今週もまた企業との面談があるけど、年内の問題解決に向けていよいよ大詰めとなった。早く解決したいという思いは企業側もぼくも同じ。いや、企業の方が切羽詰まっているのは間違いなく、ぼくの方は次の損長に解決を任せたって良い。といっても、ぼくの他に誰か有志が現れたらの話だけど。
造船業界は2014年問題(世界規模で28000㌧クラスの船の受注が無い)に対応するため、ドックを拡張し始めている。円安になったから儲かるんじゃないかと思われがちだけど、これから造る船は円高のときに契約したものかも知れない。賃金は下がり、造船所の淘汰は容赦ない。
そんななかで、「日本で新しくできるのは、うちが最後になるでしょうね」と聞こえてくる造船所が、ほぼ完成した。日本国内を航行する小型の貨物船を造るので海外の造船所と競合することもなく、利益が為替レートに左右されることもない。銀行がいくらでも融資する優良企業らしい。
当地周辺は島でも随一と目される工業地帯になった。これで地元の雇用が促進されるかっていうと、そう簡単な話じゃない。造船所で働けるような若い労働者が少ないってこともあるけど、余所から移ってくるので現在の雇用を維持するからだ。
正統な企業活動に文句を言うつもりはないけど、地元の年寄りはたちは、これ以上うるさくなってほしくないと思っているだろうし、ぼくもそう願っている。
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