らんかみち

童話から老話まで

ぱらぱらチャーハンの極意

2015年09月22日 | 酒、食
            

 鉄の中華鍋といっても100均の、なんちゃって中華鍋を使うとチャーハンがパラパラに仕上がることが判明したのは、つい最近のこと。
 ガスの火力は小さい方のコンロで中火の弱火くらい。でないと、なんちゃって中華鍋の径が小さいので火傷しそうになる。

 コシヒカリのような粘る米を使っておきながらパラパラのチャーハンにしたいのなら、前もって冷やご飯に溶き卵を混ぜておくのが手っ取り早い。
 こうすることでご飯粒に卵のコーティングができ、ご飯の粘りけを奪ってしまうので失敗する心配は無い。
 ただ、そういうアプローチで炒めたチャーハンが美味しいのかといえば、ぼくはあんまり好きじゃない。

 中華屋さんのチャーハンは、粘りの少ない米を固い目に炊いて冷ましているので、炒める前に既にパラパラだ。そのご飯を中華鍋に入れて強い火力で一気に炒めるので、カップラーメンよりも早く出来上がるという寸法かと。
 われわれは家庭で普通に炊いたご飯を使ってパラパラのチャーハンを作ろうとするから苦しむことになる。そういう条件下でなら、たぶん中華の鉄人を呼んできても店で作るようにはいかないと思う。

 チャーハンをターゲットにしてご飯を炊くわけじゃないし、ジャー保温の残りご飯を使うスタイルなら、なんちゃって中華鍋は十分に機能してくれる。
 中華鍋にこだわらないでパラパラチャーハンを作りたいなら、インディカ米がお勧めだろう。テフロンフライパンを使っても、むしろパサパサになる感じだけど油との相性が良い米なので、普通の米と混ぜたら良い。ああそうなんだけど、田舎じゃインディカ米が手に入らないんだなぁ。

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