らんかみち

童話から老話まで

防災ゲームってないのだろうか

2013年11月28日 | 暮らしの落とし穴


 お医者さんごっこのようなエロゲーじゃなく、サージェント・シミュレーターみたいなPCソフトを見たことがある。「患者の血圧が下がりました」、「心拍数が下がりました」みたいなロールプレイングゲームだったと思うけど、意外にリアルだった。

 防災士養成テキストは半分まで読んだ。思っていたより興味深い章もあって、ネットで検索をかけたりして脱線してしまう。たとえば図上演習の講ではHUGというゲームが解説されている。避難所・運営・ゲームという、まんまなネーミングだけど、PCソフトではない。設問をするコントローラーと、回答をするプレーヤーの間でやりとりする現実のロールプレイングゲームだ。

 ぼくが知らないだけかもしれないけど、PC上での防災ゲームというのもあって不思議じゃない。被災者に対して失礼、不謹慎という理由で世間に認知されていないのだろうか。
「何を備蓄しますか」とか、「震度5強の地震が起きました。あなたは最初に何をしますか」みたいな設問を図上演習でするのなら、スマホのゲームにしたらどうよ。
「災害には顔がある」といわれているそうで、ハザードの違いによって臨機応変に対応することが求められるという。だったら、膨大なデータをPC上で展開すればいいんじゃないかな。

 シミュレーション上で防災士としてのスキルがアップすればヒエラルキーもアップして管理者になれる。やがて避難所運営を任され、被災者の女性と恋に落ちて婚約する。
 しかし他の女性にも手を伸ばしていることが発覚し、三角関係がもつれ、ついには両方の女性から捨てられる。失意のうちに避難所運営の金に手を出して追放される。
 やがて失恋によるPTSDと逆恨みからストーカーとなり……あぁいかん、真面目なシュミレーターのはずが。いやそれくらいの展開がないと、暗くてやってられんか。

 写真は昨日買ったドイツ製のチェーンソー。スエーデン製のより質感が良い感じなのと、日本向けのマニュアルがついているのがうれしい。ハスクバーナのは、日本語でも書いてあるよ、という扱いだったから。これを使えるほど肩が治っていないのが哀しいねぇ。