らんかみち

童話から老話まで

遼くん効果が二十年早ければ

2009年02月21日 | 社会
 石川遼くんに刺激されたわけじゃないけど、ゴルフの打ちっ放しに行きました。最後にクラブを握ってから二年以上も経過していれば、打席に立ちはするものの素振りだけにとどめておくはずだったのに……ボールを見たらついつい打ちたくなってしまいます。
 
 島にゴルフコースはありません。18ホールを造成する余地が無いのじゃなく、ふるさと創生事業とかのばらまき予算で、ミニゴルフ場じゃなくヨットハーバー建設を目指したからです。だれがこんな島くんだりまで来てヨットに乗るか! などと言う前にゴルフ場などもっての外ですね。でも二十年以上も前のバブリーな頃には、打ちっ放し場が二か所あったんです。
 
 そんな昔を振り返りながら、ゴルフバッグから一番短いサンドウェッジを出し、不意に友だちに会ったような懐かしさで軽く一発。あらら、当たるじゃないの。もう一発。お、今度も当たった! 
 こうなるともう止まりません。気がついたらドラーバーを抜いてます。それも初めのうちはそろりそろりと打っていたものの、後からゴツイおっさんがやって来て後ろの打席でバシバシ打つもんだから、こちらもむきになってパワー全開です。
 
 息が上がってようやく、アホなことやってもた! 指は豆が出来る寸前、足腰はプルプル。でも驚いたことに案外と当たるし、筋力が落ちているはずなのに飛距離は落ちてないんです。
「ネットを越えて竹薮に落ちるけど、いいの?」
 打ちっ放し場の経営者が見に来たので確認すると、「後で拾いに行くから大丈夫」とのこと。
 こうして練習はさわやかに終えたはずでしたが、車に乗ろうとしたら足がつって10分ほど痛みをこらえ、逃げるように家に帰りました。明日、いや明後日が恐ろしい。
 
 ふるさと創生事業で着工したヨットハーバーはその後、小泉総理の時代になって予算が削られて頓挫しました。今はただの埋立地と化し、残土処理場として重宝しているようです。もしもミニゴルフ場建設にでも手をつけていたらどうなっていたことか……。ありえない計画だとは思うけど、ヨットハーバーでまだしも良かったのかも。

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