はるにわ日記

古民家再生の記録、薪ストーブ、子供との戯れ、大好きなバイクと英国旧車のこと、サッカー、カフェ。徒然なるままに・・・・。

GW長野ツーリング2 切明温泉「雄川閣」

2016年05月22日 00時26分43秒 | ツーリング(バイク)

お世話になった宿「雄川閣」。。

特にキレイという訳ではありませんが、汚いとか嫌な思いをすることは全くありません。

山小屋風の素朴な造りで、大きな梁がむき出しになってたりします。

 

この宿で特筆すべきは、まず露天風呂ですね~

外に出て、階段を下りると、見えてきました!!

「うおぉぉぉぉ!! すげぇーーーー」

と、思わず叫んでしまいました

近くまで行くと、何の目隠しも無く、開放的、というか、うむむ、、、、これは川ですね

この対岸の川原で温泉が入れるのですが、それとあまり変わりません。

近くの橋からも丸見えです・・・が、特に気にはなりません

・・・最高です

「街灯が壊れているので、夜はランタンを持って行ってください」

なんて、逆になんか風情がありますよね~

夜も入ってみましたが、月のない夜だったし、半分曇っていたので、真っ暗。

ツレと行きましたが、一人ではちょっと・・・・

お湯は少しぬる目で、長く入るにはもってこいです。

 

1時間ほど入って内湯に戻るとき、外の脱衣所で、タオルを風呂の岩の上に忘れてきたことに気付きました。

ほんの10mくらいですが、真っ暗で、ランタンの明かりだけでは、かなりコワイ・・・

なのに、2人で階段を上がって内湯に入って体を洗っていると、今度は部屋の鍵をまた露天風呂に忘れてきたことに気付きました・・・

「一緒に行こうぜ」

「やだよ、一人で行って来いよ」

とツレに冷たくあしらわれ、真っ暗の中、ランタンの明かりを頼りに露天風呂まで階段を降りて行きます。

ランタンが照らすのは足元だけ。

周囲は漆黒の闇に包まれていて、ちょっと先に何があるかも分かりません

「なんか映画とかで、よくこういうシーンあるよなぁ・・・」

なんか忘れて取りに行ったりで一人になると襲われて、一人、またひとり、いなくなっていく、、、まさにその一場面みたいな・・・・

鍵はありました。無かったらどうしようかと思いましたが。。。

 

鍵を手に「ヒィィィィーーー」と、心の中で叫びながら、後ろを気にしつつ、でも振り返らず、階段を一段一段速足で登って行きます。

建物の中に入り、ドアを閉めて、ほんとにホッとしました・・・

「あぁこわかったぁ~・・・」とひとり思いながら、無言で内湯に入って行くと・・・・

ツレ「・・・やけに早かったじゃねぇか」

ボク「そうか?」

ツレ「・・・・・」

さっきまでワイワイ話していたのに、無言で入って来たので、、、、さては・・・

もう少し怖がらせてやることにしました

おそらく急にボクが静かになったので、何かあったんじゃないかと、いぶかしく思っているはず。

想像力のあるヤツなので、おそらくボクが物の怪と入れ替わったか、何かにとり憑かれて帰って来たかもしれない、と思ってるに違いありません

しばらくツレが「ひゃひゃひゃー」と一人で騒いだりするのを無視して、2~3回話しかけたりしてきたのをことごとく「うん」とか「いや」とか一言で答えたり、いつもと違う自分を演出していたら、ツレはすっかり静かになってしまいました。。。

きわめつけに、基本的な情報を間違えてみて(例えばいつもと違う呼び方をするとか、自分の家族構成を間違えるとか)とどめを刺してやろうかと思いましたが、ちょっとそこまではやめときました~

 

さて、この宿のもう一つ特筆すべきは、ごはんですねぇ~

行者にんにくやフキノトウやキノコや、旬の山菜がたくさん。

ナマの行者にんにく、初めて食べましたがおいしかったなぁ~

山菜だけじゃなく、刺し身も新鮮!!

これはサーモンではなく、鱒ですね。(いっしょか・・・?)

海苔で巻いてあるのはおそらく鱒のネギトロです。

ホイルに包んであるのは、イワナですね。

そしてお肉まで!!

さすがにイノシシではなく豚でしょうけど、おいしい良い肉でした。

朝ご飯はそんな豪勢なものではないですが、これで十分

鍋の中は目玉焼きとソーセージです。

宿の従業員は若者ばかりですが、とっても礼儀正しくて、親切で、好感が持てます。

サービスで行者にんにくの醤油漬けなんかも出してくれました。

 

いやぁ、これだけの料理と風呂とサービスで8千円とは!!

 

東北にも安くて良い宿がありましたが、それに匹敵しますね。

最高クラスの宿リストに加えておきましょう

また行きたい宿です