らんかみち

童話から老話まで

猿盗り鯖

2015年09月23日 | 酒、食
              

 サンマが不漁だというニュースを聞いたら急に鯖が食べたくなった。実はサンマは冷凍の開きをストックしてあるので、次に食べられなくなるのは鯖ではないかと焦ったから。で、気がついたらこの一月足らずで冷凍庫が鯖で埋まってしまっていた。

 それなのに、今日も宅配で鯖が届くじゃないか。前に注文したのを忘れてまた注文してしまったんだねぇ。配達のおばちゃんに「冷凍庫が鯖だらけでしょ?」と笑われた。

 鯖寿司を一本買えば1000円くらいか。鯖を薄くそぎ切りにして寿司にしたのを柿の葉で巻いたら和歌山北部では150円になる。和歌山南部に行くとアセという笹の葉のような物で巻いて100円くらい。好きなんだけど高すぎる。
 といったわけでしめ鯖を酢飯に載せて鯖寿司にしてみた。

 ラップの上にしめ鯖を敷いて酢飯を載せ、巻きすで巻いただけ。それを冷蔵庫で冷やしてから切ってみたところ、巻き寿司みたいに丸くなってやがる。鯖が思い分だけ巻き寿司よりも座りの悪いけど、味は普通の鯖寿司だ。

 これを何かの葉っぱで巻いたら付加価値が付くのかねぇ……そう、このあたりで柏餅につかうサルトリイバラの葉ではどうかね。あんまり旨いので猿も盗みに来るという「猿盗り鯖」なんてネーミングで……。

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