赤道儀に望遠鏡を載せて、もろもろの機材を同架して、錘でバランスを取ると、いよいよ、北極星の導入です。どうにか所定の場所に北極星を入れることが 出来ると、写真を撮りたい天体(星雲・星団・銀河)の近くの一等星を探して今度は望遠鏡に入れます。何故かって?。それは明るくて入れやすいからです。その基準星を入れると次にやる事は目盛環を利用して、天体を望遠鏡に入れる事になります。それだけ、天体を望遠鏡に入れるという事は、厄介なんですね。その為に、天体(星雲・星団・銀河)には天の赤経・赤緯の数表があてがわれています。そっちの方向に鏡筒向けて偶然入る事はありますけどね。
赤経は経度というぐらいですから何時何分何秒(h,m,s)、赤緯には天球の北極を+90°,南極を-90°とし,これに対する赤道を0°としたもの。各天15゜を1時,15′を1分,15″を1秒という単位という風に表します。
こんな便利な本がでています。
ここにも赤経・赤緯が書かれているし巻末にも一覧表がありますけど、野外で見るのに自分なりの「星表」を作りたいと思いました。
これから外に出る訳ですが、極軸に北極星を入れる練習です。また、目盛環の練習もね。なんせ30年近く遠ざかっていましたからね、何やるにも時間が掛かりますのさ。何もこの本に最高の写りをした、天体が載っているのにわざわざ、写真と撮らなくてもいいじゃないかという人もいるかと思いますが、自分なりの一時も止まらない天体を取る事に意義があるのさ。