いやー、体はガタガタ声は潰れて、毎日お酒は呑みっ放し(これはいいんだけれどね(笑)。先週の木曜日、宵宮から始まって、金曜日がお神輿の日。(何故なら、人手の関係で、会社勤めの人にもきてもらわないと、出せないんだよね。)ー日曜日の宮神輿までとなる。
高張りも女性が買って出てくれるようになったよ。
飯五のお神輿は息がピッタリ合っている、だから迫力があって他所のお神輿より見栄えがするのだ。だから、三四丁目町会の神輿好きの人が「飯五の神輿を担がせてくれ」と言って来るほどだ。三四丁目はお神輿が無い。だからリースで借りてきて担いでいる。ノムさんの所の娘さん二人も毎年自分の所の半纏を着てこないで、飯五の半纏を着て担いでいる。
ちょっと早い時間が出発なので、まだ、会社勤めの人はまだ来れない。
お神輿は掛け声、拍子木(チャキ)、笛なんかもそうだね、これが揃わないと神輿が「ギッタンバッコン」してしまうのだ。これは見ていてとっても見っとも無い!。綺麗に揃って息の合っているお神輿は担ぐのも楽なんだよね。タマニ威勢のいい若いのが鼻棒に入ってきても、それに惑わされないで、平然としている。
そろそろ、集まり出したぞ。保母さん達も担ぎ出した。これから、高々800m位の道のりを2時間以上掛けて練り歩くのだ。
飯五の神輿も最初は声が低くかった。「お前らお葬式じゃあるまいし、棺桶担いでいるのか!?」って怒鳴ったもんだぜ。「何か[いい手]はないものか?」って思って、針は大体普段はとっても大人しいんだけど、掛け声になると、人一倍声がでかい!。
町会の皆もこれは認めている所だ。合いの手の声をでかく入れてやると、皆も釣られて、声が揃って、神輿がピタッと揃う。チャキも合わせ易い。そう力 強いのね。
最近は呼びかけたりしなくても、人が来るようになったんだよ。つまり担いでいて、「気持ちがいい」んだ。
針は皆に例えでよく言う事に、皆が「神輿を出したい」「神主さんと頭を呼んできて相談しよう」と言った時が所謂[天の時]だ。飯五は都心だし、最近[地下鉄・大江戸線の赤羽橋の駅]が出来て[地の利]いい。そして何よりも大事な事、それは、[人の和]だ。
頭達も、出る時、着く時に、必ず木遣りを入れてくれるのだ。
なんか針が得意とする三国志の劉備玄徳、諸葛亮孔明みたいだね。(爆)こらこら、一緒にするなって!。でも物事を興すにはこの三つが揃わないと兎角巧くいかないね。
宮入りして、最後に揉むんだけど、なかなか終わらない。担ぎ手も「もう終わりかと、未練たっぷりだ。(爆)。
前は、人数もショボイし、勢いもなかったので、マンションの上からしか見てなかった人が、最近は降りてくるようになった。それも後ろから付いてくるようになったんだ。(これは、最初にこうなって欲しいと思っていた)。そういう人が神輿を揉んだりする時に一緒に手拍子を打ってくれる。これがなによりも嬉しい。