らんかみち

童話から老話まで

あまびとのもしお

2015年09月13日 | 酒、食
             

 海人藻塩と書いて「あまびとのもしお」と読むのだそうな。呉市と今治市の島を結ぶとびしま海道の途中にある上蒲刈島で、1000年も前の製塩法を復活させて製塩しているという。

 藻塩という意味は、海水にぬれた藻を乾燥させて塩を取るところから命名されたらしい。それが古代の製塩法だという説がある。朝ドラ「まれ」に登場する旧式な揚浜式塩田に比べるまでもない非効率な製塩法製塩法らしいけど、だからこその付加価値によって販売できるらしい。

 それでこの塩が旨いのかというと、正直ぼくには良く分からない。伯方の塩などと嘗め比べをしたら違いは明らかで、塩以外の何かが多く含まれているせいか舌触りは優しい。だからといって、これが沖縄の「ぬちまーす」より美味しいといえば、ぼくの主観だし好みの問題といえるだろう。

 この塩できゅうりのQちゃん(佃煮)を作ってみたところ、前とほぼ同じ分量なのに塩辛さは緩い。減塩塩と比べたら美味しいと感じるけど、それとて気分の問題かも。がっつりご飯を食べたいときには辛めの方が嬉しいしね。
 悪く言うつもりはないけど、100グラムで500円の費用対効果は、ぼくに限っては自己満足の代償と割り切った方が良いだろう。

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