屯田物語

フォレスターとα6000が
旅の仲間
さあ、カメラを持って
出かけよう!

2008年12月23日 | 映画


「乱」をみたよ・・
三の城が炎上するシーンは凄まじい迫力があって、さすが黒澤明だね。
「影武者」から明らかに進化している作品と思った。
原作はシェクスピアの「リヤ王」、
甘言に弄ばされた戦国武将の悲劇を見事に描いている。

もっとも印象に残った場面・・
怨みをもって一文字家を滅亡させようと企む楓の方、
当主の証である兜を渡す素振りをみせながら、
身を翻して夫太郎の殺害を命じた弟次郎の首筋に懐剣を押し当てる。
原田美枝子の演技はとても繊細で華麗、目の眩む妖艶な動きに魅了された。
「蜘蛛の巣城」の山田五十鈴、「羅生門」の京マチ子、
黒澤作品で描かれる女はかくも妖しく美しい。

ニセコをまわっているとき・・
サイロが目にとまったので、ちょっと寄り道してみた。

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