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北海道美術ネット別館

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■透明書簡 瀬川葉子・糸田ともよ (8月5~17日、札幌) 2020年短い夏休み(20) 

2020年08月17日 09時09分09秒 | 展覧会の紹介-複数ジャンル
(承前)

 きのう、ギャラリー犬養で開かれている展覧会のうち二つを紹介しました。
 2階の大きい部屋では、標記の「透明書簡 瀬川葉子・糸田ともよ」が開催されています。筆者が訪れたときには、会場にはだれもいませんでした。

 このほか、1階の正面右手の和室では、個性的な水彩画や立体で知られる本田征爾さんが、1階奥のお風呂部屋では、「粒々研究所」の林美奈子さんの個展が、それぞれ開かれています。

 2階の瀬川さんは、長いブランクの後に、2010年代に入ってから精力的にドローイングの制作や発表を続けています。
 糸田さんは道内の歌壇で注目されている歌人で、瀬川さんのドローイングに短歌を1首添えています。こういうコラボは、近年では珍しいです。

 いま「添えて」と書きましたが、実際には、瀬川さんの作品の一部の色合いを薄くして、そこに、パソコンかなにかで印字した短歌を載っけるスタイルをとっています。
 もし自分が絵描きの側だったら、あまりうれしくないスタイルというか、短歌は周囲の余白に印字してもらいたいという気がするのですが、お二人で合意の上なのでしょう。

 瀬川さんのドローイングはすべて抽象なので、糸田さんの短歌の絵解きにはなっていません。ふたりの世界が火花を散らして、なかなか興味深い世界が現出していると思います。
 このブログでは短歌の引用はしませんので、興味のある向きは、下のリンク先のブログ「夜光席」をのぞいてみてください。


2020年8月5日(水)~17日(月)午後1~7時(最終日~6時)、火曜休み
ギャラリー犬養(札幌市豊平区豊平3の1)

□夜光席 http://melharp.asablo.jp/blog/

関連記事へのリンク
瀬川葉子展 一瞬の響き (2015)
瀬川葉子展「FILE」 (2015年7~8月)
瀬川葉子展「記憶に沈んだ庭」 (2010)




ギャラリー犬養への道 (アクセス)

・地下鉄東西線「菊水駅」2番出入り口から約620メートル、徒歩8分

・中央バス「豊平橋」から約300メートル、徒歩4分
「札幌駅前」(東急百貨店の前など)、「北1条」(わくわくホリデーホールと市役所の間)、「南1条」(札幌シャンテ前)などから、平岸経由以外のバスならすべて通ります。ただし「急行」は通過

・地下鉄東豊線「学園前」1番出入り口から約1キロ、徒歩13分




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