針外し/爺さんの独り言。役にたたない情報ばかり。

自作のスピナーベイトで今日もバスを釣るぞ!。人はそれを「G」と呼ぶ。爺さんの「G(ジー)」の意味だった。ガクン!。

中国のお酒(種類)

2024-04-14 20:42:21 | お酒
中国酒の種類について
中国酒とは中国で製造されている酒。多種の穀類といろいろな薬料を配合し作られた麹が独特の香りを出しています。主な中国酒は黄酒、白酒。文化大革命後は節約の一環で果酒の生産が奨められた。現在、生産量が多いのはビールで生産量は世界一である醸造法、原料によって蒸留酒、醸造酒、果酒、薬酒に分けられます。

 

【醸 造 酒】 原料はもち米、うるち米、きびなど。歴史が古く四千年以上ある世界で最も古い酒。色が黄色い。度数は12度~18度。老酒…長期間熟成させた黄酒
(代表的な酒)(黄酒)
紹興加飯酒、恵泉酒、醇香酒、丹陽封缸酒、九江封缸酒、寿生酒、沈缸酒、福建老酒、連江元紅、苜莉青、珍珠紅、即墨老酒、大連黄酒、杏花黄酒、汾州黄酒、丁坊酒 

            
よく、中国の小説を読むと、女の子が生まれると。酒を(老酒が多い)仕込んで、嫁入りの時に出して皆にふるまいます。因みに中国の嫁入りは9歳から11歳・11歳は遅い位。なんでそんなに早いかというと、大人になるまで嫁ぎ先の家風に馴染ませ、仕来りを教え込まれる訳で、お金で買われます。これが結納金な訳です。富裕層ではこれがお嫁さんの持参金、になります。大概は今までの生活に掛かった費用を支払う訳ですね。

三侠五義に出てくる錦毛鼠(きんもうそ)の白玉堂がとある村の酒屋に入って酒を注文するとその店の主人が「当家の勧盤」で御座います」と言って出されたのを「駄目だ、駄目だお前には娘がいるだろう。その仕込んだ酒を甕(かめ)ごと持ってこい」と言うくだりがあります。

              
                        甕というのはこの位の大きさです。


【蒸 留 酒】(白)
原料は高粱、トウモロコシ、芋類 麦 黍。(色が透明)現在、中国でゃ黄酒より多く生産されています。口当たりがまろやかで甘く強い香りがあります。世界三大蒸留酒の一つとされています。
(代表的な酒)
茅台酒、汾酒、瀘州老窖特曲酒、西鳳酒、五粮液、六曲香、剣南春、瀘州老窖特曲、全興大曲酒、郎酒、董酒、坊子白酒、景陽春、滄州薯干白酒、叢台酒、迎春酒、燕潮酩、古井貢酒、口子酒、宝豊酒、特制黄鶴楼酒、白雲辺、武陵酒、徳山大曲酒、全州湘山酒、桂林三花酒、洋河大曲、双溝大曲、長楽焼、竜浜酒、哈爾浜高粱糠白酒、金州特曲、

凌川白酒、関帝聖酒、天津高粱酒、千山白酒、孔府家酒、板橋宴酒、賖店老酒、湘泉酒、酒鬼酒、寧城老窖、宋河糧液、沱牌曲酒、二鍋頭酒
   (白酒十大銘酒) 貴州茅台酒(評価が高い酒)、汾酒、西鳳酒、五粮液、剣南春、董酒、古井貢酒、洋河大曲、濾州特曲、郎酒、

      
【果 酒】(醸造酒)
原料は果物(葡萄、リンゴなど)。白酒に果汁を混ぜて作った酒。最も醸造が早く始まった酒。度数12~16度。味わいが濃厚で甘口。
(代表的な酒)

玫瑰香紅葡萄酒、味美思、煙台紅葡萄酒、民権紅葡萄酒、民権干紅葡萄酒、中国紅葡萄酒、青島白葡萄酒、沙城白葡萄酒、民権白葡萄酒、豊県白葡萄酒、北京干白葡萄酒、
貴人香、長白山葡萄酒、化葡萄酒、通化人参葡萄酒、渠県紅桔酒、渠県広柑酒、紫梅酒、香梅酒、長白山五味子酒、熊岳苹果酒、瀋陽山楂酒、北京桂花陳酒、茘枝酒、
杏露酒、楊梅酒、桂花陳酒(金木犀を漬けた清朝宮廷の秘酒)

            
       杏露酒、桂花陳酒はシンガポールなんかに行くと」必ずといって良いほど女性に勧められる。

【薬 酒】
原料は薬草や動物のエキスを混ぜたもの。黄酒、白酒、果酒に薬草や動物のエキスなどを漬け込んだ滋養強壮の酒。漢方薬。
(代表的な酒)

北京蓮花白酒、杏花村竹葉青酒、広州五加皮酒、霊芝酒、玫瑰露酒、菊花酒

酒に関しては説明いらないね。実際、飲んでみないと分かりません。大体日本で手に入るか分からないですからね、『三侠五義』とか『聊斎志異』、読みながらまたは『李白』、『杜甫,』『杜牧』を読みながらお酒をたしなべば、味わいがより一層深くなるのは間違いないないね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

香雪春と言うお酒について。

2007-08-03 09:58:41 | お酒

皆さんの中には「水滸伝」という書を読まれた方も居られると思いますが、実はこの続編があったのだ。「水滸後伝」だ。及時雨の宋 公明達が毒を飲んで亡くなった後の話である。
         

 話の中心は江混竜の李俊が暹羅国(シャム・今のタイ)王となるものだが、その属領の金鼇島(きんごうとう)の中の白石島で出来るお酒の話だ。

           
            これは、話とは関係ないよ。

 島の中にある、金沙泉の水で酒を醸すと甘くて、香ばしくて、すこぶる、口あたりがいい。一旦酔うと三日は醒めぬと言うのに体には害が無く香雪春と名付けられています。

          
          こりゃまた、全く関係ない。(笑)

 >>>李俊等はかわるがわる聖寿をことおぎ膝まずいて香雪春をささげれば、高宗「この酒はコクもあって味も良い、すこぶる気にいった」とのおおせに、李俊「このお酒はいくら飲んでも、酔いませず、酔っても心を乱される事はありませぬ。」>>>
 しかし、南宋皇帝の高宗が美味いという酒ってどんな酒なんだろう?。

 何よりも気に入ったのは、体に害が無いという事だ。こんなお酒あるんだろうか?。前に書いた透瓶香と、共にとっても飲んでみたい。「誰か知らないかい~?。」

 今の中国のインチキ食材からすると、まったく想像つかない。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

たまには御酒の話。

2007-06-17 21:40:35 | お酒

 及時雨(きゅうじう)[人を助けるのにあたかも旱魃に於ける雨の如くという意味だよ]の宋 公明と別れて武松は陽穀県に入り、行く手に酒屋があるので、入ることにする。軒先に看板の旗が書いてあって三碗不過岡(三杯飲めば峠を越せぬ)とある。

 つまみを取って三杯酒を飲んでしまうとそれっきり注ぎに来ない。そこで親爺に文句を言うとどんな人でも三杯飲むと酔ってしまい峠を越せないのだと・・・。

 「でも俺は三杯飲んでも酔わないぞ」と言うと、親爺「うちの酒は透瓶香(匂いが瓶を突き抜ける)またの名を出門倒門を出た途端にぶっ倒れる)と言いまして、始めは飲み口がいいのですが、少し経つとぶっ倒れるんで」。それでも武松三杯持ってこさせてあっという間に飲み干す。 「旦那まだ、5,6杯分もありますんで。」「おお、まだそんなに飲めるのか・・・・・」とうとう、15,6杯も飲んで出て行こうとする。「旦那、これから上る景陽岡には虎が出て人を襲いますんで」と注意するが武松はおかまいなし。・・・・と話は進んで、やはり虎が出てしまった。
 

       
   虎の攻撃には「ひとうち」、「ひとけり」、「ひとはたき」がある

 虎の攻撃をかわすと、ひらりと後ろに回り込んだ。虎は後ろをとられるのをなにより苦手で前足を地面に引っ掛けて後ろ足で蹴り上げた。今度は武松脇へ避ける。虎は尾を逆立てて振りはたいた。それも避けると虎は真っ向から襲いかかってきた。武松は両手で虎の頭を地面に押え付けて、足で虎の眉間を蹴りつけると、虎は苦しがって、地面を掘ってしまった・・・・・・。

武松は左手で頭を掴み右手で鉄槌のような拳で虎を撃ち付けるとさすがに虎はお陀仏となった。・・とまあ武松の虎退治の一節でした。

 中国の酒で我々が知っている酒と言えば、老酒(紹興酒)桂芳陳酒、杏露酒、周恩来首相が良く飲んだ?マオタイ酒なんか知っているが、何でももっと沢山の種類の銘酒があるらしい。この透瓶香(出門倒)がどんな酒だか分からないが、皆さんも飲んでみたいと思わない?。う~ん、飲んでみた~い。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

針はお酒がお好き!。

2006-12-27 19:07:01 | お酒

 

千里鶯啼緑映紅。水村山郭酒旗風。南朝四百八十寺。多少楼台煙雨中。(江南の春・杜牧)

何とも酒飲みにはいい響きだ。酒を呑んでいて、こんな風景の中で呑んでたら、幸せに尽きるぞ。

 

    杜牧

ところで、酒屋には勧盤(かんばん)がある。あの看板娘の看板ではないのよ。勧盤と言うのは
「その店のお勧め」という意味である。以前は得意料理を意味していたものではありますが、ちょっと時代が下がると、その店の「お勧めの酒」を意味するものとなった。
中国は宋の時代、「三侠五義」の一節。陥空島の錦毛鼠(きんもうそ)の白玉堂が酒屋に立ち寄った際頼んだ酒。「こんな酒は駄目だ。お前には娘がいるだろう。その娘が産まれた時に仕込んだ酒があるだろう。それを甕(かめ)で持ってこい。」というのが出てくる。「勧盤を持って来い。」。当然ちょっとお高い。でも侠客はお金持ちなのだ。悪い奴を懲らしめて頂いたお金を持っているからね。(もしかして、これがカツアゲの語源じゃないだろうね。そうだとしたら、それはとんでもない間違いだ。)

そもそも中国では、女の子は12、3歳位で嫁に出す。というより、要は買われるのだ。(それが結納金の始まりなのだよ)。
で女の子が産まれた時に老酒(紹興酒)を甕に仕込んで土に埋めるのだ。 嫁入りの時に出して振舞うのだが、丁度、その年月が12イヤーズオールド。ん?、何処かで聞いた言葉だね。
12,3年仕込んだ、甕を開けると、茶色というよりは少し緑がかった色の老酒が出来るのだ。
うーん、美味そう!。どう?こういう話を聞くと無性に呑みたくならない?。



老酒にはやはり、中国料理だね、たまには、よく働いて、小金を稼いだら、お決まりのラーメン餃子、チャーハンではなく、(私は好きだからついついこれを頼んじゃうけど)ちょっと、贅沢だけど、違う料理で老酒を飲みたいもので御座る。

酒を飲める事は料理を倍美味しくさせるものであるね。私はフレンチの時はワインを飲みながらフランス人、中華の時は老酒飲みながら中国人、イタ飯の時はイタリア人になりまする。あはは!。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする