<夜汽車>
夜半の車上の窓に来る
はるか赤き野火のさま
淋し旅情のうるおいに
あかず眺めし彼方をば
夜笛の声の窓を打ち
哀愁の嘆息ぞもれ出づる
何れも寝入りしその中に
ただ一人起き居ては
名も知らぬ山合の
小さき駅の呼び声に
ふと目ざめしも
旅愁の味はうら悲し
作者の夕愁白嶺は旭川東高を卒業、H大学の演劇科に進学した。
僧「俊寛」の船頭役で初舞台
夜半の車上の窓に来る
はるか赤き野火のさま
淋し旅情のうるおいに
あかず眺めし彼方をば
夜笛の声の窓を打ち
哀愁の嘆息ぞもれ出づる
何れも寝入りしその中に
ただ一人起き居ては
名も知らぬ山合の
小さき駅の呼び声に
ふと目ざめしも
旅愁の味はうら悲し
作者の夕愁白嶺は旭川東高を卒業、H大学の演劇科に進学した。
僧「俊寛」の船頭役で初舞台