針外し/爺さんの独り言。役にたたない情報ばかり。

自作のスピナーベイトで今日もバスを釣るぞ!。人はそれを「G」と呼ぶ。爺さんの「G(ジー)」の意味だった。ガクン!。

包丁砥ぎ一考察 最近分かった事。

2023-09-19 10:01:32 | 包丁砥ぎ一考察。

 以前から如何にして包丁がうまく研げないか自問自答して来たわけですが、此処へきてふと気が付いた事がありまして記憶が定かであるうちに記述しておこうと思った次第です。

我が家には包丁が6本ある訳ですが、包丁ラック?(名前分かりません)に入らないので取り敢えず4本だけを使いまわす事にしました。針外しの研ぎ方は独自で編み出した研ぎ方でこれが正しいやり方だとは思っていません。

が、そこそこ砥げて切れ味がいいので良しとしていましたが、最近ふと気が付いた事がありました。

 

                   

針は砥石の上に「粉のクレンザー」をバラッと撒いて、水を垂らして砥ぎ始まるんですが、包丁と砥石が当たる強さ=力を入れず、砥石で包丁を研ぐと思っていましたが、もっと力を抜いて砥石で研ぐのではなく、クレンザーの粉=砂の上を包丁をスライドする感じで研ぎます。(多分、それでも砥石で研いでいるのだと思います)

                  

一つの目安ですが、力を抜いて、砥石の先まで行ったら止める(そのままの態勢で)。そうするとクレンザーの砂が擦れる音がより聞こえるようになりそして刃を1cmずつ研いでいきます。

これを意識しながら研いでいると一つの包丁で掛かる時間は1分位で遂げてしまいます。

                        

これを意識して研ぐと今まで濡れた手で研ぎ味が感じ難かったのが、感じられるようになりました。針の包丁砥ぎは蕎麦で食べる葱切りから始まりましたが、スパスパ、小気味良く切れました。これをもって針の包丁砥ぎは完成の域まで来たと自負しています。

4本の包丁を研ぐのに下手したら4分かかりません。これなら4日位のサイクルで包丁を研いでも苦になりませんね。(料理人のプロは毎日研ぎます。一般の素人の私達はこれで十分ですね)
良くテレビで何処かの漁師とか仲買、とか店で包丁が研ぎすぎて小っちゃくなっているのを見かけますが、針からすれば「愚の骨頂」と言わざるを得ないね・

此処で一つ注意があります。まな板の上で食材を切るんですが良く漫画で包丁で切る音がタンタンという音で描かれていますがこれでは食材を切っているんではなくまな板を切っているのに等しい。

料理人の包丁使いは包丁を必ず円を描くように使っています。まな板をタンタン音を立てて包丁を使っているとあっという間に刃が潰れて切れなくなってしまいます。料理が出来まヘン針外しでさえ、包丁を使っていますので切れ味がかなり持続します。

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鎌の研ぎ

2018-10-01 07:02:29 | 包丁砥ぎ一考察。

毎度お馴染み刃物研ぎの話です。(何と他愛のない)今回は鎌の話です。鎌と言っても宍戸梅軒ではありません。分銅なんか、付いていませんよ。(笑) で、山の鎌の切れ味が良くない。切れが悪いと極単に疲れるね。鎌は草、笹に当てて(左は草を掴まなくても)、それだけで切れる位じゃないと、疲れます。これだけ研ぎ、切れ味に左右されるという事です。いつものように板ヤスリで研いでみたのだが、どうも冴えない。よく研ぎ師の方は「ベルト式の研ぎ器」で刃を付けているのを思い出して、電気式のベルトサンダーで研いでみました。 この大きい研ぎ器があれば大変便利なんですが、なんせ場所を取るね。物置兼工房でもあれば購入も考えますが。

 

                                
    こんなプロ器は高価で必要ないね。     エアーコンプレッサーのタイプ以前はこれを使ってました。   

                   
                  電気コード式のタイプ。原理は同じです

                                       
                案外と小さい鎌が使い勝手がいいんです。


このベルトサンダーのいい処は、刃と裏側の錆びている処を簡単に研磨出来るところだね。上側の黒い地の処は研磨しません。ベルトは上から下へと回転します。鎌の刃に逆らわないように当てて研ぎます。素晴らしい切れ味になりました。

                                                                  

機械油とかを塗るんでしょうが、シャッターオイルでいいや。どうせ、また使っていれば、錆びて元に戻ってしまますからね。

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切れが悪くなってきたので、

2018-07-23 20:09:08 | 包丁砥ぎ一考察。

先日お祭りの時に、町会長から、飯倉公園の藤棚の剪定を頼まれたので、山からもって帰ったのですが、研ぎを入れたので、雑に生えたイチョウの木や藤が「スパスパ」切れて、長老殿達から絶賛されました。

「おー切れる切れる」と直径3cmのヒコバエ(木の根元から出ている枝の事ね)をかなりガシガシ切ったので刃先が荒れたので再度研ぎ直しです。


       

酷く刃こぼれしたのではないので、あっという間に完成です。皆さんは日本刀の事は知りませんが、包丁とかは、刃先がうんと細かい仕上げ砥で研げた物がいい切れ味と思っている方が多いかと思いますが、案外そうではありません。拡大鏡で刃先を見ると、極端な言い方すると、のこぎりのようにギザギザしている方(虫眼鏡で拡大するとね)が切れます。ま、切るものにもよりますが。

ワンちゃんの餌ように人参とか芋、白菜の茹でたのをドッグフードに入れてあげますが、その茹でた白菜をセラミック包丁で切ろうとしたら滑ってしまってうまく切れないので、試しにこのやすりで研いだら良く引っかかりがあってなかなかのきれ味です。

       

ご存知セラミックは研ぎが利かないって言いますはそんな事はありません。こんなヤスリでもやれば「切れる事は切れる」

でも、セラミックはすごい強度なので、この次はダイアモンドの粒子のヤスリで研げばもっといいかも知れない。


                

ごそごそと引き出し兼工具箱を探したら、あれれ。こんなの前に使ったっけ?。これダイアモンドの粒子?がコーティングされているヤスリ?。で、試しに研いでみたら「おお、いいじゃない!」
結構、刃が立ちましたぞ!。試しに茹でた白菜、人参切って見たらい感じに切れます。「成程ね、材質に合った研ぎ石」と言う事だ。

 

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もっと簡単で失敗しない方法

2017-09-30 14:00:59 | 包丁砥ぎ一考察。

以前からより良く包丁の切れ味が簡単にならないかと研いでいたんですが、最近簡単に遂げる方法を見つけました。ただ。和包丁とは別の話です。よくある家庭用の牛刀です。鋼鉄の和包丁とは違ってナマクラですから、鋭く研いでもすぐ切れ味がわるくなりますね。

そのうえ、砥石で研ぐと返って、切れなくなってしまいます。研ぎ方が下手糞なんです。だから、簡単に短い時間で研げれば、もっと砥石を活用出来るし、料理も楽になるかと。

以前の方法は砥石の半分を使って、力を抜いて、優しく一方通行で研ぐと刃が立つと云うものでした。それでも良く研げないという方がいましたので、もっといい方法が無いかと思っていた処、ちょっとしたヒントで楽に研げる事を見つけました。

それは下図の様に、砥石に刃を自分に向けて置き、飛行機が離陸するようにスライドさせていき最後には砥石から浮き上がらせるようにします。これを砥石の半分位でやるといいですね。これは研ぎの最後に、手元が揺れて刃を丸めてしまうのを防ぐのにいい方法だと思います。 

 後で思い出したのですが、よく洋食屋さんのシェフが鉄砥(棒状の)で包丁をチャッチャッと研いでるのを見かけた事があると思います。あの鉄砥のいい処は砥石での「胡坐」が無いという事です。形状は違いますが似ているか                       

 

                      


も知れません。そして慣れてきたら、円を描く様に連続するといいです。何回も何回もやらなくても刃は立ってきます。目検討で1cm位の移動で刃を研いで行きます。そして最後に前回でやった最終工程を軽くやれば十分に包丁研ぎが出来ます。

そんなに難しくはないですから、ちょくちょく研いでみるといいと思います。テが濡れていても刃は立っているのが分ると思いますよ。

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久しぶりに

2014-04-13 21:11:40 | 包丁砥ぎ一考察。

 まだまだ、中国からの黄砂が日本を襲って来ているので、その中に含まれるバイキンの量が減ってこない。この黄砂を運んでくるジェット気流の軌道がどっかに行ってくれないと、針の肺は調子を取り戻さない。で、ちょっと長く入院していたので、家の仕事がほっぽらかされて大分貯まってしまった。

包丁研ぎもその内の一つだ。久々なので、ついでに、砥石を研ぐ砥石を引っ張り出してきて、砥石面を平にする事にしましたぞな。最近はただの水を含ませるだけでなく、クレンザーをパラパラと振りかけて、砥石を研ぐ様にしている。あ!、包丁もね。

左の写真は、研ぎが終わったもの。右は裏面で以前こっちでも包丁を研いでいました。研ぎの具合を見る為にマジックで黒く塗って、砥石で研いでみますと、真ん中がうっすらと凹み両サイドが落ちる様に減ってしまっているのが分かりますね。この砥石で研ぐまでは、真ん中ばかりが減っているんだと思ってました。

                                      

 時々、暇を見つけては、研いでいるので、すぐに平になりますね。ま、詳しい事は前にも書いたので、其方を参照して下さいませ。

                                                                             

 さっきも書きましたが、クレンザーを砥石の上に塗して、包丁を研ぐと簡単に楽に研げます。目の粗い、砂が混じっているので、砥石から出る粒子より粗いので、結構重宝しています。

                                                                           

大分、無くなってきたので、また購入しておかないとね。クレンザーも違った使い方があるという事が分かったでしょ?。針のうちには6本位の包丁がありますが、全部研ぐのに15分位で研ぎあげます。切れる包丁は気持ちがいいですぞ。納豆に入れたり、蕎麦に付ける、ネギなんか、薄く切れるのでとても美味しく感じるざます。

 

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久ぶりに、砥石を研ぎました。

2010-05-30 15:23:45 | 包丁砥ぎ一考察。

 頻繁に包丁を研いでいると、どうしても、砥石が変形してきます。下の3枚目のように、両サイドと真ん中が、減ってきます。で、砥石を砥石で研ぐ訳ですが、どの位研磨出来るか、目で見ても、判別出来ません。

         

 そこで、砥石の面をマジックで塗ってみました。そうすれば、何処がどう、削れてないか、分かるというもんです。

          
                乾いていないと、マジックは塗れませんぞ。      

 ついでに、裏面もね。この砥石は裏・表がありませんから、両方削ってしまいます。

                 

 暫く削って見ると、どうです?、こんな風に黒い所が残っています。真ん中も削れて減っていますが、両サイドの方が、けっこう削れています。針の削り方が下手なのか、どうして、こういう風に削れてしまうのか分かりませんが。片落ちする様には研いでいないんですがね。

          

 一定方向、前後に削っても、削れてきません。前にも書きましたが、左右、斜めに削ったり、横に持ったり、回転したりして、研磨します。

         

 どうです?、結構時間が掛かって、綺麗に削れましたぞ。面が平らになれば、それだけ、研ぐ時間が短縮されます。いくら、なまくら包丁でも、6,7本包丁がありますからね、あんまり時間を掛けたくありません。

最近分かったんですが、ゆっくり、静かに、そーっと、包丁を動かすと、ミルミルと歯が立ってきます。
      

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包丁研ぎ。

2010-03-26 22:11:43 | 包丁砥ぎ一考察。

先日チャロママさん一家にお会いした時に、ひょんな事から「包丁研ぎ」の話が出ました。ママさん、栄養管理士でありまして、その時包丁の研ぎ方も練習されたとか。

で、針も包丁を研ぐので、無理やりにブログを押し付けた次第だ。でまたこの話しね。

 針は一週間に一度、包丁を研ぎます。それも、朝散歩から帰って、食事・茶碗の片付けが終わった、8時10分前に包丁を研ぎます。今日は、母が包丁を研げと頼んできたので、写真の上3本も研いだ。

         
 前回は、砥石で研ぐ時に、「クリームクレンザー」を使うとしましたが、やはり、ヌルヌルと滑って、結構、危ないね。そこで、もっと安価で簡単に、歯が立って切れ味良くするのに、効果的なものをゲット。それはやはり、クレンザーなのだが。

         

 従来のクレンザーだよ。この商品、確か200円位。これを、砥石に振りかけて、水を垂らして、研げばこれ等の包丁研ぐ(10本位)のに、10~15分あれば、すぐに研げます。うちの包丁の数なら、10分位かな。う~ん、そんなにかからないね。

これだけ、簡単に研げると、結構楽しいんですよ。

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包丁砥ぎ一考察(5)

2008-09-30 06:42:54 | 包丁砥ぎ一考察。

 何回か包丁を砥いでいると、ちょっとした事に気が付く。

 前に① 研ぎ方で歯を自分の方に向けて、上に向かって研ぐのだが、ほんの少しだけ、回転させる。ように砥ぐ。

 ② 短くトレースする。短距離で「ザッ」」と言う風に砥いで止める。

 これにもう一つ追加だ。これから言うのは刃を自分の方に向けて砥ぐ話だよ。

        
                最近、モリブデンバナジウム鋼の包丁を買った。

 針みたいなど素人が砥ぐ時に一番やってはいけない事に気が付いたぞ。それはある程度、③のように砥ぐ時にどうしても止める時に、力が加わって峰の方をひきつけてしまって、歯を立ててしまう。(極端なものの言い方でだよ。イメージでだ。)

 針は少林寺拳法を永久追放された訳だが、(←冗談だよ、冗談!)所謂、「突き」をする時に拳を打ち込むとその瞬間屈筋が働いて「クイッ」と拳が引き戻るんだ。

 この事が包丁を砥いでいる時にも出てしまうんだよ。 トレースし終わって止める時にチョットだけ、戻ってしまって、下手をすると、砥石を喰ってしまって、折角砥いだ歯を丸めてしまっているんだ。

③ それを踏まえて考えると、その逆にすればいいのだよ。手前から向こうにトレースし終わった時にそのまま、峰を向こうに倒れるようにするんですね。倒れこむと言うのは、包丁には歯と胴との角度がありますが、倒れこんだ瞬間に、シーソーのようになって絶対歯に砥石が当たらなくなるんだね。(あくまでも、イメージでだよ)倒れたまんま送ってしまうと折角の綺麗な胴が砥石で傷だらけになってしまいます。

        
        新潟の燕三条市で開発された包丁だ。

 針も散々砥いでいても、どうしても、歯が立ってこない時があるので不思議に思っていたんだね。今日このことを踏まえて砥いでみたら、もっと歯が立つようになった。

 慣れないとなかなか思うようにはいかないけれど、ゆっくりでもいいから最後にほんのチョット気持ちでいいから、峰を前方向に倒す気持ちで砥いでみよう。

 最近新潟の燕三条市の㈱ 吉田金属工業で開発され、モリブデンバナジウム鋼で出来た包丁を購入した。この包丁切れ味が落ちない事で有名で、日本より欧州でとっても人気がある。日本の料理人の方が知らない位だ。

 この包丁でさえ、何回か使っていると、切れ味が落ちてきた。う~ん。思ったより、切れ味が持たないなあ!。でも針が思い込みで研ぐと抜群の切れ味が復活したよ。

 但し、この話は一般家庭包丁の話しだからね。和包丁は針はまだよく知らない。

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今度は中目砥石を砥ぐ。(蛇足だよ)

2008-07-29 22:17:57 | 包丁砥ぎ一考察。

 細目の砥石があっと言う間に平らに砥げて気を良くした針は、今度は中目の砥石を平らにする事にした。会社で、塗装用のパテベラを短刃(タンバ)で削っていたので砥石が二つあった。これもかなり、真ん中が磨り減ってしまっている。         

    
 ① 少し砥いで見ると両脇が減ってしまっているのが分かる。
 ② 大分砥げてきた。でも少し両脇が低いよね。
 ③ 二個目の砥石h真ん中と両端が減ってしまっている。

 砥石砥ぎ砥石[水平君]に水をたっぷり含ませて雑巾を敷いてその上に置く。軽くゴシゴシと撫でるようにこする。一面5分ぐらいか、綺麗に砥げてきたよ。細目の砥石はあっという間に砥げたが、中目はもっと硬くなかなか遂げないのかと思ったら、そうでもないぞ。片面、5分位か。やはり、道具には適した物があるね。文字通り、適材適所というところか。

                              
ある程度、砥げたら、上下を回転しよう。平らに遂げていると思えても、丸く砥げている。

    

 終わったら水平君に付いた砥ぎ粉を充分洗い流しておこう。強いシャワーで叩きつけるように流せば目に溜まった、砥ぎ粉が取れていきます。出来れば、買ってきた当初位に綺麗に洗おう。この砥ぎ粉をきちんと落としておかないと、水平君側の目が詰まってしまう。これは研いでいる最中も必ず水を流してくれよな。目が詰まったまま砥いでいると、熱を持ってこびり付いてくる。一度目が詰まるとなかなか取れないよ。

まだ、使い始めて分からないけど、使っていれば目が丸くなって来るのは必定。だから側面の狭い所である程度研磨してからやってもいいかと。特に硬い砥石ほど荒削りしてからにしようと思ってます。

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今西砥石商会をご紹介します。(砥石を砥ぐんだ。)

2008-07-28 05:14:56 | 包丁砥ぎ一考察。

  針は何時も包丁砥ぎの日々研鑽を積んでいますが(とは言ってもたいした事はないけど)、当然、砥石は砥いでいると真ん中が減ってきます。砥石の形状が悪いと決して綺麗に刃が砥げない。そこで粗砥を使って、削ってみたのですが、なかなか歯が立たない。というよりか全く歯が立たない。クレンザーをもっと粗くすればもっと削れるのではと思い、地元の商店街にある「椎橋商店」に昔ながらのクレンザーを買いにいった訳だ。

 針はお喋りですからね、「砥石を砥ぐ事に使うんですよ」と言ったら 砥石を砥ぐなら専用の砥石があるよ。「え"-、そんな砥石あるんだー!?」

 で、以前商売上お付き合いのあった、渋谷区の広尾の「今西砥石商会」を紹介して頂いた。雑貨も売っているが、砥石が専門だ。こんな高層高級ビルに入っている砥石屋さんなんて・・・と思っていると思いますが、中に入って見るとごく普通の昔ながらのお店だ。

所謂、ご商売の他に家賃収入でビルを建てて、1階は自店を出しているのだ。 

        

お店のURLをお書きします。クリックすると上のお店の写真がでます。一度見てね。
          http://home.etown.ne.jp/imanishi/  

 最初ご接待してくれたのは御内儀。「砥石を砥ぐというのは理屈に合ってますか?」とお尋ねすると、「その通り!。合ってますよ」「おー、これは期待出来そうだ!。」 

 親爺さんらしき人とお子息らしき人が出てきたぞ。どちらも昔ながらのおっかない親爺風の人達だぞ。言葉は江戸っ子弁(ぶっきらぼう)だけど、丁寧に説明してくれる。というか、一生懸命に説明してくれている。今はこういう人が少なくなっちゃったなあ。針は少しは江戸っ子なので、この気質が理解できる。言葉は恐いけど、心はとっても優しいんだぜ。

 でも、この朴訥で、荒っぽい言葉が、「客あしらいが下手」とい見方をする馬鹿が多くなってしまった。こちらがちゃんとした意向(どうしたいのか)を言うと、(ちゃんとした理由を言って、それをわかってくれると、一生懸命説明してくれる。)

   
先ずは柔らかい細目の方から試して見る事に。

 これが「水平君」だ。見れば分かるけど切り込みがあって、砥げた粒子が下に落ちて絡まないようになっている。  

         

 裏面は刃こぼれしてしまった、包丁を研ぐのや、砥石をある程度砥いだ後に最後の完成するのに適している。↓ちょっと砥いでみて分かったんだが、凄く砥げるというのが第一印象だ。これはいいかも知れない。というか、これこそ針が望んでいた物だ。

 まず水に漬けて、十分に水を含ませる。この水砥ぎは針の鈑金業でもしていた事だ。① 絡まない。遂げた物が流される。 ② 熱を持たない。とまあ、いろいろ利点があるんだよ。要は、目がつまらない訳だ。

         
       ほんの2,3回擦って(力は入れてないよ)この感じだ。

          
        いろいろな方向に擦るんだよ。この縦方向だけでは駄目だ。

         
 この方向、左右も大事だよ。この縦、斜め2方向で大体砥げてしまうぜ。え",?鶏の足のような針の手なんてどうでもいいんだよ。

          
 この方向に擦ると、きちっとした、角が立ってくるのだ。針は自動車の鈑金屋でしたからね。ある程度研ぎ方は知ってるんだよ。

          
 我々素人はこの位でOKだ。あんまり几帳面にしても、元の砥石が減ってしまいますからね。勿体無い!。

 まだ今一だけど、あっと言う間に砥げた。これはいい物を見つけたぞ。実は砥石を砥ぐ砥石はダイアモンドの粒子が付いている物(40、000円以上)等、いろいろある。この砥石は一桁違う4000円。使ってみて分かると思うが一生物だよ。これより大きいプロ用もあったが、この砥石がコンパクトな上に、もっと上質。とってもお勧めだ。

 包丁砥ぎで、お悩みの方、是非、お尋ねになってみられたら如何でしょうか?。確かネット販売されているので問い合わせされてもいいかと。砥石が原因な事もあるんだぜ。キャベツの千切り、刺身を切れ味いい包丁で捌く。これだけでも料理が美味くなるって言うもんだ。

 最後に、針なんかよりも凄い人のサイトを見つけました。ハンドルネームをお持ちでは無いみたいなので、仮に「凄腕砥石」さんとでも、お呼びしましょうか。よくお調べされているぞ。大変参考になりますので、是非、「永久保存版」にされたら如何でしょうか。

   http://www015.upp.so-net.ne.jp/toishi-erabi/index.html

 包丁砥ぎの研究も此処までくると、立派だよ。

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包丁立て。

2008-05-28 17:51:53 | 包丁砥ぎ一考察。

 先日、シンクの扉付近に、プラスティックの破片が落ちていて、「あれ、何だこりゃー?」と思って考えたら、何と包丁をしまう所のホールダーの一片だったのだ。前の日まで使えていたのに。

 当初は右の扉しか付いていなかったんだが、本数の割りに入れる所が少ないので左の扉にも付けることにしたのだ。

         

 これも長年使っていると、結構、劣化して壊れ易いのでいっそうの事、替えちゃった方がいいかも。どうせ、ここは結構湿気があってカビ臭い。案外と安価なので、汚くなったらかえるべし!。

         

 どうだい、綺麗になったろ?。鍋、釜洗っても、ついつい、ここは見逃してしまう。

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ヒマネタ、包丁砥ぎ。

2007-11-20 07:07:07 | 包丁砥ぎ一考察。

 以前に砥石を粗砥で擦って、平らにする話をしましたが、その、続きと言っちゃーなんですが、その利点がもう一つ。

        

 砥石の原理を考えると、研いで行くうちに、砥石自体が削れて、細かい粒子が出てきますね。(茶色の砥石なら、茶色の水になります)。この、粒子でより一層研げるようになる訳です。

 粗砥で研磨すると、この、粉がよく出ます。その茶色い水を洗って捨ててしまわないで、その時、包丁を研ぐのです。

 その時にクリームクレンザーをほんの一滴垂らしてもいい。少しねばねば感が出て、もっと研磨力が出る感じがします。

        

 我家には5本位、包丁がありますが、何処かで貰って来たのとか、子供用の包丁とか、皆大した物ではないが、砥ぎ一つで、全て新品同様の切れ味だ。そして、その5本の包丁を研ぐのに、10分位しか掛からない。時間が短いのは包丁を研ぐ道理に適っていると言う事だ。

        

 最近、カミサンから来る「クレーム」の内容が変わった。それはね、「手を切ってしょうがない」になった事だ。それだけ、切れ味がいいという事だ。えへへ、ちょっと自慢ね。

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ピザカッターの砥ぎ。

2007-09-24 21:39:13 | 包丁砥ぎ一考察。

 これは、皆さんご存知、ピザカッターだ。出来合いピザを切ろうとしたら、余りよく切れない。買ったばかりなのに、・・・。こんなもんなのかね?。余りよく切れると危なくて、使用者が傷つこうもんなら、今の時代、何時「いちゃもん」を付けられるか分からない。そのくらいにしておかないと、会社としては安心ではないのだ。

      
 そこで、針は良く料理人が使う包丁砥ぎで砥いでみることにした。

       

 研ぎ方は簡単。刃の斜めの方をこの包丁砥ぎでシャッ、シャッ、っととぐだけ。

       

 一周廻って終りだ。刃に指を立ててみると、包丁並みの刃の立ち方だ。

      

 すんなりと切れるようになった。でも陶器の上ではあっと言う間に、刃が潰れてしまう。面倒でも木の板の上で切って皿の上に盛るのが基本だね。

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包丁砥ぎ一考察(その3)

2007-08-06 14:48:13 | 包丁砥ぎ一考察。

 前から、包丁砥ぎについて、何回か書きましたが、ちょっとした発見があったので、ご報告。これが一番肝心だったりして!。

 それは、包丁を研ぐ時、連続して砥石の上を包丁を滑らして、砥いでいきますが、まだ、研げていないうちは、以前述べた感じでいいんですが、最後の仕上げの段階で例えば、手前に刃を向けている時は、手前から砥石に包丁を当てて、向こうに砥いでいきますが、砥石の向こうまで包丁が行ったら、ピタっと、止める。それを連続するのを心がけるといいと思います。(角度を維持しながらね)。

そうすると、意外に、早く歯が立ってくるのが分かったのだよ。

ただ、ラッキーフィッシングクラブのスズメ殿のように、出刃等は片刃になっているので、そういう包丁は、また違うと思うよ。

出刃包丁はうちにもあるので、こちらの研ぎ方も研究しなければならないね。

うちの出刃、前に骨の硬い魚、何かは忘れてしまったが、おろした時に、刃をこぼしてボロボロになったので、綺麗に砥いで、刃を仕立てなおさないといけない。

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包丁砥ぎ一考察。(その2)

2007-07-21 08:04:33 | 包丁砥ぎ一考察。

 前に包丁砥ぎについて、述べましたが、砥げなくなった、砥石の再生について一言。砥石は包丁を研いでいると、だんだん真ん中がへこんできます。そうなると、包丁が綺麗に砥げないし酷い場合には、包丁の歯形自体が変形してしまう。

          
 この包丁を見て欲しい。一番手元の所と先から、3センチ位の所がえぐれてしまっている。まるでニコンレンズの非球面レンズ「ノクト」のようだ。これでも研ぎ方を変えて大分形が直ってきたよ。これは研ぎ方も悪いし、砥石の形も変形した為だと思う。

 魚屋の四郎さんの様に縄で縛って道路で引きずりまわして、削ればいいのだが、一般の人は恥ずかしくてやってられねー。そこで思いついたのが、砥石の粗砥。(写真の一番右側)。これで、砥石を研ぐのだ。「砥石で砥石を研ぐ」のだ。粗砥は刀剣の最初を研ぐと思っていたが、これが、本当の用途だったのかと思った位だよ。

          
     左も細の目砥は既に、粗砥で平らにした。真ん中の中目砥も大体砥げてきた。でもまだまだだ。砥石を研ぐと言うのは一日位で簡単に研げるものではない。

 粗砥を研ぐと下の写真のようになる。一目瞭然だ。真ん中が、砥げてないのが分かる。この真ん中が砥げて平らになるようにするのだ。これだけ、真ん中が落ちてしまっているのだ。

           

          
 最初は粗砥石を立てて、砥ぐ。砥げてくると、真ん中にも砥石の研ぎ跡がつくようになる。

          

 大体、砥げてきたら、今度は、面の広い方でこの斜めの方に(向こうに)研いだり、輪を描いて研いだりする。しかし、極細目は結構砥げて平らになるが、中目はなかなか砥げない。そうならないうちに粗砥で平らに砥いでおくのがいいのかなあ。

 さっき砥ぎをしたら、余りいい感じに砥げなかったが、これをしたら、歯が立ってきた。包丁に付いた油分や、砥いでいるうちに平ら(ツルツル)になって研磨力が落ちてしまうからなのか。

 あと気を付けたいのに、仕上げ直前は、早く砥がないで、角度をきっちり維持して、研ぐのも大事かも知れない。う~ん、まだまだ、研究が足りないなあ。分からない所が多すぎる。

コメント (2)
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