らんかみち

童話から老話まで

けっこうな事ですね

2007年10月23日 | 社会
比内地鶏の偽装さらに3種類、秋田県調査で発見(読売新聞) - goo ニュース

 名古屋コーチンは知ってましたけど、比内地鶏というを知らなかったぼくですので、このニュースにコメントする資格はゼロなんですが、それでもあえて言わせてもらうなら、このニュースは相当変! 初めは赤福事件と同じだと初めは思ったんですが、良く考えてみたら「嘘つき」意外は全く背景が異なる問題ではないでしょうか。

 知り合いに、ウコッケイ、名古屋コーチン、シャモなんかを趣味で飼っていた男がいました。その人が時々ですが場末の飲み屋に卵や肉を持って来てく、みんなで頂いたんですが、正直なところその味がブロイラーと違っている、くらいしか分かりませんでした。
 ぼくだけじゃやないです。飼っている自身が、目の前に並べて食べ比べないと、両者の違いが分からないらしかったです。

 ブロイラーっていう名前からすると、古来より日本の田舎で飼われていたニワトリとは違う種類の鳥なんでしょうね。たぶん西洋ミツバチと同じで、飼うのに都合が良くて食べて美味しいからブロイラーが一般的になったわけでしょう。

 つまり地鶏は不味いから駆逐されたわけで、「地鶏=まずい」と書いて売る付加価値商売に我々消費者が自ら乗っただけのことです。しかし駆逐したのもまた我々消費者なのですから、マッチポンプも良いとこです。

 それにしても、「名古屋コーチンの本物なんてほとんど無いよ」と云われて久しいのに、今頃になってどうしてこんな問題が?って思いますが、今まで出鱈目だった流通業界にようやくメスが入ったということでしょう。こういう事件は、暴露されないと日本に未来は無いように思えるので大歓迎ですよ。