らんかみち

童話から老話まで

枕を高くして眠ると

2013年11月20日 | 暮らしの落とし穴
 睡眠時無呼吸症候群だという自覚はあって、特に大酒を飲んだ夜は「死ぬんじゃないか」と心配されるほど息が止まっているらしい。いびきもうるさいので、友だちの家に泊まったりすると、てめーうるさいぞとばかりにツンツンと蹴られて目を覚まさせられる。サウナやフェリーの大部屋に寝たときは、とうもうるさくて申し訳ありません。

 思うに、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の人って、症状が激しいときは悪夢を見ているはず。それは単に夢というだけではなく、ぼくの場合は臨死体験をしているんじゃないかと怯えている。一昨日は飲まなかったし、昨夜も控えめの酒量に甘んじたのに、「死んじまった!」と思ったほどの、今まで経験したことのない感覚で目が覚めた。

 それからというもの、原因の究明に尽くして眠れなくなった。たぶんジャージをタートルネックにして眠りについたのも原因の一つだろう。風呂には入れずシャワーだけで震え、喉の調子が悪かったのもあるだろうし、枕が高いのも一役買っているのか。
 さっそく枕なしで仰向けに寝てみたところ、呼吸の具合は悪くない。背中と首の角度に違和感はあるけど、息が止まることはないと思ったら、いつの間にか眠っていた。

 本日も診察日で、やっぱり傷口の状態は思わしくない。海峡を渡って通院するので、なにがしかの元を取らねばならないが、今日は低い枕を2種類買った。一つは単に低い枕で、もう一つはキッズ用の低反発枕だ。
 キッズ用というのはもちろん、低反発枕も初めてだけど、意外に安定感がある。寝不足なのでこの枕に頭を乗せているとすぐに眠くなる。これはいい、安心感がある。これからは枕を高くして眠れるぞ!

低く垂れ込める雨雲のよう

2013年11月19日 | 暮らしの落とし穴
 まだ手術した部分から出血している。感染症にかかっているんじゃないかと血液検査したけど、グレーってか? 現時点では断定できないというので、服薬しながら明日も診察を受ける。
 病院と家の往復にいくらかかると思っているんだ、といいたくなるけど、地元の医院に放り投げられても、それはそれで不安だしねぇ。

 何かしら用事を伴って病院に行くので、通院費用が全くの無駄というわけじゃない。しかしそのネタも尽きようとしている。かといって、イベントやミュージアムに出かけるような金銭的、精神的余裕もない。頭の上に低く垂れ込める、今にも泣き出しそうな雨雲を少しずつ払拭していくのが精一杯だ。

 明日も契約やら役員会やらがあるので、診察は最も早い時間にしてもらった。それでもギリギリなんだけど、このチャンスを逃すと次がいつになるかわからない。各方面がそう心配しているので、診察くらいでは逃げさせてもらえない。
 というか機が熟した今、無理をしてでもこの問題に終止符を打ちたい。精神的にも肉体的にも、このままで年を越すなんて……。

食に逃避した結果

2013年11月18日 | 暮らしの落とし穴


 C●C●壱番のカレーって、人々を熱狂させられるほどの味ではないと思うんだけど、なんで全国展開しているんだろう。診察のついでに食べてみて、ようやく気がついた。
 一部のカレーマニアのためじゃなく、万人受けする安心の味なんだね。メニューも豊富だし、店員さんも牛丼屋のようにギリギリの人数じゃないから、そらさない接客も感じがいい。

 野菜三昧カレーというのを注文してみたけど、具だくさんのレトルトカレーという趣か。これで980円だから、利益率はそうとう良いはず。店内を清潔に保てるのもうなずける。
 メニューをつぶさに見たわけじゃないけど、国産和牛なんて表示はなかったように思う。カレーのトッピングだから、高級食材てなくてもかまわないということか。

 診察の結果は良くない。明日も診察で、今日採血した血液検査の結果次第では再入院もあると示唆された。最悪の場合は、プレートを抜いてしまうことになるかも。
 こんな瀬戸際だから、せめて食い物に逃避してやろうかと目論んでいるけど、カレーくらいでは効果は実感できないような……。

もう限界だよ!

2013年11月17日 | 暮らしの落とし穴
 夜になり酒を飲んでいるときは楽しいけど、目覚めたときが堪らなく憂鬱だ。バンドをして眠っているせいもあるけど、睡眠時無呼吸症候群で息が止まっているから悪夢をみる。
 怖ろしい夢も辛いわけだけど、中途半端に良い夢だったりすると、現実を思い知って空しくなる。なんもできん人生だったなぁ……。

 昼頃になると少しは気分が良くなるけど、レイテ島被害のニュースをみたりすると気が滅入る。毛布は要らないんだろうけど、食糧配給の車が襲撃されるほどの治安の悪化ってどうよ。国民性というより、拳銃の密造が村の産業となっていたり安く売られていることも問題だ。

 他国の惨状を憂いている場合じゃない。自分自身の感情をコントロールするのが難しくなっているってのにね。抗生剤の副作用か、それともバンドを外せず風呂にも入れないストレスによるものか、何かもやもやしたものが胸にわだかまっている。
 骨折の他にも鬱陶しいことを抱えているんだけど、明日は診察日。この状態がどうにか好転すると信じたい。

鎖骨骨折のすすめ

2013年11月16日 | 暮らしの落とし穴
      

 写真は、オートバイ世界選手権の最高峰クラスに参戦している、ダニエル・ペドロサ選手。その実力はチャンピオン候補の最右翼ともいわれるけど、左右の鎖骨を折りまくって年間ランキング2位、3位に甘んじている。

 鎖骨を折ってバンドをしていても、ペドロサ選手くらいになると格好いいね。もっとも、オートバイレーサーには多くのスポンサーが付いているので、彼らのためにいつも格好良くしておかねばならない。
 そのペドロサ選手は、2011年の4月に固定したチタンプレートの除去手術を、このたび受けたそうな。

「1年もプレートを入れていると抜くのが困難になります。抜きたければ半年ほどで」と、ぼくの主治医はのたもうた。レーサーというのは、骨が完全にくっついていなくてもレースは走るわけで、抜けない事情なのは理解できる。

 ぼくは自分のプレートを抜くかどうかで迷っている。再び同じ所を強打したとして、プレートの埋め込まれた部分が折れることはない。今回は折れやすいところが折れたわけで、次に折ったら大事になるような気がする。
 
 半年も先のことを今から悩んでも仕方ない。なんか良いことないかなと考えていたら、あったあった、一つだけあった。胸張りバンドは相変わらず苦しいけど、肩が凝らなくなった。
 バンドを装着すると胸が張る、胸を張ると背筋が伸びる、背筋が伸びると腰が伸びる。ぼくの肩凝りは「手から来とるんよ」とモミ爺はいったが、いろんな要因があるんだろうね。鎖骨を折って万々歳って思うことにしよう。

地域おこしには、ついていけない

2013年11月15日 | 暮らしの落とし穴


 地域活性化というのは都市部以外のどこの地域においても重要な命題の一つで、これに賛同しないと「地域人に非ず」のような風潮があるのは承知している。といって、メディアに取り上げられる皮相的な成功事例が、実は予算消化のエクスキューズであるという非難に反論するつもりはない。

 少子高齢化に歯止めがかからない限り、地方の衰退をくい止める手立てはないと思う。逆にいえば、人が増えれば地域は勝手に活性化する。つまるところ地域活性化とは、いかに人口を増やせるかにかかっている。

 B級グルメもいいだろうし、ゆるキャラも素晴らしい集客効果を持っている。名所旧跡を持たなかった地域にとっては、これらは救世主に見える。新聞やテレビなども、ネタ切れになったらその辺りを報道していたら、なんとかなる。

 B級グルメやゆるキャラが一部の業者に潤いをもたらすだけであっても、田舎の人は地元が全国的有名になると嬉しくなるからね。一時力で空しい気もするが、地域おこしをやらないと、もっと空しくなるようで怖い。

 所用があって菩提寺に行き、ご住職と「村上水軍で地域おこし」について話したんだけど、ご住職自身も何やら仕掛けを用意しているらしい。口外できるかどうかが分からないけど、数百年先までを見越してのプロジェクトらしい。う~ん、これにもついて行けそうにないない気がするなぁ……。

問題の多発も、身から出た錆びというやつか

2013年11月14日 | 暮らしの落とし穴
 ったくぅ腹の立つ! 一つ問題が解決しそうかと思えば、次から次へと問題が勃発する。勃発すると書いたら、まるでぼくの与り知らぬ他人事のように聞こえるかも知れないが、実のところ問題につけ込まれているんではないかと自省する。
 鎖骨を折ったのも自分のライディング技術の未熟さゆえだし、小賢しく立ち回ろうとする人が現れるのも、ぼくがなめられているからだろう。

 世の中って、嬉しいことより腹立たしいことの方が多いとは思っている。ぼくに突破力があれば腹立たしいことは一瞬で過ぎ去るに違いないけど、それが無いからいつまでも苦悩しなくてはいけない。

 せめてもの救いがあるとすれば、問題の種類が異なっていること? 金でもめる、宗教で対立する、人間関係でゴタゴタする、などとバラエティーが豊富なことかな。残念なことといえば、恋愛問題でドロドロになるような問題だけは無いってことか。ん、残念というか、これもある種の身から出た錆びというやつか。

術後3週間目のレントゲン写真

2013年11月13日 | 暮らしの落とし穴


 プレート埋め込み手術から3週間経ってレントゲンを撮影した。目に見える変化は期待していなかったけど、ホント何にも変化が無くてがっかり。「まだまだずっと先ですよ」と慰めてくれるドクターは、傷口がまだ濡れていることにとまどっている。
「テープを貼っている所がタダレていますね、痒いですか」って。痒いのは我慢できるけど、このところ冷え込んできたから温かい風呂に漬かりたいよ。

 胸張り強制バンドもまだ外せない。入院してからというもの、手術前より1kg太ってしまったので苦しくなった、かも。というのは、手術直後は胸を張るのに慣れていなかったし、腫れがひどかったのと痛みで、そりゃあ苦しかった。今じゃそれを忘れてしまい、この瞬間の苦しみから逃れたいだけかも。

 写真は、前回掲載とは別角度の撮影。たまには背中側とか図上からとか、別角度で撮って鑑賞したい気分なんだけど、同じ位置からでないと比較できないってこと? 
 かかった3か所の病院全てが同じ角度から撮影するので、鎖骨骨折のルーティンなんだろうか。あぁ、そんなんどうでもいいから、風呂に入りたいよ!

工業地帯になってしまった

2013年11月12日 | 暮らしの落とし穴


 今週もまた企業との面談があるけど、年内の問題解決に向けていよいよ大詰めとなった。早く解決したいという思いは企業側もぼくも同じ。いや、企業の方が切羽詰まっているのは間違いなく、ぼくの方は次の損長に解決を任せたって良い。といっても、ぼくの他に誰か有志が現れたらの話だけど。

 造船業界は2014年問題(世界規模で28000㌧クラスの船の受注が無い)に対応するため、ドックを拡張し始めている。円安になったから儲かるんじゃないかと思われがちだけど、これから造る船は円高のときに契約したものかも知れない。賃金は下がり、造船所の淘汰は容赦ない。

 そんななかで、「日本で新しくできるのは、うちが最後になるでしょうね」と聞こえてくる造船所が、ほぼ完成した。日本国内を航行する小型の貨物船を造るので海外の造船所と競合することもなく、利益が為替レートに左右されることもない。銀行がいくらでも融資する優良企業らしい。

 当地周辺は島でも随一と目される工業地帯になった。これで地元の雇用が促進されるかっていうと、そう簡単な話じゃない。造船所で働けるような若い労働者が少ないってこともあるけど、余所から移ってくるので現在の雇用を維持するからだ。
 正統な企業活動に文句を言うつもりはないけど、地元の年寄りはたちは、これ以上うるさくなってほしくないと思っているだろうし、ぼくもそう願っている。

グッドニュースorバッドニュース

2013年11月11日 | 暮らしの落とし穴
「良いニュースと悪いニュースがあるけど、どっちから聞きたい」なんていわれても、ニュースの価値に変わりはないだろう。まあ、そのときの気分で……しかしどういう気分のときに、どちらを選んだら良いのかねぇ。先ずは悪いニュースから。

「まだ滲出がありますねぇ。化膿止めを飲んで、明後日もう一度来て下さい」
 本日は診察日だったけど、まだ風呂の許可が下りなかったばかりか、クラビットなる抗生剤を一週間分処方された。こんなことになるんだったら、傷口を消毒する選択肢もあったかな。

 医者が悪いんじゃない。だいたい、怪我して手術したのに大酒を食らうってのが間違いなんだろう。もちろん一週間は断酒したけど、バイクレースが大詰めを迎えていて、飲みながら観戦するのが楽しかったから、ついつい飲み過ぎてしまった。でも今シーズンは終わってしまった。来年まで禁酒するか、いやそいつは無理か。

 それで良い方のニュースは、いつものガソリンスタンドに行ったら「明日から3円引きになるから、明日おいでよ」と勧められたこと。
 満タンにしたところで、たかだか数十円の違いだし出直すのも面倒なんだけど、なんかうれしいじゃないか。食品偽装だのメニュー誤表示だのと腹立たしいニュースが多い昨今なのにね。