針外し/爺さんの独り言。役にたたない情報ばかり。

自作のスピナーベイトで今日もバスを釣るぞ!。人はそれを「G」と呼ぶ。爺さんの「G(ジー)」の意味だった。ガクン!。

星図のダウンロード

2018-10-16 07:12:40 | 星の話

Bingというアプリを見ていて気が付いたんですが、写真だけではなく検索エンジンからのWeb検索も出来ます。ヤフーの検索とはちょっと違う項目が羅列されます。

以前からいい星図が出版されてないか探していたんですが、野外星図くらいしか無くネット上に無いか見ていたのですが、このBingで星図のフリーダウンロードが出てみました。尤も、別にそんなに詳しくなくても大きい星、星雲、星団だけ出ているだけでも返って分かりやすいとは思いますけど。で、検索して出てきたのが The Mag-7 Star Atlas Project です。バージョン1もありますが、それはB&W(白黒版)で後にカラー版が出てそれがV2です。

それを開くとこの2つのタイプが出てくるので下のカラー版をクリックしてダウンロードします。
ダウンロードはこちら(Ver.2)http://www.astro.cz/mirror/atlas/

ワイド版のベクバル星図みたいに(例)銀河が赤く等、描かれてはいません。また、線が細くもう少し濃くしたいと思ったら、針の場合はPdfのファイルをソフト使って、Jpgに変換して、ペイントショップを使って、[効果]の項目から[シャープネス強]で線をハッキリさせる事が出来ます。

もう少し色を加えたいと思ったら、(例えば、星雲を黄色に塗りたいと思ったら)ソフトにあるペイントや市販のペイントショップを使って星雲星団に薄く色を付ける位は出来ます。

         

因みにカシオペア座のWとペガサスの四辺形から出るしっぽ?の1つ目と、それを結ぶ線とアンドロメダ大星雲に色を付けてみました。ま、この辺は自由にやってくれというレベルです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Bingという、アプリ。

2018-09-28 09:35:03 | 星の話

最近パソコンを起動すると、世界各国の綺麗な画面が出てきて目を楽しませてくれる。これを見ていて「いいね」と思っていたのだが、ある時星空の写真が出てきたので、表示されている処をクリックしたら「Bring]をいうアプリが出てきました。何処かに写真が載っていないかと探していて「ハワイの~とか、モンゴルの~とかの星空」で検索したらいっぱい出てきました。

尤も、何処かの「検索エンジン」でこれを入れてみて、「画像」をクリックすればそれ相応に出てきますが。

   

それを、「snipping Tool」でフォルダに保存すれば出来上がりです。普通にふぉるだを開いて「デスクトップの背景」に選べばパソコンを開いた時に星空の画像が目の前に広がります。

        

スニッピングツールで保存した画像をちょっと載せてみました。ただ画像は「サイズ」を縮小してあります。「Bring]からの一通りの工程から画像を大きいまま保存して下さい。
   

   
モンゴルやハワイの星空は空が澄んでいてとても綺麗です。ただ、画像を保存する時に画素の大きいピントの切れ味のいい物を選んで下さい。デスクトップの背景にしてみると結構ボケていたりします。
   
                     ペルセウス座のh‐x(エイチ‐カイと読みます)   


    

      

     

 画像は保存すれば幾らでも交換出来ます。一度お試しになられては如何でしょう。因みに針外しの背景画はこれです。一応個人情報に関するアイコンは隠してあります。別に大したものがある訳ではありませんがね。

       

                                            宇宙の中にいるみたいだね。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

星グッズ ㈱ アイソテック スターアイテムきらめき

2018-09-24 13:58:56 | 星の話

 針外しの永年の友人の江原さんの設立した会社で取り扱っている「星グッズ」です。天体観望のイベントには必ずといって良いほどお店を出していますが、お忙しい方、行ってられない方には通販があります。勿論、星の里の観望会にも出店しています。

なんせこういう星に関するグッズを専門に扱っているお店は全くといって無いらしい。店の片隅に2~3点置いてるのはありますがね。このグッズは江原氏の次男坊殿が企画して製作しているものです。主に「楽天」で出品していまして、「スターアイテムきらめき」でバックが㈱ アイソテックというわけです。大体、こう云う物は、目の前で見て「欲しい~♪」という気持ちで衝動買いするのがお決まりですが、カタログで「ちょっと身に着けてみたい」というのもありですかね?。

  設立から30年以上も維持出来ているのは根強い「天文ファン」がいるということですかね。ここでは極一部しか掲載出来ませんが色々品ぞろえが豊富なので一度サイトを見られたら如何でしょう?。  

           

 大手のメーカーで量産されたものでないので、独自性がかなり高くなるだろうね。

                           


この辺りは女性向けですかね。

                                    
暗がりで発光するマグカップ。さそり座、オリオン座等は有名な星座でどういう形をしているかある程度分かっていますが、せいぜいそこまで。マグカップで刷り込みして記憶に留めるのもいいですね。

                                    
星座が裏面にプリントされている「星座傘」 折りたたみ傘もあります。   星座シール等

          

       

                    

  お子ちゃまれべるのグッズもありますがこんな、時計もあります。まあ、カタログの商品沢山あり過ぎ!。掲載もこれが精いっぱいなのでリンク先見て下さいませ。また、自分の設計されたデザインを注文するのも受けてくれるかも知れないね。
          

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

星の里のイベント状況

2018-09-18 16:20:24 | 星の話

登谷山高原牧場に着いて、坂を上がると,

 

                            

駐車場がありまして、望遠鏡を持ち込んでいる方々は此処に車を停めて、設置、観望しています。だから、多いと車を停める場所が限られてくるので早い到着をされる方がいいかもね。何も観測所があるから、望遠鏡を持って行かなくてもいいのでは?。と思われるでしょうが、大きく見える見えないは問題ではありません。自分の機材、カメラででベストの画像を撮るのが喜びなんですね。大きい画像を望むなら、もっとデカイ「スバル」でみればいい事ですから。


        

 ここでここの主(ぬし)達を紹介しようと思います。

 天文界では有名な人たちですから、顔出ししても大丈夫だろう。また此処にお邪魔した時に顔が分からないとウロウロしますからね。下の画像、以前お世話になった、江原徹、順子御夫妻。スライド式の屋根を開けるとデカイ望遠鏡が現れます。最近連絡を取ったところ、御主人がご逝去されていました。誠に残念至極です。ご冥福をお祈りします。針外しも随分ご無沙汰していましたので亡くなられていた事も分かりませんでした。不覚の至りです。

  
                                                                ㈱ アイソテック

 

   

そしてこの方が関根増三(せきねますみさん)音読みして「ぞーさん」って言ってます。此処に来ると天体の世界はごく狭い世界と感じます。もしかすると、貴方もすぐに有名人になっちゃうかもね。(笑)。
  

   
   この人が星の里・村長「関根増三氏」です。    案外と掘り出し物があるかも知れません。
    

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

登谷山経路

2018-09-13 14:49:37 | 星の話

行ってみたい方にざっとですが、登谷山秩父星の里への経路を掲載します。昔、行った時と道が随分と変わってしまっていますので、ウェブに載っていた経路を参考にします。大体何処も曲がらずに一本道で行けるからね。調べて見ると峠に向かって行けば何とか行きつけそうです。要は電波塔目指して行けば良い訳です。

                       
花園インター141号線、玉淀大橋を過ぎて寄居橋を渡って、T字を左折して後は一本道です。登谷山電波塔を目指して行きます。夜の観望ですが、昼間のうちに着いてスタンバるのをお勧めです。(前は玉淀大橋を渡って鉢形城跡の脇を通って左カーブの処を右折して山に上がった記憶があります)。

星の里のイベントは5月の頭です(3,4,5日です。)前にも言いましたが、普段は住居共用ですので、それ以外で行っても見せてはくれません。(オーナーの方と仲良くなれば別ですが)くれぐれも駄々をこねて迷惑を掛けないようにしましょう。ただご自分の天体望遠鏡を持ち込んで。観望・撮影するのは自由です。普段大きい望遠鏡見る機会があまりありませんから、此処で見させてもらうのもいいかもね。日本全国こういうところがここかしこにありますから、探して天文界に足を突っ込んで下さい。

ま、車で走らせて定間隔、印象に残りそうな処をピックアップしてみました。

     

     

    

   

       

        

       
 日本水(ヤマト水って言うんだって)。     ここは釜伏神社って言うのかね?。        昔は民家なんて無かったような。

        
                                                                                                                           ここが入口です。此処を上がれば駐車場です。

                                                        

                        

グーグルアースでスニッピングツールで編集したので、行かれる方は道を確認してから行って下さい。分からなくなったからと言って助けにはいけませんからね。(笑)。自己責任でお願いします。

                                            
                                   今はもっと整地されています。

一番右が関根増三氏(ぞーさん)の観測所です。昔お世話になった、江原さんの観測所で(30cm~34cmだったかな?)オーバーのでっかい反射望遠鏡があります。ヘラクレスのM13を見た時、「ありゃま、まるでタラコの断面だ!」と感動したのを今でも忘れません。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちちぶ星の里のご紹介

2018-09-08 22:15:11 | 星の話

以前星の里にお邪魔した時の話です。

埼玉県秩父郡皆野町三沢にある、 登谷 (とや) 高原牧場の一角を借りて建てられた天体観測所の集まった場所のことを、 アマチュア天文家の通称で“ ちちぶ星の里” と呼んでいます。すぐ近くには行き止まりの “ 観測広場 ”もあり、駐車もできます。28年前、埼玉県上尾市在住の関根増三氏(当時カートン光学勤務)がこの地に初めて天体観測所を建てたのがきっかけで、天体観測村を作ろうという趣旨に賛同した天文愛好家が次々と観測所を建てるようになりました。現在では10棟のスライディングルーフ天体観測所、2棟の天体観測ドームが密集して立ち並ぶ姿は、日本でも数えるほどしかありません。週末ともなれば、星を見に “帰ってくる” 観測所の人達や、車に天体望遠鏡を積んで星を見に登ってくる人々が集まります

針外しは関根氏と当時ちょっとお会いした事があり(増三ぞ―さんって呼ばれていました。)、その隣には江原氏の観測所があります。江原氏とコプティック星座館に入り浸っていた頃知り合いになりました。多分、お顔が広い(デカいんじゃありません)から針外しの事なんか忘れています。(笑)。

標高630mの眺望は北から東にかけては牧場の小高い丘と高さ50mのNTT無線中継塔に阻まれ低空の天体を見ることはできませんが、南から北西にかけてはよく開けていて、カノープスやオメガ星団も見ることができます。私が行った時はヘラクレス座、M13を見せて頂きました。

桜の咲く季節から晩秋にかけての休日は、都心から2時間足らずで来られること、近くに岩畳と渓流下りで有名な景勝地 “長瀞(ながとろ)”もあることから、ハイカーや家族連れで賑わいます。

駐車スペース:観測広場、売店脇舗装駐車場



観測広場
観測棟と観測広場(↑南 →西)

「ちちぶ星の里」 への交通手段と道案内

● 鉄道 では、寄居駅(JR八高線、東武東上線、秩父鉄道)からタクシーで約20分ほどで登れ、帰りも電話1本で迎えに来てくれます。

では、登谷高原牧場近くの釜伏峠を目指して登るといいでしょう。

北側から登る/関越自動車道花園インターを降りて国道140線を秩父方向へ進みます。その後、秩父鉄道 波久礼(はぐれ)駅手前を左折、寄居橋を渡って更に左折、その後ほぼ道なりでミカン園や日本水(やまとみず)を過ぎ、左手の釜伏神社を通り過ぎて5分で登谷高原牧場入り口の看板が見えます。そのまま入り口看板に気づかず真っ直ぐ進むと、彩の国ふれあい牧場(秩父高原牧場)まで行くハメとなります。ご注意を。・・・・とありますが、現在この看板あるのかなあ?。

                                                                                                   

東側から登る/小川町の金勝山トンネルを走る国道254号線バイパスを北上し、スーパーマーケット「ベイシア」のある交差点を左折します。そのまま車幅制限の道を真っ直ぐ10分ほど進み、信号のある交差点を過ぎるとすぐ急勾配の登りになり、JR八高線の踏切に出ます。そのまま細い道を進み、左側の派出所、静光園(食料品商店)を通過し、更に進みます。

右手に建築工務店が見えたのち、道が左カーブし始めますが、10秒ほどで右折できる細い(車1台やっと)道が見つかるので、そこへ進みます。すぐに小さな交差点を過ぎて更に10秒ほどで真っ直ぐな道と右斜めへ進める変則Y字路が見つかります。その交点に「登谷高原牧場」を示す看板が見えたら右斜め方向へ道なりに進みます。

途中、中間平(ちゅうげんだいら)という小さな公園を過ぎて1分ほどで先ほどと同じようなY字路に出るので右方向(真っ直ぐに見えるかも)を走ります。この後10分ほどで釜伏神社近くの観光案内図のある十字路に出ます。そこを左折して5分くらいで牧場の入り口となります。

行きたい方は昼の内に登谷山に上がって観測所が開放されていれば、見させて頂けるかも知れません。住居を共にされている処ですので、絶対に失礼の無いようにしてください。 なんせ見るのは夜の事ですから、突然行った処で不在の時が多いし、無理な話ですね。

出来れば手土産なんかあるといいね。(気持ちの問題で必要ではありません)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

目盛り環の続き

2018-09-04 13:22:36 | 星の話

目盛環の説明である天体を望遠鏡の視野に入れるのに、近くの恒星の座標を使って入れるのが、最も良い方法だと述べました。(尤もアンドロメダ大星雲なんかは、カシオペア座の右側の三角形の頂点と、ペガサス座の2番星を結んだ線のカシオペアから3分の2の所を見ればあるのでそういった方法もあるのですが) 

 以前埼玉県、花園Icの近くの登谷山にある星の里観測所(個人所有の為、お祭りの時しか見れません)でこのM13を見させて頂いた時に、オーナーの江原さんは琴座のヴェガを利用してM13を探してくれました。

M10   へびつかい座 球状星団 16h57m55s +04°07'09”      
M11   たて座 散開星団 18h51m53s -06°14'45”      
M12   へびつかい座 状星団 16h48m00s +01°58'16”      
M13 M13 ヘラクレス座 球状星団 16h42m12s +36°26'00”      
M14   へびつかい座 球状星団 17h38m22s +03°15'04”      
M15   ペガスス座 球状星団 21h30m41s +12°14'11”      
M16 わし星雲 へび座 散開星団/散光星雲 18h19m38s +13°47'16”      
M17 オメガ星雲 いて座 散光星雲 18h21m39s -16°10'24”      

アンダーバーをクリックすると画像が出ますよ。 

11 カペラ CAPELLA ( 193) 5 16 41.353 0.728 45 59 52.90 -42.47 0.073 30.2
12 デネブ( 777) 20 41 25.917 0.027 45 16 49.31 0.23 0 -4.6
13 ヴェガ VEGA ( 699) 18 36 56.332 1.726 38 47 01.17 28.61 0.123 -13.9

 

M13 M13 ヘラクレス座      球状星団                     16h42m12s +36°26'00”      
3 ヴェガ VEGA ( 699) 18 h36 m56.332s   38° 47 ’01.17“      


[相対座標での説明]
ヴェガの赤経が18h36’56” M13の赤経が16h42’12”ですから、その差は、約1h54’44”となります。
また赤緯が    38° 47 ’01.17“ M13の赤緯が+36°26'00”、その差が2°21’1.17"になります。(これで合ってんだろうな?。)

             
                   左が赤経環             右が赤緯環 望遠鏡の架台に近いほうね。                      北空だと、最大90°ね。これもOに合わせる。

目盛間には赤経環と赤緯環があり赤経感は1h~24h(1目盛りが10分)で表記されて赤緯環は1°~90°(1目盛りが2°)で表記されています。

 目盛の下には指標があるのが分かると思いますが、それに目盛環のビスを緩めてOを持ってきて締めなおして固定します。同様に赤緯環もOに合わせます。それを基にして赤経環を約1h54’44”回し赤緯環を2°21’1.17"の

の分、目盛に割り当てて回します。ヴェガの方が左に、高い位置にありますので、右回転に回すんだね。(あれれ、これで合ってるのかね?。)これで目的の天体が入るという事になります。多分多少の誤差が出ると思いますので、モータードライブの微調整で、中心に入れますのさ。おっと鵜呑みに信じるなよ。当てずっぽうで書いているので自分で確かめろよ (笑)


                                                      

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天体望遠鏡の目盛環の説明。

2018-08-29 16:04:19 | 星の話

ちょっと間が空きましたけど 天体望遠鏡の話です。暫く天文から離れていましたので浦島太郎状態です。でいろいろ検索しましたらいいサイトが出てきましたので参考させて頂きます。詳しくはこちらを見て下さい。此処はあくまでも私の勉強の場です。
http://www.ne.jp/asahi/nakaegaw/piz/topics/tn005.html

 

 

 

赤道儀には、星を赤緯赤経座標の位置によって導入するための目盛環が2つ付いています。一つは赤緯方向を合わせるための目盛が付いた赤緯環、もう一つは赤経方向を合わせるための目盛が付いた赤経環です。
これらを使いこなすためには、赤道儀の極軸が、ある程度きっちり合っていなければならないことが前提にあります。極軸さえきちんと合っていれば、基準の星を元に、目標の天体を望遠鏡に導入することが出来ます。
そこで、目盛環の一般的な使い方(絶対座標での導入)と、目盛環の簡単な使い方(相対座標での導入)
があります。
目盛間には赤経環と赤緯環があり赤経感は1h~24hで表記されて赤緯環は1°~90°で表記されています。

              



1.目盛環の一般的な使い方(絶対座標での導入)

例えば、はくちょう座の1等星であるα星デネブを使って、二重星であるβ星アルビレオを導入するとしましょう。デネブとアルビレオの位置は、下表のように赤緯と赤経が判っています。
まず望遠鏡にデネブを導入します。赤道儀のクランプを緩め、望遠鏡にデネブが入ったところで赤道儀のクランプを絞め、望遠鏡からデネブがずれないように固定します。1等星なので、すぐに入れられるでしょう。
次に赤緯環のネジを緩め、基準線の位置が+45°16’49”になるように赤緯環を回し、合ったところで赤緯環のネジを絞めて固定します。たいてい赤緯環は、極軸が合っていれば、望遠鏡の取り付けのずれさえなければ、はじめから合った位置を示しますが、ずれているようでしたらきちんとその値に合わせます。

赤経環についても同じようにして、20h41m26sになるように回して合わせ、固定します。これによって、2つの目盛環はデネブの位置を示していることになります。

それでは準備が整ったので、目盛環を使ってアルビレオを入れることにしましょう。
まず赤道儀の赤緯方向のクランプを緩め、赤緯環の基準線の位置に+27°57’35”を合わせ、クランプを絞めます。次に、赤経方向のクランプを緩め、赤経環の基準線の位置に19h30m43sを合わせ、クランプを絞めます。これで、望遠鏡は、アルビレオの位置に向きました。望遠鏡を覗いてみれば、実際にアルビレオが入っています。

このように、導入しやすい星を実際に導入し、その星の位置(赤緯,赤経)を目盛環の基準線に合わせれば、導入したい天体の位置(赤緯,赤経)が判っていれば、目盛環を使って、その天体を入れることができます。

はくちょう座
星名

赤緯

赤経

α

デネブ

+45°16’49”

20h41m26s

β

アルビレオ

+27°57’35”

19h30m43s

2つの星の差

+17°19’14”

1h10m43s

 2.目盛環の簡単な使い方(相対座標での導入)

デネブとアルビレオの位置(赤緯,赤経)を2つ用意して、目盛環の細かい目盛を、暗い中で合わせるのは大変です。そこで、前もって、デネブとアルビレオの位置の差(赤緯の差,赤経の差)を計算しておきましょう。(その位置の差は、上表の最下行に計算してあります。)
それでは、アルビレオの目盛環による導入を再度行ってみましょう。
まず望遠鏡にデネブを導入し、固定します。次に赤緯環のネジを緩め、基準線の位置が+0°(ゼロ)になるように赤緯環を回し、合ったところで赤緯環のネジを絞めて固定します。赤経環についても同じようにして、0h(ゼロ)になるように回して合わせ、固定します。これによって、2つの目盛環は原点、すなわちゼロの位置を示していることになります。
すぐに準備が整いますので、早速、アルビレオを入れてみましょう。赤道儀のクランプを緩めて、赤緯環、赤経環のそれぞれの基準線が、2つの星の位置の差である、+17°19’14”、1h10m43sになるように合わせて、赤道儀のクランプを絞めますもうこれで、望遠鏡にはアルビレオが導入されています
この方法は、目盛環に位置情報を(赤緯,赤経)を1回合わせるだけで、簡単に入れることができますが、位置の差を前もって計算しておかなければなりません。しかし、彗星や小惑星など、狙う天体が前もって決まっているとき、星見をする前に、明るいところで星図を見て近くの基準の星を決めて、その星との差を計算しておけば、星見での暗い中でも、早く簡単に目標天体を導入することができます。
私の赤道儀には、エンコーダや自動導入装置が着いていないので、もっぱら、この相対座標で導入をしています。

初めてこの文章を見ると何が何だか分からないと思います。簡単に言うと、

  [絶対座標]は望遠鏡の視野にデネブを入れたら赤経・赤緯の座標を読んで目盛リングを緩めて環を回して、それを基準線に合わせます。これでデネブの座標が望遠鏡の目盛りと合致したという事です。それを基にして赤経赤緯クランプを緩めてアルビレオの赤経赤緯を基準線に合わせる。

 [相対座標]は望遠鏡の視野にデネブを入れたら赤経・赤緯の座標を読んで目盛リングを緩めて環を回して"0"を基準線に合わせます。[相対座標]はデネブとアルビレオの座標の引き算をして、デネブの"0"を基準にしてクランプを緩めて
その差を移動させる。

よく誤解されやすいのは、目盛リング自体も留めネジを緩めると、動いて座標を合わせる事が出来ます。赤経赤緯クランプは赤道儀自体の動き回転で座標を見る時に使います。なんて分かりましたかね?。望遠鏡持っている方は実際に出してやってみればすぐ分かります。リング環は赤経。赤緯軸とは別に単体で動きます。

天体を探すのに近くの恒星の座標を調べておくと便利です。恒星リストと天体リスト(メシェ、NGC等)見比べて近くの恒星を見ておくのもいいね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

かつてのルアーケースが

2018-08-01 14:08:20 | 星の話


以前の針外しがお熱を上げていたのが「バス フィッシング」なんですが、当時購入したタックルボックスが2つありまして、効力の無くなったルアーを廃棄または処分、または譲渡して空きが出ていたので一つにまとめて空の方を天体撮影用のグッズを入れる収納箱にしました。アダプター等の改造したので工具なんかが入っていますが、それも用がなくなったので、ここから出しますともっとスッキリしますね。

             


カメラのバッテリーの充電器、交換バッテリー、パソコンに接続するUSB、ヴィクセンのガイドアダプター、インターバルタイマー、ボタン電池、アングルファインダー、ビューファインダー、バーティノフマスク。あ、それから乾燥剤もね。

ドリルの歯やねじ切り用のダイスなんかは不要になります。

一つにまとめておくとあれやこれや探さなくていいね。なんなら、表に何が入っているかテプラかなんかで表記しておくといいまもね。

なんせ暗い夜に順序立って作業しますから、出来るだけ簡略化、簡素化しておかないとね。

なんだかんだ、必ずと言っていい程、失敗が付いて回ります。

しかし、空がスッキリ晴れないなあ!。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天体望遠鏡のレンズキャップの補修

2018-07-27 09:06:47 | 星の話

 何年かお蔵入り入りしていた、天体望遠鏡、レンズキャップのパッキンが腐食してしまって、ボロボロになってしまい、取り除いたのはいいのだが、下に向けるとポロッと落ちてしまう。ネジを切ってあればいいのにね。で、これが何ともイライラする元なのだ。何かいい物ないかってアマゾン探していたらあったね。

 昔、孫悟空が東海龍王の処で鎧、直とつ、靴を貰ったのだが、最初竜王が「此処には武器なんかありません」他を探して下さい」というと如意金錮棒を渡すのだが、「これに見合う具足が欲しい」とだだをこねて「3軒回るよりも一軒で粘れ」と言うじゃないですか!。困り果てて他の北、南、西の竜王から鎧、や具足を取り寄せて悟空に渡した。竜王たちは不平満満、早速天界に上がり玉帝に奏上するのでした。なんてあります。ふとこんな事を思い出しました。


【K-mall】防音 遮音 隙間 テープ パッキン 発砲ゴム【粘着つき】1巻 厚さ2mm 幅1cm 長さ6メートル (2)               
               
視野の邪魔をするのを嫌って、蓋側にパッキンを貼りました。この1cmの幅がすこぶるいいね。ぴったしです                   

          
厚さもぴったりです。少しきついくらいですが、時が経てば丁度良くなるだろう。明るい処で組み立てたりするなら、気を付けるんですが、夜、霜が降りたりするので、蓋がないととても拙いです。まずいというより、レンズに霜が降りたら一巻の終わりですね。

          
こんなに円形物だと、夜、地面に落ちたら、コロコロ、何処かへ行っちゃうね。

          


しかし便利な世の中になりましたなあ!。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カメラレンズで星座を撮ろうとすると、

2018-06-25 08:52:49 | 星の話

 今回、山で試し撮りをしようと思って、まず、簡単な広角レンズで北斗七星が真上にあるので、試しにファインダーを覗いたらこれが全く駄目です。

暗すぎて星が点にも映らない。しかたがないので、当てずっぽうでそちらの方向に向けてシャッターを押したんですが、映るには映ったんですが、中心からずれてしまって、気分が良くないね。

デジタルカメラで「ライブビューモード」で見れば画角の何処に入っているか分かると説明書にありましたが、例えばフイルム(銀板)カメラの時代ではどうだったんだろう?。針外しの持っているNikonのノクト。F1.2と明るいレンズだと、確認しやすいんだとありますが、撮影の時、開放にして被写体をファインダーに入れてから絞るようにするのがいいのかね?。それとも、天体望遠鏡に付ける正立ファインダーを付けるのがいいのか?

ファインダーを覗いても、今と同様だったと思うし。やはり低倍率、もしくは(×1)、倍率無しの素通しのファインダーが適しているのかな?。

以前、まだ初心者だった頃(今でも初心者ですけどね)カシオペアを7倍の双眼鏡でみたらとても面くらいました。星と星との感覚が広がってしまい。横にずらすと、どれがどの星だか分からなくなってしまいます。双眼鏡では前の星が見えている状態で次の星が入ってくると分かり易いね。一層のこと四角いフレームでガラスなんか入れないで星の配置を見たほうがよっぽど星を捕まえられます。正立像だしね。 で、アマゾンで探したら、WilliamOptics 標準ホットシュー対応 照準器 レットドットファインダー なる物があった。これって、以前に購入したスポットファインダーをカメラに取り付けるようにしたのと同じです。

多分、針外しのように不便に感じている御仁が不便に感じて、出てきたんだろうね。これの利点はスライドさせる事によってカメラから離れてビュー出来る点かな。

                                                                              
         


このファインダーだとカメラの向きと視界の幹が容易に重ねる事が出来ると言う訳だ。

 

                                                        
                           下にある暗視野照明のパターンを変える事が出来ます。



カメラファインダーで目標物を探すのではなくて同視野のなる筒のようなもので探してそれから、ホットシュー対応のビューファインダーで確認するのがいいね。また、暗幕(って裏の黒幕って言う意味じゃありません)もあるといいかもです。

       

ファインダーより大きくて星の配置がよく掴めるのではないか。上の「スポットファインダー」とこのファインダーが使い勝手がよさそうなので奮発して購入しました。

 手にしてみると、スポットファインダーは視野が広いんですが、組み立てるのがちょっと面倒くさいね。一方このファインダーはちょっとだけ狭いかんじだけど、使い勝手がすこぶるいいね。ま、取り付けてみると、そんなに違いがない。んで、勢い込んでスタンバイしてたんですが、春の夜は、スッキリ晴れません。自分の技量、天候、と機材がマッチングしないといい写真は撮れませんね。

「泣く子と地頭には勝てない」って言いますが、空が晴れなきゃ話になりまへんや。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

EM-200の収納庫

2018-06-01 04:28:10 | 星の話

  高橋製作所のEM-200人気機種なんですが、今は分かりませんが、当初はダンボールの箱で手元に届きます、最初のうちはまあまあしっかりしているんですけど、何度も観望したり遠征したりしているうちに箱が壊れてしまいました。よく覚えていませんが、高橋からはEM-200の収納箱はでていなかったか、あっても高価っだった気がします。

其処で他に何位かいいものがないかとネット検索です。写真用?のアルミケースだと高価過ぎて、とてもじゃないけど却下です。

           

其処でネットで検索したら、やはり同じ悩みを抱えている人が多数いました。今は便利ですねえ。トラスコ社?から丁度いいのが出ていると紹介がありましたので、早速購入です。

            TRUSCO(トラスコ) プロテクターツールケース 黒 XL TAK-13XL

    

                                                

    縦横深さ共丁度いい感じです。 くり抜きの硬質の発泡スチロールが付いていましたので使わない手はありません。上下1cmずつカットするとピッタリと入りましたぞ。                 

          

トラスコについていたスポンジラバーも使うと、完璧に作れました。縦に置いてもビクトモしません。 なかなかスッキリとしていいでしょ?。

          


本当なら縦に置いた時に楽に運べるように車でも付けられるといいとも思いますが、これ以上重くなったら返って天体に対する意欲が削がれてしまうので、良しとします。(←そんなんで削がれてしまうんかい?。(笑))

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

先は長い道のりだ。

2018-05-16 10:08:07 | 星の話

 今の星座と言えば北斗七星が見えている訳ですが、試しに24mmF2Sの広角で撮って見ることにした。このカメラは赤外線カットフィルターを除去してあるので、どうしてもこういう写真になってしまいますね。ケンコーのスカイメモRSにカメラを乗せて、2分、Raw+Fine、6000×4000 ISO感度3200  F2.8絞ってテスト撮影です。

     

まだ、ステライメージ使った事ないので画像編集出来ないので、ペイントショップの「ガンマ補正」かけて修正してみました。それがこれ。

     
  50mmクラスのレンズの方がもっと点像が大きくなるかね?。いろいろやってみないと駄目です。


 24mmだと星座が丁度画角に収まる感じですかね。お気づきになったと思いますが、分かりますか?。それは、中心からずれてしまっています。それとまだ北極星がちゃんとはいっていないのか、星の点像がぴしっとしていない感じね。

一番感じた事は星空暗くてファインダー越しには何処に北斗七星あるか分からない。レンズの先が大体こんな位かなと「勘で向けたこれ。∞で撮っているのでピントは合っているけど、次回はライブビュービューモードで再度チャレンジしないとね。

練習する為に、何度もシャッター切ったりタイマーを使っていたので、カメラとレリーズの電池が無くなってしまって、暗がりで補助のバッテリーを用意していなかったので、一枚しか撮れなかったよ。トホホ。

何回も何回も失敗を重ねて写真が撮れるようになるんだね。家が目の前だからそんなに心配にならないけど、ちょっと怖いのね。気がついたら後ろに猪(いのしし)がいた、お化けに背中抑えられていたなんて、ついくだらない妄想しちゃうね。(笑)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

インターバルタイマーの設定

2018-05-08 09:58:53 | 星の話

 先日、初めて赤道儀出して、撮影」したんですが、「ポカ」によるチョンボで、ものの見事に失敗した話しましたので、再度自分への訓戒を含めて、インターバルタイマーの説明です。

機種はこれからいろいろ出るかとは思いますが、針外しの持っているこの機種で、説明です。

専ら、bulb撮影でのインターバル撮影ですので、右のディスプレイパネルを見て頂きたい。

                               


                                         [インターバルタイマーの設定]

                                     ① Set ボタンを押す→画面表示→再度        Set   ボタンを押す

                                     ② Delay  (開始までの時間) 00 0005

                                       5秒にセット→Setボタンを押す。

                                       *カーソルを右にずらす。→Long に移る。

                                      ③  Long  (バルブの時間)  00 0400
                             4分にセット→Setボタンを押す。

                                       *カーソルを右にずらす。→Intvlに移る。

                                      ④  Intvl  (バルブ間のタイム) 000004

                           4秒にセット→Setボタンを押す。

                                       *カーソルを右にずらす。→N に移る。

                                      ⑤ N  (撮影回数)   [ 4]

                         4回にセット→Setボタンを押す。
             🎵 のマークがありますが入れるかはご自由に

                                          
                      Set完了   ⑥  カメラとレリーズを接続する。

とまあ、見れば分かる話なんですが、何の説明書きが入っていないと戸惑う事甚だしいね。メール送って問い合わせたら説明書送ってくれた。
撮影条件が変われば、タイムの設定し直しが必要になってきます。夜の暗い外でやらなくてはなりません。これも何回も練習して簡単に操作できるようにしないとね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポータブル赤道儀

2018-05-06 06:58:25 | 星の話

山で初めて、ポータブル赤道儀出しました。天気が良くて空が雲一つ無い状態でしたので、見上げて、北極星探したら真上に北斗七星が見えてその先に北極星が見えました。木が大分大きくなって、北極星が見つからないのかと心配しましたが、案外と高い位置に出ていたので、ほっとしました。北極星が入れば周りに木立や障害物が多少あっても問題ありません。星座や星雲を取る時に望遠レンズを使い一点に絞られる、ごく狭い視野で撮るからです。

 一度北極星が入ればもう設定は、必要ありません。(微調整はありますが)。方位磁石使って北に極軸を向ければ、後は大体視野に入るからです。一応年の為に赤道儀にマジックで印付けました。

 

 

        

なんせ、30~40年も前に撮影したので、全くと言って忘れてしまっています。外に出して試し撮りしたら、なんと、インターバルタイマーの設定をしておくの忘れてしまい一番簡単な24mmの広角の単焦点レンズなのに撮ってみたらただの真っ暗。あちゃー!。

インターバルタイマーのバルブの時間に相当するLongの設定が出来ていなかった。要は説明書を理解出来ていまかった訳だ。尤もこの説明書も何が書いてあるのか分からないんですが。説明が出来ていない。何でこんなに説明が下手なんだろう。EM-200赤道儀の説明書も理解するのに結構時間かかった。初心者が始めて説明書みると、要領が掴めない事が多い。

多分自分は分かっているんだろう。「こんな事は常識だから分かってるんだろう」とかで説明しないとかで、説明が下手なケースが多い。説明になっていない。これは自分中心な人物の作り方だね。初心者は無知だから、その人に分かり易く「どうやったら、理解してくれるかな?」という気持ちを持って作成したもらいたい。

「この位の事わからないようじゃ天体なんか理解できないからやめろ」なんて考えは傲慢だと言わざるを得ないね。とまあ、ぶつくさ恨み節言ってもしかたがないんですがね。


兎角暗い中なのでこういった失敗は付き物。うちは家から出してくれば済みますが、車で遠征するとちょっとのミスが命取りね。何回もシュミレーションをして失敗しないようにしないとね。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする