らんかみち

童話から老話まで

サイバークリーンセンターのパンクって、NHKのDos攻撃が原因?

2009年02月20日 | PC WEB
 昨夜のNHKクローズアップ現代でボットの脅威が取り上げられ、ぼくのパソコンもこのところ動作が鈍くなったので、何らかの虫が巣食ってるんじゃないかと、NHKの推奨するサイバークリーンセンターにアクセスしてみたところ、同じことを考えた人たちのアクセスが集中したらしく、肝心のbot対策ソフトにたどり着けません。きっと画期的な対策ソフトが開発されたに違いないと、今日になってしつこく試したらうまくいきました。
 
 その結果、何のことはない、トレンドマイクロのオンラインスキャンを、総務省・経済産業省 連携プロジェクトが買って駆除機能を追加しただけのもののようで、がっかりしました。でもおもしろかったのは、当のプロジェクトのTOPページに書かれていた言葉です。

「アクセス集中による接続遅延に対するお詫び (2009.02.20)昨晩NHKでボットウイルスに関する特集が放送されました。この関係でご覧になられた多くの方からのアクセスをいただいております。回線、サーバ共に増強をしておりましたが、昨日に続き本日もアクセスが困難な状況が続いております。アクセスいただきました皆様には、誠に申し訳ございませんが、数時間おいてアクセスをいただけますようお願い申し上げます」
 
 笑っちゃうというか、あきれるばかり。あの辞任した中川前財務大臣の弛キャラぶりに似て、緊張感を欠くこと著しい。こんなところの提供するサービスなんて使うだけ無駄かとも思ったんですが、試してもみないのに物は言えません。
 長い時間をかけてスキャンした結果ぼくのパソコンはシロと出たんですが、これがいま一つ信用できません。そこでしばらく使っていなかった無料の対策ソフト「Spybot - Search & Destroy」を動かしてみたら「DoubleClick」に入られてました。
 当の会社はGoogleが買収したらしいから、ぼくがyoutubeやGmailを使っている関係で、ある程度仕方ないのかなとは思うけど、WEB利用状況を抜かれて広告を出されるのは、いかがなものか。きっちり削除してやりました。
 
 総務省・経済産業省 連携プロジェクトの取り組みはまだ始まったばかりらしから、今回の酩酊じゃなかった迷走でもない、拙速ぶりにめげないで頑張って欲しいです。
 ただ、同じように駆除ツール開発業者に金を払うんだったら、寄付で運営しているSpybot - Search & Destroyに依頼したらどうだったですかね。というのも、もうすぐバージョン2が発表されるらしいから、最も信頼できる駆除ツールになる可能性があるんです。まだ遅くないから乗り換えたらどうでしょう。今のままではサイバークリーンセンターの駆除ツールは使いたくない。スキャンの速さと検知率がずいぶん違うように思えるからです。