はるにわ日記

古民家再生の記録、薪ストーブ、子供との戯れ、大好きなバイクと英国旧車のこと、サッカー、カフェ。徒然なるままに・・・・。

「和」 について 2

2008年07月12日 03時44分29秒 | 古民家暮らし
10年前に、一体なにが・・・!?

ちょうど仕事に一段落がついたので、長期で休暇をとりました。
英国車好きが高じて、自動車メーカーと自動車博物館を巡るイギリス旅行です。
約2週間、レンタカーでイングランドを縦横無尽に走り回りました。

最初、不安で押しつぶされそうになります。勝手が分かりません。

でもすぐ慣れます。3日も走れば、もうたいていのことは出来るようになります。

しかし一週間も経つと、今度はホームシックに似た感じに。「あと一週間も一人でここにいるのか・・・」帰りたくなりました。

10日を過ぎると、すっかり定着します。もうずっと前からこうしてたような・・・・。

そんな時に航空機の博物館に行きました。

第二次世界大戦中の飛行機や戦車などがたくさん展示されています。
記事を読んでいると、Royal Navy(海軍?)の記述がたくさんあって、どの記事も誇らしげです。

侵略戦争と言われ、第二次大戦というと罪悪感を感じる日本人とはどうも感覚が違う。でも最初は「わぁ、すごい愛国心だなぁ」などと思っていたのです。


そんな中、特別展がありました。「KAMIKAZE」神風特攻隊特別展示。

喜びました。こんなところで日本の展示が!!

ところが・・・・

中に入って記事を読んでいくと、こんな感じです。(英語だったし昔のことなので自分の受けたイメージです)

「JAPANは中国や東南アジアに侵略を開始したが、英国軍はこれを撃滅し世界の平和を取り戻した。JAPANは終戦間近に特攻を開始したが、なんら戦況を変えるに至らなかった」

正直、悲しかったです。

あんなに好きだったイギリスですが、途端に遠い存在になりました。


将来、イギリスに移住したいなんて、旅行しながら本気で考えていましたが、どうやらイギリス人になれると考えていた節があります。

でも、やはり自分は日本人なのです。出生は変えることができません。


ん? ちょっと待てよ・・・

それって卑下すべきことなのか? 
イギリス人は偉くて、日本人は劣る存在? もしくは存在してはいけない?

神風特攻隊。確かに戦況を変えることはありませんでしたが・・・。
でも、そんな一言で片付けられてしまっていいのだろうか・・・・

日本人の誇りとして、何か言わなくてはいけない、そんな気がしたのです。



おい、でも再びちょっと待て・・・・・。自分は日本について一体何を知っている?


そうです。ぼく、自分の国のことを何も知らない。
天皇制について、武士道について、わび・さびについて、京都について、忍者について、日本の国連常任理事国入りについて、歴史も地理も国際社会における位置付けも、外国人に聞かれても何も答えることができないことに気付きました。

そして自分の国を愛してもいなかったし、誇りも持っていなかった。



もっと勉強しようと思ったのです。日本について。
世界に対して、自分の生まれた国はこんなにすばらしいんだ、ということが言えるようになりたい。

自分の中での決定的な転機でした。

それ以来、日本の良いところは全て自分の生活に取り入れたいと思うようになったのです。
そんな訳で、多少極端なところがあるかもしれませんが・・・・

でも、日本って、本当に素晴らしい国なんです。

ずーっと日本にいると気付かないし、あたりまえのことなのかもしれませんが、外から見ると全然違います。そのことについて、日本人はもっと認識してもよいと思っています


ちょっと余談になりますが、最近、国際人を養成する、国際感覚を身につけるために世界史を必修科目にするかどうか、という議論がありますが、、、、。

相手の国を知ることもある程度大事ですが、自分の国を知らずして何も語れません。まずは己を知ること、相手を知るのはそれからでも十分です。

ぼくは高校で世界史を選択しましたが、日本史にしておけば良かったと、心の底から思っています。・・・勉強、今からでも遅くはないんですけどね・・・。

長くなってしまいましたが、最後に、、、、相変わらずイギリス大好きです・・・。


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