らんかみち

童話から老話まで

なんちゃって餃子鍋

2015年09月18日 | 暮らしの落とし穴
               

 100均で買った、なんちゃって中華鍋が実用になるとは最初から思ってなく、中華鍋を振ってみたかっただけ。実際、ちまちまして料理を作るどころじゃなかった。所詮ままごと鍋、断舎利だ、とは思ったけど、慈悲というか未練というか、もう一度だけチャンスをやった。

 ダメ元で半合以下のご飯で焼き飯と作ってみたところ、前より使える。いやそれどころか美味しかった。緩やかな放物線の鍋底のおかげか、それとも鉄という素材のおかげか、ご飯がパラパラになって中華屋のチャーハンみたいだ。テフロン加工のフライパンと比べたら拍子抜けするほど簡単にできる。

 鉄鍋って案外使えると確信したので、錆びだらけのすき焼き鍋を復活させてみた。すき焼きを作るんじゃなく餃子鍋として使おうとしたら、フタを加工しなくてはいけなかった。こりゃあ一仕事じゃないか。

 それでもなんとか出来上がったので、自家製冷凍餃子を焼いてみた。水加減と火加減、加熱時間もテフロン鍋と同じにしたけど、均一の焼け目が早くついて焦げ付きもなし。強い火じゃなくても水分の飛びが早いと感じる。したがって、やや水不足だと感じた。

 本来すき焼き鍋なので取っ手が無く使いづらいけど、なんちゃって餃子鍋でもアルミにテフロン加工のフライパンよりずっと焼き上がりが良い。ここまで差が出るとは思っていなかった。
 そうか、中華鍋や餃子鍋が鉄製なのには、テフロンで代替できないわけがあるんだ。もうテフロン加工のフライパンには戻れんぞ!

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