江南神社の「阿吽の狛犬」の前にたつ。
右側が口を開けていて(あ)、左側が口を閉じて(ん)いる。
しかし、中国やアジアの国々の狛犬は両方とも口を開いているそうだ。
ネットでみるとインド、パキスタン、タイ、ミャンマー、マレーシア等等、
たしかに口を開けている。
なぜ、日本の狛犬の(ん)は口を閉じているのだろうか。
これは日本人のコミュニケーションの本質が”阿吽の呼吸”にあるからだと思う。
「何も話さなくても分かりあえる。そんな家庭を築きたい・・」
まあ、昔日の亭主はそんなことを申していたようだが、
そういう夫婦にかぎって熟年離婚の憂き目にあうかもしれない。
現実の世界では”阿吽の呼吸”なんてあまりにご都合主義である。
何事も意見をはっきりと表明しないうえに、
文化の異なる相手にも”阿吽の呼吸”を求めるから紛争の因となる。
「竹島問題」 は 先送り という”阿吽の呼吸”がもたらした産物である。