなあ。最近特にチェックしているのがアンティークの腕時計と食器、そしてシンセサイザー等の楽器。上の写真は落札したファイヤーキングのマグカップ。Dハンドルと呼ばれる定番で、製造時期は1950年から1960年代。

全て無地のカラー塗装で、手前がブラウンとイエロー、後ろがピンクとオレンジ。今回は4個セットだったので、お買い得かなと。面白かったというか、良い経験をしたのが落札するまでのやりとり。これまでCDを数枚購入したけど、実は入札者は自分一人だけ。これじゃオークションと言うのはおこがましい。だけど今回は入札者が大勢いて、ちょっとしたバトルがありました。

まずサイトでこのアイテムを発見した時、既に30件近く入札があったので、ちょっと作戦が必要と考え、締切時間の1分前に入札することに。こういうのって、けっこうドキドキしますね。それで正確な残り時間を表示してくれるので、1分前キッカリを見計らって14,400円で入札。ところが驚いたのはその後。なんと時間が延長になっている。ええっ?なんじゃこりゃ?と思いながらじっと待っていると、延長終了の表示が。そしてその後に、最高額落札者の決定メールが来て。

入札履歴を調べてみると、ラスト5分に自分以外に2人も入札していて。14,000円の人がいたからギリギリ勝てたって感じ。後でルールを調べると、終了5分前に新たな入札があった場合は、自動的に5分延長し、その間に追加で入札があった場合には、さらに5分追加延長するんだとか。つまり入札が続く間はエンドレス。そうかあ、値段がつり上がるようにうまくできてるなあ。

商品が送られてきたら、ちょっと嬉しいサプライズが。これはまた別の記事にしますね。

バカラ タリランド

2006-04-05 06:16:32 | 520 アンティーク
バカラのグラスを何度か紹介してますが、今日は一番のお気に入りで1937年に作られた写真のタリランド(Talleyrand)。特徴は大胆なフラットカット。使っていると他のグラスと違うのがよく分かります。透き通るような白さ。まるでダイアモンドのよう。すぐに気がついたのがカミさん。いつもはこんなものにお金をかけてとあきれてますが、このグラスには一目置いている様子。

私が気に入っているのは、この光はもちろんですが実際の使用感。持ってしっくりくるから。バカラにはMとLと2サイズあります。でも、もともと外国人がつくったものなのでMといっても普通の日本人にはやや大きめ。それと種類によって同じMでも大きさが違う。例えばマッセナなんかはMでもえらくでかい。そんな中で一番小ぶりなのがこのタリランド。日本人向きでオススメです。

この名前は、フランスの外交官タレーランに由来してるとか。調べてみると、彼が最も活躍したのが1814年のウィーン会議。ナポレオンがライプツィヒの戦いに敗れて退位したあとのヨーロッパをどうするのか、国境線、政治体制・・・。各国の代表者が集まって議論したけど半年以上も続き難航。だけど一番立場の悪かったフランスは、タレーランがうまく立ち回って領土を確保。

彼はフランスを守るために「正統主義」という理屈を持ち出してたそうです。フランス革命以前のヨーロッパの姿が「正統」、つまり正しい状態。全てを革命前の状態に戻そうと主張。各国はこれに見事にだまされた。当時彼につけられたニックネームが、「変節と嘘と汚職の天才」、「冷徹で偉大な現実主義政治家」。でも外交官としては褒め言葉なんでしょうね。

それでこのタリランド。ウィスキーを飲む時によく使うんだけど、最近知らない間にグラスの周りが数箇所欠けてるのを1個発見。かなりショック。今悩んでます。捨てるべきか、捨てざるべきか、なんかハムレットの心境。ちょっと古いか。今日は感覚がどうも昔にタイムスリップしているようです。(笑)

ファイヤーキング(5)

2006-01-03 07:37:07 | 520 アンティーク
いやあ正月はのんびりしていいなあ、なんて思ってたら元旦の夜に家族が帰ってきて全員集合。そうするともうあれやこれやでドタバタ。嬉しかったのがお土産。写真のファイヤーキングのマグカップ。実は米国に出向しているカミさんの兄夫婦がこの正月に持って帰ってくれたもの。そう言えばだいぶ前に頼んだっけとメールを調べてみると昨年の4月に確かに依頼を。

このマグは定番で、“Dハンドル”と呼ばれるもの。ハンドルがDという字に見えますよね。色とかデザインとかで種類はおそらく100種類ぐらい。その中で柄なしの単色ものは10種類程度で、ジェダイ(JADE-ITE)と呼ばれる翡翠色(草色)が定番中の定番。もらったのはターコイズブルー。実はこの色をリクエストしてました。何故かって?なかなか日本で手に入らないから。

製造されたのが1956年から1958年の間のおよそ2年間だけ。それだけにジェダイよりもずっと数が少ない。たまに程度の良いものが出てもすぐに売りきれ。日本ではジェダイがだいたい1個3~6千円に対し、ターコイズブルーは7~10千円。まさにレア物。

それでお礼の電話をしたら、義姉がおもしろい話を。ターコイズブルーは米国でもショップの店頭にはなくて、全てネットオークションのeBayで購入。品薄なだけに駆け引きが必要で、入札の締め切りの数分前からが勝負なんだとか。これでかなり腕をあげたと自慢してました。値段は日本の半額ぐらいだからそれでも安い。

ということで久しぶりの思いがけないファイヤーキング。とにかく程度がとてもいい。ほとんど新品。これはちょっと使えませんね。当分飾っておきます。(笑)

バカラ エキノックス

2005-09-23 06:41:16 | 520 アンティーク
今日9月23日は秋分の日。この日にちなんで、バカラのクリスタルグラス、エキノックス(Equinoxe)の話です。言葉の意味は、フランス語で“夜と昼が同じ時を刻む日”、つまり春分と秋分。1999年の新作で、天体の世界を感じさせる太陽と、地軸を象徴するような円と線のコンビネーションによる、コンテンポラリーなモチーフを使用しているとか。

サイズ的には、同じSサイズでもアルルカンより一回り小さい。持ちやすくてお酒用だけじゃなくて、いろいろな用途で使ってます。まあ売れ線狙いかもしれません。

記事を書いているうちに、ところでクリスタルって何だったっけ?という素朴な疑問にぶつかりました。グラスの製造には、「珪砂」、「ソーダ灰」、「炭酸カルシウム」という三大原料が使われるらしいのですが、クリスタルというのは、その中に酸化鉛を混ぜ合わせたもの。この含有量が24%以上のものをクリスタル、8~12%のものをセミクリスタルと呼んでるそうです。

含有率が高いと、輝きや光沢が増し、屈折率も大きくなり、ガラスをより一層キレイにみせてくれるのだとか。ちなみに「バカラ」のクリスタルは30%%以上の鉛を含んでいる。なるほどね。納得。

グラス洗いとかは私が全部やってます、っていうかやらされてます。「高級品なので壊すといやだから、自分でやって」とカミさんに言われて仕方なく。そうすると、なんだか大事にしようという気が湧いてくるから不思議。(笑)

“エキノックス”つながりで、セルジオ・メンデスとブラジル’66のセカンドアルバム「Equinox」(1967年)を紹介しておきます。この中にコール・ポーターの名曲”Night and Day“のカバーが。これってシャレ?。それにしてはカッコイイ。この頃はまだ営業臭さがあまりなくて、いい感じです。

EquinoxEquinox

Rolex Explorer

2005-08-26 06:38:53 | 520 アンティーク
久しぶりに時計の話です。先週の休日の夜にカミさんと食事をした時、高級店だったので、行く前にはめて気合を入れてみました。気がついてみればずいぶん投稿をしてませんね。最近時計がなくてもケータイで充分なんて思ってて、マニアとしては危ない兆候です。(笑)

今日紹介するのは、写真のロレックスの傑作、エクスプローラーⅠ(Ref.14270)。5年ぐらい前に買ったもの。私が持っているのは現行の一つ前のモデルですが、ブレスの取り付け部とかほんの一部を除いてほとんど変わってません。ですから正確にはアンティークとは言えないんです。

この時計は、業界では”キムタクモデル”と呼ばれてます。彼が松たか子と共演した”月9”の「ラブジェネレーション」(1997年)、通称“ラブジェネ”に出演した時、ドラマの中で着用していて一大ブームに。それで急に品薄になり、定価の2倍ぐらいまで高騰。勿論私が購入したのはブームが去った後ですけど。(笑)

シンプルなデザインといい、肌触りといい、本当にしっかりした良い時計。私の好きな黒の上下にもピッタリ。でも買ったのは良かったんですが、あまりはめてません。理由は、目立つことと、キムタクモデルってことで特に若い人がはめてるのをよく見ること。なんか照れちゃって。

ちょっとネットで調べてみると、ロレックスの中でもいまだに人気NO.1のようですね。ということは、やっぱりこれからもあまりはめる機会がないのかも。高価だったのでもったいないのですが。まあ骨董価値が出てくるまで待ちましょう。(笑)

やはり時計は人が持っていないレア物アンティークが一番ですね。

ラブジェネレーション 単行本ラブジェネレーション 単行本

ラブ・ジェネレーション CDラブ・ジェネレーション CD

バカラ アルルカン

2005-07-06 22:05:31 | 520 アンティーク
バカラのクリスタル製グラスを何種類か購入しました。広島のリーガロイヤルホテルの1Fに直営店があり、たまたま立ち寄ったのがきっかけ。このホテルのバーのグラスはバカラで揃えているそうです。そうそう、あの六本木ヒルズには、バカラ直営のバー「B(Baccarat) Bar」まであるんだとか。

昔はけっこう行ってましたけど、最近ホテルのバーってとんとご無沙汰。座るだけでよく分からないサービス料がかかりますよね。しかも年代物のシングルモルトなんて、マジで!って思うぐらいのお値段。まあ気合いを入れてデートする時専用で、今の私には関係ありません。(笑)

ところでバカラって歴史があるんですね。1764年、七年戦争で荒れ果てたフランス東部ロレーヌ地方の復興のため、同地方のバカラ村でのガラス工場建設が、時の国王ルイ15世に認可されたのが創設のきっかけ。1823年のパリ国民博覧会で人々の評判が集まり、これがきっかけでルイ18世をはじめとする王侯貴族たちの御用達になったらしいんです。

通販で購入しようと調べていると、近くのブランド専門のディスカウントショップがけっこう品揃えをしていることを発見。さっそく行って購入した中の一つが上の写真のアルルカン(Arlequin)。値段は通販の底値近くの1個7000円。1997年の発売で、言葉の意味は道化師。カットの反射が、サーカスの道化師が着ている衣装のようにキラキラ輝いているところから名前がつけられたそうです。アンティークムード満点でいい感じ。

アルルカンはフランス語ですが、“道化師”の英語訳、デイブ・グルーシンの「ハーレクイン(Harlequin)」(1985年)を紹介しておきます。私の好きなリー・リトナーや、なんとイヴァン・リンスも参加していて、こちらはブラジルムード満点です。

HarlequinHarlequin