らんかみち

童話から老話まで

赤福も御福も食ってみれば良かったぁ

2007年10月30日 | 酒、食
 御福餅よ、お前もか! なんて、御福餅を知らなかったぼくですので言う資格はありません。というより、赤福とかねっとりと甘いのはあんまり好きではないので、興味が無いだけなんです。

 今は違いますが、10数年前の三重県の高速道のパーキングって、どこで何を食べても不味かったんです。だからあの辺りで土産物は買わなかったし、かといって松坂牛は高くて食えないしで、仕方なく大アサリを食べたら「それはラッコの食いもんや」なんて笑われました。

 最悪だったのは「伊勢うどん」です。あれは秋が一気に冬へと衣替えした肌寒い日で、とにかく満腹になって温まろうと注文したのが伊勢うどんでした。
 泣きましたね、だってぬるいんです。具はネギと鰹節だけで、汁は無く甘い醤油がかかっているだけ。うどんは太くて箸でつまんだらポロリと切れてしまうほどの腰の無さ。

 この辺の人の味覚ってどうなってるんや! と憤ったものですが、今のぼくはあれが大好物なんです。分からなかったんですね、あの頃のぼくには。あの味を讃岐うどんと比較するだけの味覚力しか持ってなかったんです。なので、今になって赤福や御福餅を食べておけばよかったと後悔してます。

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