北海道美術ネット別館

アート、写真、書など展覧会の情報や紹介、批評、日記etc。毎日更新しています

2020年7月4、5日は計3カ所(1)

2020年07月05日 17時40分38秒 | つれづれ日録
 3月28日以来、およそ100日ぶりに1泊2日で札幌へ行ってきました。
 異動した赴任地からもだいたい1、2カ月に1度は札幌に足を運んでいたので、こんなに久しぶりなのは珍しいです。
 ついでに言えば、任地の管内から出たのも4月12日の北見行き以来です。

 いうまでもないですね。
 すべて、新型コロナウイルスが悪いのです。


 なお、あらかじめ書いておきますが、今回の旅は
「美術鑑賞を楽しむ」
というよりは
「ひさびさの列車によるの移動を味わう」
ことと
「もろもろの用事を済ませる」
ことのほうが主眼でした。


 7月4日(土)。

 午前7時44分発の特急オホーツクに乗車。
 1輛に10人足らずしか乗っていません。

 ほぼ3カ月ぶりの列車の旅は、楽しいはずでしたが、やはり札幌までの3時間半は長く感じました。

 札幌駅に着きました。



 あまりにひさしぶりなので「都会を歩く感覚」がなかなか戻りません。

 まず「Loft」に行こうと思いましたが、どこにあったのかが一瞬思い出せません。
 なんとなく思い出しても、札幌駅まわりにあった四つのショッピングセンターのどれがどこにあったのか、わかるまでにしばし時間がかかります(「昔のそごう」が「ESTA」である、ということは、札幌にいる時分は自明のことでしたが、それが自明でなくなるのです)。

 ステラプレイスのエレベーターに乗って6階で降り、無印良品の売り場を突っ切って連絡通路からESTA に入り、エスカレーターでひとつ下がったフロアがLoft です(ESTA のエレベーターは時間がかかるので、利用を避ける)。
 この順路を思い出して、ひげそり用の品をぶじ購入できたら、札幌を歩く感覚がにわかによみがえってきました。

 Loft の次は、家電量販店でSDカードを買い(たまったポイントだったので実質タダ)、大通の床屋で散髪して、富士メガネでめがねを調整してもらい、駅のコインロッカーに荷物を預け、CAI02で端聡展を見ました。
 北1条西4丁目の停留所からジェイ・アール北海道バス「啓明ターミナル行き」に乗り「南3条西20丁目」で降車。ギャラリーミヤシタで秋山知子展
 宮下さんにあいさつ。作家のU嶋さんに会いました。


 ギャラリーレタラまで歩くと、オオカミの絵を描くTさんにばったり。
 吉田茂展

 ここで力尽きました。
 やっぱり、ふだんあまり歩かない生活をしているせいか、老化が急に進んだようです。
 ギャラリー創にも行く予定でしたが、断念。

 東西線で大通に戻り、コインロッカーの荷物を出して、南北線でさっぽろへ。
 紀伊國屋書店札幌本店に立ち寄りました。
 ああ、本屋はいいなあ。
 パオロ・ダンジェロ『風景の哲学』(水声社)、長島有里枝『「僕ら」の「女の子写真」からわたしたちのガーリーフォトへ』(大福書林)、兼本浩祐『発達障害の内側から見た世界』(講談社選書メチエ)、パブロ・エルゲラ『ソーシャリー・エンゲイジド・アート入門』(フィルムアート社)、蔭山宏『カール・シュミット』(中公新書)、出口治明『還暦からの底力』(講談社現代新書)、今中博之『アトリエ イン カーブ物語』(河出文庫)を大人買い。

 東豊線で福住へ。
 イトーヨーカドー家族と待ち合わせ、ズボンなどを購入。
 札幌ドームでファイターズ戦があったわりにはすいているなあ~と思いましたが、まだ無観客試合なんですね。
 その後、3人で焼き肉。



 7月5日(日)

 家人に札幌駅まで車で送ってもらいました。

 札幌駅の宮越屋珈琲でコーヒー豆を買い求め、午前11時発の特急ライラックに乗車。

 ほんとうに、休みというのは、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

 1歳すぎぐらいの赤ちゃんを連れたお母さんが前のほうに乗っていて、そちらのほうから、ミニカー1台が列車の床を走ってきました。拾って届けてあげたら、たいそう喜んでいました。

 旭川で、特急大雪に乗り継ぎ。
 「大雪」は6月後半は運休しており、今月1日に復活したばかりです。
 こちらも1輛に7人程度。
 新型コロナウイルスの影響はまだまだ続いています。

 家人が作ってくれたおにぎりを食べ、本を読み、車窓を眺めているうちに、戻ってきました。


 拝見した三つの展覧会については、後ほど書くつもりです。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (SH)
2020-07-05 18:03:22
ヤナイさん、こんにちは。

何だかものすごい「札幌久しぶり感」を文章から感じますね。
私もレタラ、ミヤシタ、創は地下鉄駅から微妙に距離があるので、疲れてくると行く気力が湧かないことがあります。
昨日はレタラ、ミヤシタ、資料館に行ったので、相当疲れました。
SHさん、こんにちは (ねむいヤナイ@北海道美術ネット別館)
2020-07-06 08:57:32
なにせ札幌は生まれ育ったマチなので、いかにふだんは、体でおぼえているとおりに歩いていたか、ということを、あらためて実感しました。

旅先では、アタマを働かせて、駅がこっちだから、目的地はあそこを曲がって…というふうに歩きますが、札幌はなかば無意識に歩いていたのですね。
今回、その無意識スイッチが、ステラプレイスのエレベーターに乗ったあたりで、カチっと入ったようです。

なので
「あ~、ミヤシタは駅からちょっと遠いな。バスが来ればそれに乗っていこう」
という移動のコツも思い出せたというわけです。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。