らんかみち

童話から老話まで

一夜干し大失敗の巻き

2007年10月17日 | 酒、食
 冷蔵庫に入れて一晩過ごした「しょうさいふぐの一夜干し」は、ちっとも乾いている様子がありませんでした。朝ごはんに焼いてみたら、場末の飲み屋でお目にかかる一夜干しそのままの味の上に、開いて塩水に漬けたせいで、から過ぎてお茶漬けにしてしまいました。皮をはいでいる(フグのカワハギ)だったので開く必要が無かったんですね。

 一夜干しが大失敗のうちに完成を見たことに腹を立て、夕方のアンコウ鍋のお供にして溜飲を下げようとしたら、鍋全体に塩からさが満遍なく行き渡ってしまいました。にっちもさっちもいきませんわい!

 悔しさも夥しいので、明日は「一夜干し装置」をホームセンター辺りで探してみようと思います。なぜって、魚やイカを地面に干したら猫に狙われるからです。だからといって猫の手の届かない高所に干したら、こんどはカラスに狙われるんです。

 都会のスーパーで、活きたフグが泳いでいる横に一夜干しが売られていたりするのとは違って、田舎で美味いもん食おうとしたら大変なんです。