ドアのガタがひどくなりました。
エランは旧いクルマなので、今の車のようにしっかりした造りではなくて、
「えーっ!! これでいいの??」
てなものも多々ありまして・・・
ドアはちょっと力をかけるとすぐにガタが出る。
ということもあり、できるだけドアには力をかけないように、日夜気を付けているのです。。。
ドアを開けっ放しにしない、開けてる間は持ち上げる、間違っても体重をかけたりしない。
しかし、今回のこのガタは・・・今までにない、開閉に支障が出るくらいのズレ方です
これまで徐々に悪くなっていくことはありましたが、一気にここまで悪化するとは。。。
GWのこの休みを使って、根本的に治すことにしました。
ガタの根源は、支点の部分の軸を支えるボディー側のFRPが削れて長孔になっているのだろう
と、勝手に想像して、FRPの修理材まで準備していたのですが。。。
まず内装を外します。
その前に、ドアの支点に力がかからないよう、ドアの下に自重を支えるつっかえを置いています。
ネジを外していきますが、たまに長さが違ったり、種類の違うのが混じっていたりするので、位置は覚えておきます。
十年前にうちに来るまでの40年くらいの間に、いろんなオーナーがいろんな修理を行ってきたはず。
中には純正のネジを使わず、そこらに転がってたのを無理やり使ったかもしれません
それはそれでこのクルマの歴史なので、尊重しましょう。
内装を外すと、ネジが見えてきます。
正面に見えているのが、位置決め用のボルトで、その左が支点のボルトです。
この支点用のボルトを外そうとすると、位置決め用ボルトのワッシャが邪魔で外せない。
位置決めボルトを外すと、、、ドアがグラグラになった。。。
これは相当穴が大きくなっているぞ
とりあえず金具を外してみました。
穴に棒が刺さってるのかと思っていたら、こんな風になってたんですね・・・
半球の出っ張りが支点です。
受け側は、ボディーに同じく半球の穴が開いていて、ここにドア側の半球がハマるようになっています。
こんなんでもつんですね・・・
なんかすぐにすり減ってしまいそうですが、大丈夫なんだ。。。
そういえば、半球のパーツにネジが切ってあるけど・・・
そうか、なるほど。
すり減ってきたらこのネジで出っ張り量を調整して高さを変えられるようになっているんだ
上のナットで調整できるのか
よし、ちょっと試しに調整してみよう
と、ナットを回してみると・・・
ゲゲッ!!
上の部分だけが外れてしまいました・・・
マニュアルを見ても分割されているようです。
残された半球のパーツは、それではどうするんだ??
断面が四角形のレンチがいるようですね。。。
結局、支点のところは長孔になっているどころか、もともと最初からかなり大きな穴が開いていました。
位置決め用ボルトたった2本の力でドアの自重を支えてたのですね、ご苦労様です
さて、ということは・・・
特に修理する部分は無く、位置決め用ボルトをしっかり締めるだけ、ということになります。
「なんだ、そんなことか」
と、思うのは時期尚早でした・・・
(つづく)
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